「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「風に揺れて」

2022年05月24日 | 季節の移ろい・出来事

         
                       

いつもなら孫ちゃんや孫君に誘われて歩く田んぼ道。今日は一人で日差しの中を少しだけ歩いてみた。
4月の終わりに植えられたレンコンが水面に新芽を出し、お行儀よく一列に並んで、小さな葉っぱが皐月の風に揺れている。
このお行儀良い行列が見られるのは今のうちだけで、やがて縦横無尽に枝葉を伸ばし、田んぼ一面が青葉に覆われ、秋の収穫を予感させる。
別に我がものでもないのに、レンコンの出来栄えを気にしている。というのもこの季節の田舎の田んぼ道は実に爽やかである。

レンコン苗を植付ける田んぼづくりに散々苦労した小型フォークリフトが、腕を休めるようにコンクリートのあぜ道で骨休めをしているのもまたのどかである。明日は早苗が一列に並ぶお米の田んぼを散策してみたくなる。

こうして苗を植え水を張り、時期を見て肥しを入れて成長を促す。やがて「いわくにれんこん」というブランドに乗って全国を駆け巡る。
そんな予想をしていても、台風や大雨被害で見事に予想が裏切られたり、逆に雨不足の上に太陽が照り過ぎて不作となったりする。
年間の天候に恵まれて、予想通り順調に生育するのは難しいことである。どんなに頑張ってもお天様のご機嫌に逆らうことはできない。

今日のニュースでもあったように、知床観光船の沈没という大惨事に対して、日本サルベージ会社が海底から一旦海面近く吊り上げていた事故船体を、引き揚げ港に運搬する作業中に、吊り上げていたワイヤーから外れて再び水深120mの海底に落下させるという、考えられないような事態となっているという。世の中何が起こるか予測の付かない現代社会ではではあるが、このような人災は何とかならないものだろうか、と嘆いてしまう。
生きることへの執念、仕事に対する献身的な緊張意識、責任感etc。何かが欠落しているんじゃないかねー。

コメント
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