畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

我が家が「出前講座」の会場に

2013-02-20 05:12:19 | 暮らし

 先日我が家で、北陸農政局による「出前講座」が開かれた。
妻の友人たちの呼び掛け合いで、10人のメンバーが参集。
お茶の間と座敷を繋ぎ臨時の勉強口座の開催です。


 持参のパソコンとプロジェクターで説明の準備。


 本日のテーマはと言うとハイ、ご覧の通り。


 私も少し参加し、興味を引かれたのはこんな説明。
うーん、なるほどー、食料自給率の国別の変遷のグラフなんて興味深い資料ですねー。


 北陸四県の県別の自給率なんて、さすがと言うか北陸農政局ではの資料でしょう。


 ほらほら、食べ物を粗末にしてはいけませんよ。
一概には言えないけれども、この黄色に塗られた部分が残した食べ残しや廃棄物ですよ。


 スベルべが思わず身を乗り出すような項目も。
ホント、スベルべトーちゃんなんて冗談ばっかり言っているようだけれども、
芯は真面目、真剣に食に取り組もうって精神だけは十分に持ち合わせているんですからね。

 ただ、冗談ばかりの普段のスベルべの話題にこんな真面目な側面があるなんてだーれも知らないのよー。
今度、お招きいただけたら、私が食育の講師を務めましょう(大笑)。
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スノーモービル借りようかな

2013-02-19 05:50:36 | 暮らし

 「スノーモービルは動くの?」と言う問いに「16日に動かしてみます」との返事。
その日はパートも休みなので、スベルべママ、マックスと「イチカラ畑」の若者たちを訪ねた。
ロータリー除雪車で、除雪はされているとは言うものの、旧牛舎は屋根まで届くような雪。


 スパークプラグを抜き取ってストーブの上で焼き、カーボンを取ったりして整備。
何回かスターターのロープを引くと、轟音と白煙を上げてエンジンは力強く始動。
ようやく、表に引き出し、雪の壁を崩して、上の雪原に上がろうかと言う考え。


 「建物の反対側の斜面だったら登れそう」と言うスベルべの提案に方向転換。
マシンはかなり古いけれども「ポラリス」ってアメリカ製かな。


 先を確認するかと思って見ていると、そのまま突進。
そして、柔らかな雪に突っ込んでしまい進退不能。マックスも不思議そうに見ています。


 スベルべと「イチカラ畑」のリーダーの二人で手でようやく方向転換。


 再び轟音と共に元の場所へと移動です。驚いて後ずさりするマックス。
この後、先程崩した雪の壁を一気に駆け上がって、雪原を勢いよく周回し試運転は完了。

 そのうちに、機会を見てこの「ポラリス」を借りようかと思っています。
借りたら、積雪2メートルの夏場の農道を登り、山の畑を見に行きましょう。

 さて、スベルべママはタンデムでオーケーだけれど問題はマックスです。
はたしてスベルべとスベルべママの間に座ってくれるでしょうか。
深い雪の中を老犬歩かせて、無理をさせてはいけませんからね。
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「牧之通り」を歩く

2013-02-18 04:30:00 | 旅行

 先日「卵かけご飯」を食べに行った際に帰り途に立ち寄った「牧之通り」です。
江戸時代末期の文人で「北越雪譜」で雪国の暮らしを紹介した「鈴木牧之」はこの地で生まれ育っています。


 民家、商家はもちろんのこと、郵便局なども白壁と黒塗りの柱で統一されている。
こんな通りが旧塩沢町の旧国道沿いに数百メートルにわたって展開されています。


 雪国の代表として「北越雪譜」では紹介されているけれど、雪は少ない。
丁寧に除雪されている事も有るけれど、山が開けていて元々降雪も少ないのでしょう。


 見事な建物ですよね、これは何と「塩沢信用金庫」の建物です。
もちろん現役の金融機関だけれど、「両替商」なんて看板が有るし、扉なんて土蔵造りです。


 誰が考えたのか、地域一帯でこの地を盛り上げようと言う心意気が伝わります。


 さりげなく、こんな昔の暮らしの道具が下げられていました。
これは「すかり」と言う雪を踏んで道にするための道具なのです。

 「越後の馬鹿雪一晩三尺」の世界では普通の「カンジキ」では埋まって歩けず、
「カンジキ」の上にさらにこの「すかり」を着けて最初に道を踏み、さらに仕上げに「カンジキ」で踏んだのです。


 この日は、駐車場に大型観光バスが三台止まっていて観光客も結構大勢で歩いていました。
特に中国系の客人が多く、雰囲気・服装から大陸系では無いと感じました。


 蛇足ですけれども、こんな木札が下がっていたので紹介します。
この日は、客人との約束も有り早々に立ち去らなければならなかったけれども、
「牧之記念館」なども面白い展示物が沢山ありますよ。
興味がお有りでしたら、今の雪の季節に訪れられたら風情、雰囲気を強く感じられると思います。 
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「イヌワシ」の来る里

2013-02-17 04:27:48 | 自然

 先日の朝の事、家を出て山の方向に目をやると空を飛ぶ大きな鳥の姿。
話し二は聞いたいたけれども、これがその話題の主、「イヌワシ」に違いない。
倍率にして18倍と言う私が持っている最大望遠レンズのカメラを持ち出し留った樹上を写す。


