小さな一輪挿しが存在感を示して
今年も拙ブログにご訪問頂いた多くの皆さまに、先ずもって厚く御礼申し上げます。どうぞ、つつがなく佳き年をお迎えください。
あと数時間を残して今年も往く。山、高きがゆえに尊からずとは、NHKが放映する日本百低山踏破を目指す番組のキャッチフレーズである。
それを模して、生花も大きいがゆえに尊からず、小さな一輪挿しだって玄関でちょっとした体裁をこしらえている。
いずれにしてもいよいよ迎春準備完了。明日のご来光を拝めることに今は全ての期待をかけている。
さてこの私は、この2023年、令和5年にいったい何を残したのだろう。何をしてきたのだろう。早い話が何にもないやね。
たとえ何がしかの足跡を残したとしてもだ、明日と言う新しい年に向かう希望の前にはちっちゃな存在でしかない。ということは、今年よりもさらに来年の飛躍を約束しているかに聞こえるが、この脚力、この体力多くを望むのは酷というもの。か~るくいこうか。
ただ一つだけ懺悔にも似た繰り言を並べるとすれば、年なりに見舞われた病と向き合う精神的重圧に負けかけてやしないかい、ということか。
気持ちの奥には「病気になんぞ負けてたまるか」という信念めいたものはある。闘いのグラブをはめてファイティングポーズをとってみる。恰好だけはまあまあ見られるが、足下は覚束ない。一発食らったらハイ!ソレマデヨ!てなことになり兼ねない自分をよく知っている。記憶力をサポートするセコンドが必要になっている。セコンドは他人じゃ無理かも、ときおり選手から怒られながらも必死にセコンドたらんとするカミさんに頼むしかない。
そんなことを考える今年の後半であった。
こんな諸々を往く年の最大の出来事として全て持って往ってもらおう。そして来る年はもうちょっと明るい、元気の出る出来事をいっぱい持って来てもらうとしよう。ただ受け入れる体勢と足腰を固めるためには地に足を付けて、というところか。
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