人捜し稼業をする鶴亀屋の主人の竹蔵の妻まつ恵は 夫の友人で仕事の手伝いもしてくれる遊蕩が過ぎて隠居の身となった鶴川梅太郎に何処か想いを置いていて娘のきり乃が年頃になった今でさえ まだ独り身の梅太郎の女との付き合いの噂を聞いてさえ 胸が焼け何か面白くない
それはきり乃も同じこと
二人目の父親を盗まれるように思ってしまう
梅太郎が気にしているのはーゆえなき苦しみに泣く女性を助けるためなら命も張るおもん
凄絶なまでの美貌のおもんが 自分のことをどう思っているか 梅太郎にはわからないのだ
「黒月忌」きり乃の友人が座敷牢から姿を消し 見よう見真似で 幼なじみの武士と捜し始める
母の死と恋に悩んでいたことが分かるが
いっぱしの大人のつもりのきり乃が多少鼻につくのは 私がまつ恵ときり乃の母娘が余り好きでないせいもあるだろう
「隠居始末」
まだ元気なのに息子に言われるまま隠居するしかなかった男には 悍ましい性癖の為 身代わりに人を死なせた過去があった
消えた隠居を捜す梅太郎は 真相に辿り着くもー
「岡っ引き魂」
竹蔵を訪ねてきた岡っ引きが姿を消す
彼には命を懸けた探索する事件があったのだ
死んだ岡っ引きを竹蔵は悼む
シリーズ第五作
「やさぐれ三匹事件帖」↓
http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20080621
「恋刀」↓
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「雪中花」↓
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「雛の鮨」↓
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「悲桜餅」↓
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「あおば鰹」↓
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「噺まみれ三楽亭仙朝」↓
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「鶴亀屋繁盛記 夜半の雛」↓
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「鶴亀屋繁盛記 花嫁御寮」↓
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