上、9月7日 下、9月8日(中国新聞スポーツ面)
夢の実現。いよいよ大詰め。
24年間の冷や飯食いから、セ界の頂点を極めるその瞬間まで、あと2勝となった広島カープ。
今夜の中日戦に勝てば、待望の優勝マジックNo1となる。まさに『王手』ということだ。
もしも、甲子園球場で巨人が阪神に敗れるようなことがあれば、その時点で高々とファンファーレが鳴り響く。
緒方監督が、多くの選手が次々と宙に舞うことになる。今夜、その感動の瞬間にお目にかかれるのか。お目にかかりたい。
そのためにも、2連勝のあとを受けた今夜の中日戦。♪ 何が何でも勝たねばならぬ ♪ 演歌「王将」の世界である。
野村祐輔投手に頑張ってもらって、先ずは自力で勝っておく。そして2位巨人の試合結果を待つ。というのが楽しみの一つである。
阪神は巨人に対して、今シーズン甲子園球場では1度も勝っていないという不甲斐なさはあるが、今夜は頑張ってほしい。
というか、プロ野球伝統の一戦と言われる巨人・阪神戦。阪神もそろそろ意地を見せないといけんじゃろうに。
今夜ばかりは、カープに絶大な声援を贈りながら、阪神にも半分くらいの声援を贈ろう。
24年前がカープの最後の優勝ということは、アタシが50歳。脂ののった働き盛りであったような。
中学校同窓会のタイトルが『人生の小休止』で、「ちょっと一休み、肩の荷を下ろそうや」という触れ込みだったのを思い出している。
定年退職という、再びめぐってきた青春を喜び、色んなこと、色んな方面に足を運び上手に遊ばせてもらて今日がある。
2度目の高齢者運転免許更新の講習案内を受け取っている。
今免許証を返上したら、手足をもがれたようなもの、もぬけの殻になりそうだ。
何が何でも向こう3年間の免許更新を果たして、今しばらく人間らしい日々を送りたい。
長く生きていれば、25年ぶりのカープ優勝という美酒に酔える。
もっとも、次の優勝まで25年かけてもらっては困るなー。せめて3・4年後に今一度……。
などと、ジコチューの夢を見ながらの昼寝から覚めて、あと2時間後のカープ対中日戦に注目である。