昨日の昼過ぎ、はでなセレモニーも無く静かに「農天市場」がオープンしました。
今年は、オープン六年目に当たります。
「居酒屋猫まみれ」さんから頂いた、彼女ご自身のデザインによるオリジナルの幟が目立ちます。
そして、スベルべ夫婦はこれも作って頂いた、マックスマーク入りの揃いのТシャツで店に立つ。
一枚が畳一畳分のコンパネを使った手作りの看板も、オープンに合わせて急遽設置。
これは三年目になるのかな、少しくたびれて来ていて、今年で寿命かな。
この角度から見ると、すぐ向こうにガソリンスタンド有った。
でも、昨年の大水害で大きな痛手を被り、営業中止の廃業ということに。
従業員たちとも、結構良い関係を気付いていましたからやはり、ちょっと寂しい事。
雪の多さが尾を引き、開店は結局例年よりも半月ほど遅れましたね。
ようやく、自家産の野菜が取れ始め、オープンにこぎつけたのでした。
あまり目立たないけれども、昨年との大きな違いは念願の水道を引いたこと。
ガソリンスタンドの廃業にに伴い、撤去されようとした水道を、
延々136メートルも引っ張る大工事の末に、農天市場オープンに間に合いました。
今までの、手もみポンプも健在ですからツーウェイ水源ですよ(笑)。
水道の導水管は径が25ミリですから、食べ物系統の店を作る際も不自由は無いはず。
自分でレストランをやると言う夢は潰えたけれど、誰かにやってもらっても良い。
それだけの条件はようやく整ったとは言え、「遅かりし由良之助~」だったかな(笑)。
ま、ともあれ、よくぞここまで五年間も農天市場をやってこられましたね。
特に、協力者である唯一の店員スベルべママの奮闘は目覚ましく、ここで感謝を書きましょう。
退職する二年前までは、フル勤務の末に週末の農天市場を手伝ってくれたのでしたから、
七月から十一月一杯の五ヶ月間は、休日ゼロの労基法違反で頑張ってくれました。
何回も書きましたが、農天市場そのものの利益なんて、有るか無いか分からないほどの微々たるもの。
でも、農天市場の営業を通じて得た、友人知人の数は多くて、大きな財産となっています。
お陰さまで長岡の飲食店関係者とも付き合いが出来て、取引額も大きくなっている。
その他にもJAのAコープ、そして直営の「百菜花ん」と言う直売所ともつながりが出来て、
出来た野菜の出荷先に事欠くことも無くなってきたので「農天市場」を閉鎖しようか、
なんてスベルべママには言うのだけれど「原点を忘れないで、ここが原点でしょ」、
と、強く言ってくれるので引っ張られるかのように頑張っています。
営業開始から六年目ともなると、それにつれて、年齢も重ねた訳だけれども、
そんなことからも、今後も出来うる限りの努力は続けることにします。と、覚悟も新たに(大笑)。
スベルべママにはいっそ、農天市場を閉鎖しようか、なんて半ば本気でスベルべは言うけれど、
「トーちゃん、ここがトーちゃんの原点でしょ、大切にしなくちゃ」の言葉に頷く私~♪(笑)。
ま、死ぬまでやらなくちゃいけないようですよ、何年持つかは見当もつかないけれどもねー。