先日、友人から山友達の33回忌の案内を貰った。
本当は一昨年が遭難死から32年で、33回忌だったが口の端には登りつつも遅れていたのだった。
会場は同じく山仲間の経営する浦佐駅裏のラーメン屋さん。
いやー、それにしても懐かしい顔ぶれです。そして皆がぽつりぽつりと思い出話をする。
あれは33年前の夏、お盆のさなかの15日の事だった。
今回も出席した二人と組み3人パーティーで越後三山縦走の途中に転落してしまった。
幼少の頃、重度の火傷を負い身体的なハンディを背負ってしまった彼。
人懐こい性格で皆に愛されていた。スベルべと今回欠席のもう一人の3人パーティーで縦走に挑んだ。
滅多に人の入らないと言う、巻機山から巻機連峰を歩き、笠ヶ岳、朝日岳、蓬峠を通って谷川岳が終点。
4泊5日の計画だったかな。雨にたたられて、コースをショートカット。白毛門から土合に下山したのだった。
そして、酒が好きで、結構それに関するエピソードも皆が披露する。
しんみりとしていたが、そこは酒の力の良い所。次第に可笑しい話も飛び出してくる。
最後は山の歌の大合唱となった。これも音痴だった個人には供養になるかも知れない。
谷川小唄、巻機山麓の清水集落の巻機小唄を歌って終わりに。友よ改めて君の優しさが思い出されたぞ。