畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

呑兵衛耳に痛し

2018-03-02 12:28:46 | 暮らし

  やはり、「サヨナラダケガ人生カ」の中の一編。

いやはや、呑兵衛にはいたく耳の痛いところを突いてくるなー。

 

 こう訳すとかなり分かります。

北見市の彼女たちでも無いけれど「ソダネ、ソダネ」の世界です。

 

  ありゃー、そこまで言うかよ。って感じかな。

昔、べろべろに酔ってしまったスベルべは、謹厳実直な亭主を持つ女性に言われてしまった。

 スベルべさんは、酒を飲んでいるのでは無くて、酒に飲まれている。

うるさいっ、酒飲みの亭主も持たずして、酒飲みを分かったような言葉で言うな。

 なーんて、酔った頭で考えていました。いえ、自分で言うのも何だけれど、酒品は悪くは無いですよ。

あの時は、宴会の席で新潟県山岳連盟の会長と話す機会が有り、感激のあまり飲み過ぎちゃいました。

 なんと、その時の会長はスベルべの高校の先輩だったのです。(優秀な先輩は教師の道を歩かれました)

緊張して、挨拶に伺ったところ、望外に気さくなお言葉を頂き、自宅に遊びにまで誘われ・・・・。

 一気に舞い上がって喜んだスベルべは、そのハイテンションな様子を見て注がれる酒を全部飲み干したのでした。

こんな失敗が何回かあったけれども、心配していた、後輩の消息をその義母に知らされた時も同じ。

 どうも、感激すると、一気に束縛、自制心が外れてしまう。

若い時(本当に若かった時)は、記憶が飛ぶなんて事は、言い訳かと思っていた。でも、やはりあるんですねー。

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連載141「イワシの梅煮」(その2終わり)

2018-03-02 04:34:27 | 食べ物

     (イワシの写真が無くて秋刀魚で代用。次には秋刀魚のお話も)

       イワシの梅煮」(その2終わり)


 でも、昔を懐かしんでいるだけでもつまらないから、昔作った「鰯の梅煮」でも紹介することにしましょう。

今は高級魚の仲間入りをするほど漁獲量が減り、値段も高くなったが、

安価だった時代も、「鰯」なんて大好きな魚の一種だった。


 綺麗にプラスチックトレーに入れられラッピングされた鰯が安いと、

鮮魚コーナーの担当に「どうだい。箱で売ってもらえないか。」と交渉する。

鮮魚コーナーの担当者も、仕入れた鰯が鮮度の落ちないうちに売れるのは嬉しい事だったのでしょう。

簡単に交渉に応じてくれたもので、買い手のこちらもシメタとばかりに箱を抱えて帰ったものでした。


 その頃得意だったのは「鰯の梅煮」だ。

三、四十匹の鰯を筒切りにして内臓を抜いて処理し、良く水洗いをして鍋に整然と並べる。

そして、並べた鰯の上に、梅干しも並べる。紫蘇の葉が混じっていたら、勿体ないからそれも同じに上に載せます。


 圧力鍋でも良いのだが、骨まで柔らかくなるように仕上げる。

醤油で味を調え、仕上げると、おかずにも酒の肴にも合う。

そう、例えたならば「鰯の缶詰」のような味でもあるけれど、いわゆる缶の臭みも無い、それは美味しいものになるのです。

            (終わり)

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