本日は、人情溢れる城下町『花のいわくに』へようこそお越しくださいました。
400年の歴史を誇る岩国城のふもと、お堀や池をめぐって四季の花咲き乱れる静かな町の佇まいをご紹介しましょう。ごゆっくりご堪能下さい。
などとあふれる観光客には恵まれない岩国を、半分押し売りの如く謳いあげてみましたが、ここ数日は本当に自慢できる見ごろの花菖蒲が、優しく静かに旅の疲れを癒してくれますよ。どうぞご覧あれ!!(これもおしうり)
国の名勝「錦帯橋」を岩国側から渡って3分も歩いたところに、戦国の昔を偲ばせる武家屋敷町がある。そこにはお城を守るための人工お堀が数本水をたたえている。そのうちの一本には、職人さんの業を競う花菖蒲が所狭しと植えられ、目を見張る艶やかさを競っている。まさしく淡いピンクから濃い紫、純白に真っ黄色、カメラを向けるのに迷うほどの花盛りである。
往時をしのぶ佇まいは、今も白壁に囲まれた家々が立ち並ぶ錦帯橋奥座敷、ウイークデーともなれば訪れる人も少ない本当に静かな憩いの場である。
お堀を改良した菖蒲園も見事だが、吉香公園の奥まった一角に小さな菖蒲園もある。小さな池をあしらって多種多様の菖蒲が花を咲かせている。池の中央には松やつつじの箱庭があり、板づくりの遊歩道で菖蒲の花を間近で鑑賞できるのもまたいい。
あじさいも見ごろを迎えて、菖蒲の箸休めにピンクや空色の珠あじさいが休息を誘っている。
これはおまけです。お堀の菖蒲園の花のないあたりに見慣れぬ花が・・・と思ったらさにあらず。どこからともなく飛んできた大きなアオサギが食を求めて密かに潜伏中であった。かたや色艶やかに咲き乱れる花の根元では、野生の生を賭けた競争が繰り広げられている。鮮やかに小魚を1尾ゲット。自然の営みのの一つを見ながら、また来るね。皆さんも一度はおいでてくださいいわくにへ。
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