昨日の昼食は弁当でした。
「農天市場」は開店二日目だと言うのに、スベルべトーちゃんは午後から共同作業で農道や、
水路周りの草刈り作業に従事しなければならない。
そこで、午前中には出来うる限りの開店準備をして、後事はスベルべママに託す。
一人での開店準備中にスベルべママが農天市場に顔を出し「私は家には帰らないでここでご飯も食べる」と言う。
そして、スベルべの昼食は「お弁当をテーブルに出して置いたからね」と言う。
帰宅して食堂に上がると、なるほど弁当と、みそ汁まで準備されている。
ふむふむと半ば感心しつつ、そして、農天市場を見ながら一人で昼食。
夫婦は貧乏性と言うか、主義と言うか、安易に食べ物は買っては食べない。
そして、「食こそ生の原点なり」と言う考えが共通の二人の認識だから、食をおろそかにすることは無い。
この弁当もほら、結構バランスの良い組み合わせでは有りませんか。
左上の白い大きなものは、ラップに包まれた大きな日の丸お握り、梅干入りですよ。
その上の焼き海苔に包んで、お握りを完成させて食べます。
やはり、我が家の野菜が主体だけれども、豚肉やた茹で卵も配され、バランスが考えられている。
みそ汁の具も我が家のキャベツが主体の具ですよ。
ご飯を食べながら、「農天市場」を見ていると、次々とお客さんの自動車が入ってきます。
営業開始二日目だけれど、杞憂していた大規模スーパーの開店もなんのその、大健闘の農天市場です。
安心して、さて、草刈りの準備をしようかと思っているとスベルべママから携帯に着信。
「トーちゃん!すぐ来てートーちゃんのファンだと言う方がいらっしゃっているよー!」
駆け付けると川越ナンバーの乗用車が駐車していて、ご夫婦が笑顔でスベルべを迎えて下さった。
「はじめましてー、ガッカリしませんでしたか、こんなオジーさんで」と、帽子を脱いでご挨拶。
本当のところは分からないけれど「ブログにご本人は出ていらっしゃらないですからねー」とおっしゃる。
うふふ、ロマンチックなブログに似合わない人物の登場に戸惑われたのかな(笑)。
共同作業の集合時間が迫り、しかも、長岡からの嬉しい常連さんの来店も重なり、挨拶もそこそこに去らざるを得なかった。
昔、誰かさんの随筆を見て笑ったことが有ったけれども、有名作家のその息子の同級生が、
「お父さんに会わせて欲しい」と、その家を訪ねると、件の大作家は折りから、畑で農作業中。
肥桶を担いでいたばかりでは無くて野太いおならを「ぶー」とかまして、
大作家に憧れていた少年は、がっかりし、すっかり落ち込んでしまった。なんてのが有ったなー(笑)。
ま、事情に多少の違いは有るかも知れないけれど、スベルべの存在もそんなものでしょう。
みなさん、初対面の際にはショックを受けないように、心の準備をしていて下さいね(大笑)。
変な禿げ頭のさえない初老の人物ですからね、実像は(笑)。
草刈りの最中にも、道すがら立ち寄りましたがその際も友達が家族でお出でになっていました。
二日間の営業中に、懐かしい常連さんはほとんど顔をお見せ下さいましたから、嬉しく、そして有難いことでした。
梅雨空も今朝は晴れ上がり、さわやかな朝を迎えています。
三連休の最終日だけれども、今日の農天市場は休みとします。
美味しくて安全な野菜を供給するための畑仕事も待っていますから。
おっと、そう言えば作業後の懇親会の最中に「越後の台所 すずきち」さんのマスターからも電話が有ったっけ。
「もう、スズデリの野菜が足りなくて、足りなくてー」なんて嬉しい悲鳴を聞かせて下さいましたよ。
午後、いらっしゃると言うから、二人とも、いやスベルべママも一緒に、
心の休養、エネルギー補充として山の畑にご一緒しましょう。
本当の休日なんて雪が降る年末まで、取れない多忙な日々のスベルべ夫婦です。