見上げてごらん 初夏の夜空を・・・ 午後8時10分、西の空に三日月ならぬ旧暦四日の細い月がひっそりと輝く。
そのすぐそばに金色に輝く明るい大きな星が急接近。あわやお月さまに乗っかってしまうんじゃない?などと心配するほどすぐ近くに。
とは言ってもそれは地上で眺める肉眼のお話。実際は遥か遠くに離れているのだろうが、ヒョイと見上げた夜空に天体オンチの私でさえ、オッ!と思わせる現象に目が行った。
それからが問題である。夜空に興味を持つ孫君の母親、つまり私の娘にラインを送る。「大きく輝いているから土星か?」「いや待てよ、あれは火星かも?」。ウ~ン、火星は東の空にいるのではないか。「そうだあれは金星だね!」ということで落ち着いた。
あごのしゃくれたお月様に金星が急接近したように見えたのか、単なる目の錯覚か。いやいや錯覚などではない。お月さんの左やや上にまーるく光っている点がちゃんとカメラに納まっている。
昼間は空を見上げてもモヤ~っと霞んでいて、いつもは見えるお城山も全く見えないほど黄砂に覆われた。それが日が暮れて1時間余りの間に黄砂もどこかへ降りたのだろうか比較的澄んだ夜空の、月と星のデートを思わせる粋な演出を見せてもらった。
夜空を照らすのはこのような自然の灯りだけで十分。思わぬ天体ショーに気持ちほっこり。
人間が意図的にこしらえたミサイルや弾薬が破裂する灯りが夜空に広がる図などまっぴらごめんこうむりたい。。