畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

甦った「ロシナンテ」

2012-07-24 05:04:46 | オートバイ

 数日前から地下で埃にまみれて眠っていた「ロシナンテ」ことホンダスティード600の手入れを始めた。
畑仕事が一段落し、ようやく気持ちに余裕が出てきたことが一つの要因。

 そして、春先から悩んだ「頚部脊柱管狭窄症」によると思われる握力低下からの復活。
右手の握力が半分以下に低下し、箸が満足に使えず、字さえ満足に書けないような状態が解消したのです。

 満足で無い右腕でさつま芋の畝を作るのには難渋し、背中の筋肉がパンパンに強張ってものでした。
もう一生こんな状態で暮らさなければいけないのかと思ったけれども、多忙すぎて悲しむ間も無かった。
そんな、くよくよと悩む時間も無かったことが幸いしたのかなー、いや、飲み続けている薬の効果かな。


 昨日の午前中はケーブルテレビの「魚沼農業日記」の収録日。
キャベツの苗の作り方とか、草刈り機のメンテナンス、刃の交換方法、実作業のコツ。
等々をそつなく、話し、うん中々良い番組が出来たぞ。なんて自己満足。

 十一時を少し回ってクルーがお帰りになったら時間に少し余裕が出来た。
「ゴッポ蕎麦を食べに行くか?」とスベルべママに提案し、晴れて「ロシナンテ」の出番が来たのです。
25キロほどの道のりを快調に飛ばし、「鏡が池」のほとりに建つ蕎麦屋さんに到着。


 少し手を付けて食べちゃったけれども、これがここの名物「ゴッポ蕎麦」です。
もちろんと言っては恥ずかしいけれども、スベルべトーちゃんは例によって大盛りです。

 変わった蕎麦の名前の語源は蕎麦の繋ぎに「ヤマゴッポ」と呼ぶ植物の葉の繊維を繋ぎに使うことから。
「ヤマゴッポ」は「オヤマボクチ」の地方名。

この植物の葉を乾燥し、揉んで採った繊維が、火打石から飛んだ火花を火に変える「火口(ホグチ)」として、
使われたことからの名前だと言うことです。

 実は、ここ国道252沿いの店がスベルべの頭に浮かんだ理由はそれだけでは無い。
昨日の朝早く、下の娘が三人パーティーで「浅草岳」を目指していたのです。
運が良かったら、どこかで合流できるかな。なんて思いも有ったのでした。

 途中で問い合わせの携帯からの連絡は有ったけれども、その後の連絡は無し。
ま、「便りの無いのが無事の知らせ」なんて思って、敢えてこちらからの連絡は取らなかった。
でも、実は「浅草岳」登山は昨年の水害の痕跡と、残雪に阻まれて頂上を極めることは出来なかった。

 そんな電話が入ったのは午後四時を過ぎていました。
その後、温泉で疲れを癒して帰って来た、メンバー三人を加えて久しぶりに賑やかな夕食。
「また、顰蹙をかってしまったかなー」と、スベルべママは帰る娘達を見送りながらポツリと。

 久しぶりの賑やかな夕食に喜び、スベルべママは食べ物の話し、スベルべトーちゃんは山の話しと、
夫婦二人のトークショーのようになってしまった、何時もの反省を忘れた会話になっていたのでした。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする