朝になると、家の裏が賑やかになる。
朝食なのか、スズメたちがシソの実を食べようと群がる。
家の裏には、植えた青シソが1本と、自然に生えた赤シソが10本以上も。
賑やかな朝食風景に見えるが、カメラを向けると気配を感じて、飛び立ってしまう。
昨年は近くの水田に雨により刈り遅れた稲があり、スズメたちの餌場となった。
今年は、天候も良くて稲刈りは順調に進み、刈り残された稲などは無くて、いつも通りの秋。
亡父が母が好きだったと、母の没後に植えたムラサキシキブに留りくつろぐスズメ。
間もなく、地面がすべて白い雪に覆われる冬がやってくる。スズメたちのピンチです。
漂鳥に分類されるスズメだから、冬は雪のない場所に移動したらよいものにといつも思う。
雪の中でも移動しない頑固者もいて、わずかに地面が見える道端で餌を探したりする。
近年は巣作り、子育てをする環境も、瓦ぶきの屋根が減って少なくなってしまった。
昔と比較すると、明らかに見かけるスズメの個体数は減った。絶滅危惧種になりかねない状況です。