毎年5月に行われる地域活動の定期総会を、3年ぶりに対面による会議方式で開催した。
過去2年間は対面形式では開かれず、年間事業報告、活動報告、会計報告、それに新年度に向かう事業計画、予算案などの総会議案書は作成した。それを役員さん全員に配布して、賛成・反対の書面による議決方式を取ってきた。
今年度は、コロナ感染拡大の様子を見ならがの苦しい決断ではあったが、可能な限りの時間短縮形式で実行する判断をした。
会場の作り方にも様々な工夫を凝らした。テーブルを極力少なくして、椅子席にして間隔を広げたソーシャルディスタンスの確保。窓の解放による空気の入れ替えなどなど。そんなこんな何かにつけて事務局長さんの仕事は増えるばかり。しかもこれまでにないやり方も取り入れて時間の短縮を図る。
基本的にはシャンシャンの賛成多数で全ての議案が可決承認となるのだが、問題は今日から本格的に始まる新年度の活動の内容である。
高齢化はとどまることを知らず、日々の生活の中でご近所のちょっとした気遣い、支え合い思いやる心が大切となってくる。そういった雰囲気を醸し出す役割が地区社会福祉協議会の基本線である。という私自身も紛れもない高齢者である。老々助け合いは笑い話になりそうだが、笑ってばかりはいられない。独り暮らしのお隣さんから簡単な買い物を頼まれればお手伝いをする。ときには傾聴ボランティアも。
出来ることを、できる人が手を貸してあげる。言うは易し行うは難し。
何はともあれ新年度はスタートした。何が出来るのか、何が求められているのか。目を開き、耳を澄ませて周囲を見回す。具体的な活動につなげていく。もうひと踏ん張りだろうか。出来るといいね。