山芋は十分に掘ったし、もうおしまいにしようと思っているのだが・・・。
天候が良いと、つい山の足が向かう。しかも前回掘った周りに気になる蔓もあったのです。
たまには、こんな僥倖を得ることもあります。目的の一本を掘り始めたらその後ろにもう一本。
どう見ても、雑木に絡みつく蔓は一本しか見えないのに不思議です。蔓が切れたのでしょうね。
そんな、僥倖も最後まで生かしきれなかった。
2本を掘り上げることは出来たけれども、肝心の先端まで到達できなかった。
悔しくて、その後に掘りだした先端部分をくっつけてみたり。
それにしても、十分な太さの山芋です。10年以上は人の手に触れていませんね。
こんな、山の主かお化けかと思えるような大物も掘りました。
最後は固い砂礫の層に当たり、大きく手を広げたような形になっていますが。
スベルベは、昨年からフェイスブックも始めています。
フェイスブックもSNSを代表する部分もあり、数多くのコメントも寄せられる。
中には、掘った跡の穴の後始末の心配をしてくれる、親切?なコメントも。
「小さな親切大きなお世話!」というやつです。お節介な人も多いものですね。
スベルベは掘った跡はできるだけもとに近い形にまで埋め戻す。
そして、資源保護のために、青首と呼ぶ上部を折って埋め戻しておきます。
次に掘るのはスベルベとは限らない。誰が見つけるかなんて分からないのです。
それでも、これも大切な山菜の保護のためです。こんなことも考えられない人は山芋を掘る資格もない。
今も雨は降っていて、今日は外仕事は無理かな。一人で出かけるスベルベママには宿題をもらっていますが。
山菜は採る人自体が減ってしまい、資源保護なんて声高に言わなくてもよい時代になってきています。
昔、魚沼では食べなかった山菜に「コシアブラ」がありました。今の世ですからたちまち情報は拡散しましたが。
スベルベも知らないで、食べなかった時代に、春先に太い木が切り倒されていて驚きました。
この地域の人間の仕業ではなかったと思いますが、手が届かずに採るために木を切り倒した不埒者がいたのですね。
天に唾する行為だと、後から切った理由が分かり、憤慨したものでした。
スベルべさん山芋掘りを語る、ですね。そうですよね、山菜もそうですが山椒など木の芽を採る時は全部採らないで残して置くことが大事ですね。翌年の事を考えて、です。最初の人が残して置いても次々に来る人が残っているのを採ってしまうので木が枯れてしまうんだとか聞いたことがあります。畑の大根も抜いた後は泥棒じゃないんだから穴を埋めて置かないといけないなんて言いますもんね。それにしても掘れば掘るほど出て来る山芋、自然の恵みですね。これからの為に蔓先を埋めて置くのは山芋彫りのお手本です。