畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

父の残したもの

2018-03-11 04:59:46 | 暮らし

家の中の大整理はまだ終わらない。

以前、本・雑誌類の整理時に縛っておいただけにしていた父の俳句の同人誌。

 

何時の日にか纏めようと思いつつ何年も経ってしまった。

 片付けざるを得ない事情に押されてのことだけれど、今年は父の17回忌で、それには間に合ってよかった。

 

  亡くなる前年かな。3月31日生まれで、(より、九十歳と書いてある)。

晩年は、思考力も文字も乱れを見せていた。それでも、俳句だけは詠もうとしていたのだった。

 

とりあえず、エクセルで整理し、次にワード形式にまとめた。

晩年は、家族で推敲したり、葉書きには清書して上げたりもしていたのだった。

 

クローバの四葉老いには見当たらず       ばん菊に自分の姿見るごとし

雪ふりて亦無為の日の増えてきし         行く年の九十歳で何もせず

雪ふりて亦無為の日の増えてきし

山畑の西瓜狸と分かちけり

     
 何首か抜粋してみました。

もっと、丁寧に保存していたら、句集として纏められたかもしれないが、いかんせん残っている句は少ない。


コメント
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