家の中の大整理はまだ終わらない。
以前、本・雑誌類の整理時に縛っておいただけにしていた父の俳句の同人誌。
何時の日にか纏めようと思いつつ何年も経ってしまった。
片付けざるを得ない事情に押されてのことだけれど、今年は父の17回忌で、それには間に合ってよかった。
亡くなる前年かな。3月31日生まれで、(より、九十歳と書いてある)。
晩年は、思考力も文字も乱れを見せていた。それでも、俳句だけは詠もうとしていたのだった。
とりあえず、エクセルで整理し、次にワード形式にまとめた。
晩年は、家族で推敲したり、葉書きには清書して上げたりもしていたのだった。
クローバの四葉老いには見当たらず ばん菊に自分の姿見るごとし
雪ふりて亦無為の日の増えてきし 行く年の九十歳で何もせず
雪ふりて亦無為の日の増えてきし
山畑の西瓜狸と分かちけり
何首か抜粋してみました。
もっと、丁寧に保存していたら、句集として纏められたかもしれないが、いかんせん残っている句は少ない。