畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

絶品「雪の下大根」を採る(その2終わり)

2018-11-26 04:30:09 | 野菜

 大根の収穫を始める前にポケットからカメラを取り出してシャッターを押す。

雪に覆われた隣の畑の筋は、蕎麦刈用のコンバインのタイヤ跡です。越後三山の上には奇麗な筋雲。

 

  さて、今回の収穫は「雪の下大根」です。

収穫する種類は青首系の「耐病総太り」で、雪に合わせると身がしまり、ぱりぱりとした歯触りに。

 

  大根は雪に合うと、凍らないための自己防衛本能で糖度を上げるのだとか。

これは、霜にあっただけでは実現せず、雪に対する反応ですから不思議なことですよね。

 

  まだ白菜、キャベツも残っています。これも美味しくなったかな。

白菜など、外葉をダイコンサルハムシに食べられボロボロの状態でしたが芯から再生しています。

 

  「耐病総太り」をコンテナ一杯に採り、次は赤大根を収穫。

そして、翌日の収穫に備えて、ゴム手袋をした手で「紅クルリ」の上の雪を取除きました。

 

  一面雪の原の畑を後にします。

 思い付きで、下の村が見えるビューポイントに行きたくなり、軽トラを停めて歩き出したのでした。

         (終わり)

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連載178「青春時代の入口」(その2)

2018-11-25 04:27:17 | 暮らし

       (この中の3人はすでに居ない。前列に私の姿が)

        青春時代の入口(その2)

 さて、そんな連中が厄年とか、還暦などの区切りに必ず盛大な同級会をしていましたね。

都合で女性の厄年、数え33歳の時の同級会にはやむを得ぬ事情で欠席せざるを得なかった。

その分を取り戻すと言う訳でも無いけれど、男の厄年数え42歳の同級会には大興奮でした。


 終わって帰宅しても、その興奮はなかなか治まるところを知らないような有様。

妻には「半年は同級会の興奮に浸っていた」なんてからかわれる始末。

なぜ、そんなに興奮したのかと言えば、当時は気づかなかった生の自分の姿が見えたような気持になられたのでしょう。


 その後の還暦の同級会も盛大でしたね。団塊の世代さきがけの私たちは、

堀之内中学校だけでも7クラス300余名いたのでしたから。

もう全員で記念撮影なんて言うと画面に納まりきれないほどの出席者数、五割半分ははるかに超えたのでした。

              (続く)

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絶品「雪の下大根」を採る(その1)

2018-11-25 04:08:55 | 

 天気予報を見て、雪が降り続くことも懸念したけれど、初雪翌日は午後から晴れた。

午前中は雪降り前に採った大根を、指先がしびれるほどの冷たさの中で洗っていたが、昼食後山の畑へ。

 

  懐かしい巻機山も雪に覆われています。

河岸段丘で形成された山の畑も一面の雪ですが、まだ根雪にはならないと思います。

 

  前日も注文の「チーマディラーパ」を採りに来たけれど、その際よりも雪は減っています。

大根類、いや一部残った葉物だけれど、全部雪に覆われてしまいました。でも、大根には待望の雪です。

 

  ネギはまだたくさん残っています。

右から数えて2列目からの3列はポロネギです。

 

 こうして暖かな日差しが木々にも当たると何処からともなく小鳥たちのさえずりが聞こえてくる。

渡り鳥だと思うけれども、大きな群れになって飛んでいる姿も見かけられます。

             (続く)

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連載178「青春時代の入口」(その1)

2018-11-24 09:07:53 | 暮らし

   (お定まりの皇居二重橋前の記念写真) 

 

      青春時代の入口(その1)

  青春時代と言っても、その期間は長い。

いや、その人その人によっての違いさえあるかも知れませんし。

ただ、中学生時代が、その青春時代の入り口だと言う事は異論のない所では無かろうか。

将来に対する漠然とした不安、異性に対するあこがれ恋心。

多感な青春の入口は、歌の文句じゃないけれど「青いレモンの味」なのかなー。


 今でも同級会などで顔を合わせると一気にその時代、

特に苦楽を共にした思いの強い中学3年生時のクラスメイトは格別の思いがある。


 我がクラスメイトの名誉のために、あえて他クラスと断りを入れるけれど、結構おませグループもいたっけなあ。

変に英語に熱心で、「アイラブユー」とか「アイライクユー」なんてスペルだけは変に上手だったぜ。

いや、その気持ちは今でも痛いほどに分かる気がするのだが。


 いや、そんな風に愛だ恋だと騒いでいた連中も、

結局は失恋と言う道をたどり結婚まで漕ぎ着けたって話もその後聞かない。

            (続く)

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初雪!

2018-11-24 04:37:06 | 自然

 11月23日と言うと平年並みですかねー。

昨日の朝は目覚めると、辺り一面白一色の世界。とうとう初雪が降ったのでした。

 午前中は家の周りの散水消雪を調節したり長岡へ買い物に出かけたりで過ごす。

午後は「スズキチ」さんと「レ・アーリ」さんの仕入れの約束があり山の畑へ。

 

 ネギなどの葉物の先が見えるのみで、ほぼ野菜は雪の下になった。

待っていたと言えば変だけれど、大根は「雪の下大根」にしたかったので複雑な心境でもあります。

 

 先ずはマックスの柿の木の下に行き黙祷。

若かりし頃のマックスは、この柿が大好きで下の枝に着いた実は、ひょいと後足で立ってもぎ取っていました。

 

 なぜ無理をして山の畑に行ったかと言うと「チーマディラーパ」が欲しかったから。

前日も悪天候に備え、収穫はしていたけれど「チーマディラーパの茎が美味しくて」とのお話にこたえたくて。

 

 「チーマディラーパ」のみを雪を手でかき分けて収穫して帰ります。

写真では分かりにくいけれども、軽トラのお腹は雪に着き擦りながらの走行。

 四駆で雪中の走行は結構強いのですが、何せタイヤサイズが小さく地上高が低いのですよ。

この雪が根雪になるとは思えません。いえ、なったら困ります。雪の下は美味しくなった野菜の宝の山ですから。

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