珍しく、上出来のタマネギ 抜いたタマネギを手に、ポーーズをとる姉妹!
6月といえば本来なら、稲の田植えや、ハスのタネ植えなど、秋の収穫を夢見て植え付けの季節と呼ぶべきである。
しかしそれは、作付面積の広大な専業農家のお話しであろう。
ところが小生のような、猫の額ほどの借り上げ菜園では、6月といえば収穫の季節である。
10月終わりに植え付けたタマネギが、今年ばかりはちょっとだけ自慢できるほどの大玉がいっぱい採れた。
よそさまでは、今年はタマネギの作柄が良くないという嘆き節も耳にして来ただけに、まぐれ当たりだったのかもしれない、と勝手に喜んでいる。ところが、肝心な調理人のカミサンは「あまりデカイと使い勝手が悪いんよ。もうちょっと小振りがいい」などとのたまう。
基肥を入れて土壌を作り、腰を曲げて植え付け、寒肥をやり草取りに手を焼き、ヨトウムシと闘いながら育て上げて出来たのがたまたまの大玉。鼻高々と思いきや、実際の使い勝手は必ずしも大を良しとしないとは。トホホホ。
でも、初めてのタマネギ抜きに挑んだ奈那さんは大喜び。カメラを向けると、可愛いポーズのお決まりで、右手の人差し指をほっぺに当てたいのに、持ったタマネギが重くて、指がほっぺまで上げられないが、ニッコリ笑顔でハイポーズ!!
お姉ちゃんは何回か経験してはいるものの、大玉の出来栄えには歓声を上げて、じいちゃんの労をねぎらってくれる。
そんな孫姉妹は6月生まれで、こちらも6月の収穫と言っても間違いではない。
抜いたタマネギ畑の横では、春ジャガが大きく育ち、こちらもすぐにでも収穫できそう。でも葉っぱの色が青いのでもう少し様子を見ることに。キューリもツルを伸ばし、初生り3本試食した。トマトも間もなく色づきそう。スイカもしっかり地を這って、黄色い花を幾つか咲かせている。それぞれに間もなく収穫を予感させる。
2歳の誕生日を迎えた妹。あと10日で6歳の誕生日を迎えるお姉ちゃん。この子らの笑顔にまた、腰の痛さも忘れるのである。