今年も我が家の「八珍柿」がたわわに実をつけてくれた。
名前の由来は、種が無いことから越後七不思議に次ぐ八番目の珍しさからだとか。
「平核無(ひらたねなし)」とも呼ばれますが通称は「はっちん」です。
アルコールなどを使って渋抜きする渋柿。この方法は「さわす」と表見されるが方言かな。
軽トラに枝切、園芸用三脚などを載せて柿の木に到着。
我が家から数百メートル離れた畑に有ります。スベルベが植えたのだが何時だったかは忘れてしまった。
この枝切は、三段式に伸びるのだが切る力が弱いのが欠点。
そして、切った枝を掴んで引き下ろせることになっているのだが・・・。
枝切りの掴む力も弱くて、途中で落下するケースがほとんど。
激しく落下すると、大切な八珍柿に傷がつき、渋抜きは難しくなる。
二人の娘がそれぞれ子供、スベルベにとっては孫の男の子を連れて収穫に。
娘たちは、この八珍を発酵させて「柿酢」を作って使うこともしています。
昨日、ホームセンターに行くと「渋抜き用固形アルコール」を発見。
渋抜き専用の焼酎も並んでいましたが、アルコール度数は47度と高かった。
昔は秋になると競って八珍柿をもぎ取り、渋抜きをして食べていました。
今は収穫せずに木、そして枝いっぱいに実をつけ最後までそのままの姿も見る。
時代が変わってしまい、渋抜きをする事も、ましてや手のかかる干し柿などする人も少なくなってしまったのですね。