8:01 発車の電車がホームに入ってきます。
雪崩止めのためコンクリート柵の上に作られた鉄製の格子のこちら側に電車の屋根が少しだけ。
ホームの除雪で雪を投げ上げた事も有り、電車をも覆い隠すほどの雪。
駅構内の雪もこの程度が平年並み。
電車の行く手をご覧ください。
電気の架線を支える電柱も半ばは雪に埋もれています。
その先の上下線に信号機が見えます。
語り継がれている昭和56年の豪雪「56豪雪」時には信号機まで雪に埋もれ掘りだしていた。
定時に発車した電車は駅構内を出て、窓までの深さの雪の中を走ります。
雪国の鉄道の車窓風景はきっと一面の雪の壁。
カメラを回して、線路とは反対側の右手になる国道17号線。
こちらも、積雪とロータリー除雪車が投げた雪で、大型トラックの運転席の一部が見える程度。
農天市場と、その前に有る魚沼市の立て看板は半ば、いや、それ以上の雪に埋もれています。
今までのいずれの写真も我が家の食堂からの風景です。
どうですか、なーんにも無いけれど雪だけはたっぷりありますよ。
新幹線と在来線を乗り継いだら、二時間足らずでこんな風景に出会えます。
何ならば、食堂の窓を開け放ち、冷たい風の中で雪見酒って趣向も。
「56豪雪時」に災害派遣された自衛隊員は「この雪は何年くらいで無くなりますか」と聞いたとか。
なーに、こんな雪も残ってもらいたくても五月になったら溶けて無くなります。
夏場にお出でになり「ここまで雪が有った」なんて聞いてもきっと実感は無いはず。
「百聞は一見にしかず」です。
お出でになられたら、駅のホームまでゴム長、防寒靴持参で出迎えます。
なーんの心配も無く、寒さ対策だけはしてお出で下さい。
さて、一昨日マックスの辿り着いた「老人憩いの家」にお礼に向かった際の雪道です。
山中、谷に入ったこの地域は積雪が一段と多いです。
時間が取れたら、こんな豪雪地帯にもご案内いたしましょう。
マックスはまだ夜も明けきらぬ闇の中のこんな雪道をとことこと15キロも歩いたのでしょうか。
人づてに聞いたところでは新聞屋さんが、国道を走り去るマックスを目撃したとか。
今持って、不思議で冒険劇の一部しか解明できないマックスの行動でした。