畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

一年生たちの可愛い礼状

2014-11-16 04:17:13 | 暮らし

 木曜日に小学校へバドミントンの指導に出掛けると、嬉しいプレゼントを頂いた。
先日、一年生たちが作ったさつま芋を、焼き芋釜持参で焼いた時のお礼の手紙集です。


 一年生達16人は、焼き芋釜が温まるまで、紅葉の木の葉を集めてお面を飾り付け。
そのお面を冠って、全員で「はい、ポーズ」。


 ほら、可愛い可愛い礼状ですよ。
おうちの芋よりも美味しかったです。なんて嬉しいですね。


 「はちもたおせてすごかった」って感想も多かったですね。
大きな蜂を幸いな事に素手で叩き落とす事が出来、それも一年生達には衝撃的な光景だった模様。


 一生懸命に書いた礼状には素直な感想がつづられていて感激です。
他にも、燃料用の建築端材の杉板を、素手でポーンとたたき割って見せたのも驚きの光景だったようです。


 先生が、撮って下さった写真も自然な表情が捉えられていて嬉しい一枚。
一年生達が、嬉しかったのと同じ位にスベルべ夫婦も楽しくて嬉しい半日でした。

 こうして、50年数年も前に卒業した母校の子供達に焼き芋の手伝いをして、
もっとも嬉しかったのは私だったかもしれない。写真には嬉しそうなスベルべの笑顔が写っています。

 学校の後援会とか、公的な役職には一度も就かなかったけれども、嬉しい子供たちとの触れ合いです。
バドミントンクラブの指導、そして年に一度の焼き芋実演と嬉しくて楽しいスベルべオジさん。

 どれもこれも、その一瞬一瞬に自分の小学生時代が重なって見えるような気持ちにさせられるのです。
ほらね、一年生達。弱虫で泣き虫だったスベルべオジさんでも、こんなに強くなれるんだからね。

一年生達を上手に指導されていた先生と、何時も声を掛けて下さる校長先生に感謝いたします。
60年近くも前のいじめられっ子だったスベルべは何時でも、皆さんのお力になる事をお約束します。
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雪の下大根を待つ

2014-11-15 05:00:11 | 野菜

 山の畑に着くと、雲間から太陽の光が差してきた。
ここ何日か、冬型の気圧配置が続き時雨模様の天候が続いている。


 北の空は、時折り青空さえ覗かせてくれるのに気温は上がらない。


 収穫を終えた、さつま芋の畑。
ほぼ、夫婦二人で畑を耕し、苗を植え畝間の雑草を採りそして3,200本の苗を育て収穫を終えた。

 昨年の畑シーズンの終わりには「夫婦二人でするには今年の作付が限界かな」なんて話していた。
でも、今年は結果として昨年よりも、また作付を増やし、そして品目数も増やしてしまった。


 気になる、さつま芋を始め里芋、竹の子芋などの根菜類は掘り上げる事が出来た。
残りは、雪の下になっても仕方無い、ニンジンやら大根の仲間たちだけとなっている。


 でも、雪が降りださなかったら収穫して家に保管する事にしよう。


 畑の入り口とも言うべき、初めのところには大根を四畝作ってある。
もし、雪が降っても場所が分かり易くそして収穫も簡単だと言う考えからです。


 今年は、成長が良く豊作と言っても過言では無い「ポロ葱」もまだ残っている。
これだって、雪の下にして来春に採る事も期待できる。その向こうのネギもそうだ。


 ニンジンも一気に収穫せずに、大きなものから順次引き抜いて収穫してきた。
これも雪の下にしたら、来春は甘みを蓄えた物を収穫できるでしょう。

 2000メートル級の越後三山には何回もの降雪が有った。
次は、1000メートルの権現堂山に降り、そして里へと雪は近付いてくる。
本格的な降雪シーズンまで残りわずかな雰囲気の漂う、魚沼そして山の畑です。