 その朝は寒さも緩み、急斜面の雪が底雪崩となって落ちるような朝でした。
急斜面を望み、谷を分ける尾根の上にはコナラの古木、大木が有り、谷を見下ろすには最適な場所です。


 駅まで歩いて近づきましたが、望遠レンズの性能の限界でこれで最大の姿。
飛ぶ姿も雄大でしたが、木に留っても「トンビ」などとは大きさが一回りも二回りも大きい。


 尾根には「イヌワシ」が飛来し、沢付近、急斜面は「カモシカ」の王国。
こんな自然が、とんでもないほどの山奥では無い(筈?)の、我が家のすぐ目の前に展開されています。
だって、山裾にはJR上越線が走り、そしてそこから2~300mで国道が走っているのですから。

 これは昨年の四月末頃の写真です。
気温が10度近い日々が続くとこんな風に急斜面にへばり付いた雪もほぼ落ち切ってしまう。

 もう少しでゼンマイが顔を出そうかと言う時期でしょう。
この左上の、雪も木も見えない斜面は中越地震の際に崩壊したところです。
ここに登るのは私を含めて何人も居ない。いや、ひょっとしたら私の他はカモシカだけかも知れません。


 先程の畑所の下手、北西方向の尾根ですが、こちらも大木が伸び放題です。
個人所有だった昔は、薪用に雑木を切りだしていたけれど、時代の流れと国鉄が買い上げたために荒れ放題。

 国鉄は、この山裾を走る線路を雪崩などの災害から守るために「鉄道防雪林」として買い上げたのです。
でも、合理化、民営分割化などを受けて、管理はおろそかになり荒れ放題と言った感じになっている。

 あ、余談ですけれども、この尾根に二箇所の窪みが見えますが、これは人為的な工作物と言われています。
江戸時代よりも、もっと古い戦国時代の事かも知れませんが、敵の侵入を滞らせるために掘った、
「空堀」ではないかと言われているのです。

 なるほど、尾根を下から駆け上がる外敵をここで迎え撃つには効果のある仕掛けだったのかも知れません。
私のいつもの話で、当初から話題が逸れてしまったけれども、ロマンに満ちた我が里山です事。
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サンマ~ルツァ~ノ~♪

2013-02-16 05:27:19 | 野菜

 ネットで見つけた種子の内、「品切れ入荷次第後日発送」と言う一品が届いた。
『サンマルツァーノ』と言うトマトの種です。


 いやー、待望の種であり、嬉しかったですねー。
しかもご覧下さい、グレーの欄を。なんと550粒も入ってお値段は472円!

 一粒1円にも満たない驚きの価格。あの甲高い声で社長自ら宣伝する○○○ネット○○○並みの安さ!
そこで単純なスベルべトーちゃんは思わず嬉しくなって「サンマルツァ~ノ~♪」なんて歌が出たって訳(笑)。


 「このトマトの存在がイタリアをパスタ大国に導いた」なんて凄い惹句。
いや、何ね、実は昨年も一昨年も苗を買って試験的には作っていましたよ。

 でも、長岡の懇意にして頂いているシェフも欲しいと、ご自分でも植えたけれども上手く行かなかったらしい。
そこで、栽培を打診されたりもしているのです。
彼は長岡のシェフ仲間に顔が売れていますから、きっと何店舗もの注文をまとめて下さるでしょう。
って、これこそ「獲らぬ狸の皮算用」ではありますが(大笑)。


 この「サンマルツァーノ」は元々イタリアの種苗会社からの輸入品。
彼我の国別の野菜種子の値段格差には驚いてしまいますね。
この国産トマトの種子価格なんて、15粒で525円と言う驚きの安さ!元へ高さ!(笑)。


 公平に別の国内業者の物もお見せしますがこちらは18粒で577円ですから単価的には似たようなもの。
この価格差って何なんでしょうねー。あ、もっともこれらの国内種苗会社の種子も「原産地タイ」なんて有りましたが。

 昨春だったかな、余りにも単価の高いニンジン種子の価格に驚いて、種苗会社に電話して喧嘩になったっけ。
スベルべの疑問と抗議の声に「輸入コストがかかるから、そないなるんですぅー」なんて言われたっけ。
物の価格設定は難しく、業者にとっては正に死活問題なんでしょうけれどもね。

 ジャガイモも種イモも、他の品種に遅れて「インカの目覚め」「シャドウクイーン」「ノーザンルビー」が配達された。
ジャガイモの種イモ価格も一般会社に比べて我がJA殿は、四分の一程度の低価格。
種苗会社の種イモの価格を見ると、目がくらむようですよ。
スベルべのように120キロも揃えたら、それこそ「農天市場」も破産もの(大笑)。

 ま、今日も大雪注意報が出ているけれど「サンタ~ルチ~ア サンマルツァ~ノ~♪」と鼻歌で行きましょう。
気温が確実に上がり気味で、日も長くなり春の到来もわずかながら感じられます。
馬鹿なことをジョーク交じりに呑気にアップできる時間も次第に無くなっちゃいますねー。
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