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飽食の時代の救世主かも知れない

2014-11-14 05:07:29 | 食べ物

 冬型の気圧配置となり、一日風が吹き荒れたり雨が時折り降る天候だった。
そんな天候の中でも朝は、山の畑で野菜の収穫。次いで下の畑で「キク芋」を掘った。


 掘ったと言うよりも、引き抜いたと言う表現が適切かもしれない。
枯れた、キク芋の茎を引っこ抜くと根元に根塊である「キク芋」が着いて出てくる。


 それを一か所に拾い集める。


 土まみれなのだが、中には土が着かず真っ白なものもある。


 大きなもので直径は4~5センチ。平均で3.5センチくらいでしょうか。


 家に持ち帰り、水道水を吹きつけて土を落とします。
この後はキッチンに持ち込み、調理と言う段取りに。

 この「キク芋」は、ひょっとしたら飽食の時代の救世主かも知れません。
芋なのに澱粉はほとんど無くて、「イヌリン」と言う成分が大量に含まれているそうです。

 これは、キク芋自体の糖分を体内に取り込むこと無く排出する性質と共に、
一緒に摂取した食べ物の糖分も取り込んで一緒に排出すると言う性質を持っていると言います。

 血糖値の低下に一定の効果が有り、それが「食べるインシュリン」とも言われる由縁です。
食生活の変化と共に、糖尿病の患者が増加している事はご存知の通り。

 いえ、もう三十三回忌を済ませた亡母も糖尿病に拠る合併症が原因で早逝していますから他人ごとでは無い。
皆様も興味を持たれましたらネットで様々な情報が得られますからどうぞ。

 スベルべは皮を剥き、簡単に0.5ミリほどに切って味噌をまぶし、塩をちょっぴり振って漬物器に。
一晩も置けば、コリコリとした歯触りの癖の無い美味しい漬物が出来上がります。

 皮は剥かなくても良いのですが、皮が有ると独特の香りが有り、好き嫌いが分かれるところです。
他にも、昨夜はバター焼きを試してみましたが中々乙な味。

 煮物の材料として「肉じゃが」に入れても美味しいし、料理の素材としては用途も様々。
美味しく食べられて、健康にも良いと言う事になったら最高ですね。

「追伸」

 キク芋に含まれるイヌリンは人間の体内の酵素では消化や吸収されない糖質です。
そのため、一緒に摂った食べ物の糖の吸収も抑制する作用をします。

 さらにこのイヌリンの特徴は、腸内環境を整える働きをし、腸内に有る糖質も体外に、
スムーズに運び出してくれます。腸内の糖質が運びだれるのですから、血糖値の上昇も防ぐ効果が有る。

            (以上ネットからの引用です)
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マックスのさつま芋点検?

2014-11-13 04:23:26 | マックス

 今年最後のさつま芋掘りを終えたら、マックスが向こうから確認するかのようにやって来る。
珍しく好天に恵まれた秋のお昼前の時間帯です。


 さつま芋を掘り終えたばかりの柔らかな土の上を歩きます。


 ん?中々の出来具合じゃないか。なんてね。


 でも、困るのはこの点検係は最近さつま芋を踏むことなど意に介さぬ事。


 脚力も衰え、身体を左右にゆらゆらとさせながら歩くのです。


 おやお今度はさつま芋をベッド代わりに寝ちゃいましたよ。


 マックスの寝姿を写そうと前に回ると顔を上げます。
寝ていたのでは無くて、何か考え事でもしていたのでしょうか。

 マックスの下顎は柔らかな土がべっとりと付いていました。
畑生まれの畑育ちのようなマックスは、畑の土のベッドがもっとも気分が良さそう。

 こんなマックスとさつま芋の光景も来年は見られないかも知れない。
先程も「トーちゃん、マックスの音が聞こえる」とスベルべママに声を掛けられ目覚めた。

 でも、そっと起き出して内玄関の段ボールハウスを見ると静かに寝ている。
寝がえりを打っただけのことだったようですね。
もうすぐ夜が明けます。明るくなったら一番にマックスと表を歩きましょう。

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さつま芋掘り千秋楽

2014-11-12 05:19:57 | 

 気の遠くなるような、3,200本のさつま芋掘りも無事千秋楽と相成りました。
一日改正に恵まれ、朝から前日掘ったさつま芋や里芋を天日で乾燥。

 そして、気温の上がった十時過ぎから山の畑に行きさつま芋掘り最終日が始まった。
畑で掘ったままのさつま芋を広げて天日乾燥するために広げ、十二時を過ぎて帰宅。


 ところが最後の畝を見て驚きましたね。
誰かがさつま芋を掘って形跡がありありと残っているのです。

 きっと、畑から続く山の斜面に住むタヌキの仕業です。
狸も我が家のさつま芋の美味しさに、マックスの匂いの怖さを忘れて頂いたようです。


 さつま芋畝の最後の方は、とうとう除草の手が回らず、草ぼうぼう。
タヌキは、畑では無くて原野、山林自然の恵みと思ったのかも知れませんね。


 年老いて、動きもままならぬマックスだけれども、山の畑には必ず着いてくる。
もう、山の畑へ行く雰囲気に感づくと、そわそわと落ち着かなくなりますから。


 腰が痛いと言いつつも、最後のさつま芋掘りに拍車を掛けるスベルべママ。
3200本のさつま芋をほぼ夫婦二人で掘り上げてしまいました。


 さて、これは朝一に表に広げた前日収穫した「寿」です。
夫婦二人で半日足らずで掘った量は、二畝でコンテナ4個分です。


 そして、スベルべがさつま芋を乾燥のために並べているうちにスベルべママが表に出した「大豆」。
これは、皆さんが美味しさに驚かれた枝豆の「肴豆」を大豆にまで育てたものです。


 同じように見えるかもしれませんが、これは青みがかった晩生の大豆「秘伝」です。
二種類の大豆が自家用としては十分な量が採れました。来年の種子用としても十分で一安心。

 冒頭にも書きましたが、午前中で全てのさつま芋を掘り終えて二人で嘆息。
これで、気になっていたさつま芋掘りを始め、里芋掘り、竹の子芋掘り、大豆の収穫と処理乾燥と全て終了。

 「ヨシッ、今夜は打ち上げで、どこかへ夕食に行こうか」と提案。
でも、夕方は自分のためにしたい事が有ると言うスベルべママのために昼食で打ち上げ。

 近所の「味の家 魚野川」さんで昼食と言う事になり、スベルべトーちゃんは生ビール付きの豪華な昼食。
帰宅して一休みののち、スベルべママの運転する軽トラで、気分よくさつま芋の回収に向かいました。

 他の仕事もするものだから、秋の夕暮れは早く最後は日が沈んでしまった。
そして、雨が降るとやりにくいと言いながらさつま芋畝の剥ぎ取ったマルチシートを片づけるスベルべママ。

 スベルべは、ふと柿の木の方向を見ると、マックスでは無さそうな動物の姿。
「マックスは?」と問うと柿の木とは反対方向からマックスは帰って来るところ。

 やはり、マックスよりも体高が低く、丸々とした姿は狸でした。
夕暮れに誘われ、夕食に地上に落ちた柿を食べに来たようです。残念、カメラは珍しく不在。

 でも、ついでついでと何時も仕事を増やすものだから、最後の「柿もぎ」は夕暮れの中。
人様が見た、薄暗い中で柿の収穫をするなんて馬鹿に見える事でしょうね。

 でも、最後まで働き無事に気になる作物の収穫も終える事が出来たスベルべ夫婦。
夕食は「乾杯!」と、焼酎とビールのコップを軽く合わせた二人でした。
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