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夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

池井戸潤著「架空通貨」 (講談社文庫)

2016-01-05 22:28:12 | 本と雑誌
架空通貨 (講談社文庫)
池井戸 潤
講談社



旧題「M1」

日付が変わろうかという深夜に高校教師の辛島は 副担任をするクラスの学生から「近くまで来ている」と連絡を受ける

本を返しにきたという黒沢麻紀


その後 姿を消した麻紀

実は黒沢麻紀の父親の会社は倒産を余儀なくされており 防ぐべく麻紀は動こうとしていた
かつて商社の信用調査部にいた辛島はその人脈も生かして麻紀の父親の会社にかかわる背景を調査しつつー麻紀の居場所に見当をつけ追いかける

田神町でのみ通用する田神札


一つの会社により繁栄を受けていた町は その会社が傾けば まず下請けからつぶれていく


計画倒産 

マネーロンダリング


父を殺された人間の復讐

クライマックス 血と炎と野蛮な衝動に彩られた惨劇


多くの人間の破滅 そして死



黒沢麻紀の父親は自殺を図るもー立ち直る

だがー立ち直れない人間も多くいた




「果つる底なき」で江戸川乱歩賞を受賞後に書かれた作品です



今年も覚えていられませんでした

2016-01-05 08:56:59 | 子供のこと身辺雑記
一年の吉凶を占うという初夢


夢を見ていた記憶はあるのですがー朝はまず「起きなきゃ」って気持ちで起きるとーもう夢は記憶の彼方でした・笑


長男の初夢は将棋を指してるのですがー その駒が何故か 人参・大根・じゃがいも・牛蒡ー
長男は 夢の中で 「この夢 なんなんや」と思っていたそうです


七草粥 鏡開き 戎さん 一月は「決まり事」の行事もいっぱい

そして油断してると確定申告 迫ってきます・笑

今年は早く済ませたいです

「青鬼」(2014年 日本映画)

2016-01-05 08:27:56 | 映画
青鬼 スタンダード・エディション [DVD]
クリエーター情報なし
TCエンタテインメント


お正月 娘が戻ってきていたこともありローカル局にて深夜に放送されたのを観ました

「青鬼」というゲームがあり そこから制作された映画らしいです

娘いわく「期待しないで 観よう」

AKB48の入山杏奈さんが逃げ回る場面から映画が始まります

杏奈(入山杏奈)の弟は死んでいて イジメが原因で死んでいるらしい

同じくいじめられているようなシュン(須賀健太)のことを 杏奈は気にしている

シュンの作ったゲームをしていた杏奈は ゲームを恐ろしく感じた


シュンはいじめっ子に殺されて その死体処分にいじめっ子卓郎と その連れのタケシと美香がついて行き 壊れかけの建物に向かいますが 一行が着くとドアがバタンと大きな音を立てー勝手に開きます
ここでもうびびるタケシ


この一行を杏奈がつけていました

そして建物の中にはヒロシも入ります


死体処分に先に奥へ行く卓郎 ついていく美香


そして何かに怯えるタケシ  (死んだはずのシュンの姿を見て怯えたのかもしれません ここで青鬼の原形?みたいなものも姿を見せています)

タケシはこのあと大きなタンスに隠れ 圏外なのにかかってきた電話に出て 青鬼に所在を知られー友人の声を騙った青鬼に惨殺されます

強気な美香も結局青鬼に殺されます

逃げ回る杏奈 ヒロシ シュンですが 何処か杏奈には余裕があります
杏奈はシュンが殺されていること シュンが自分の死に気付いてーまたは覚えていないことに気付いています

卓郎の傍で自分の死体を見て「自分の死」を知るシュン

杏奈はシュンが創ったゲームの中であること シュンの言った裏技(ゲームをクリアできる方法)を思い出そうとしていました

自分が人殺しであることを知られた卓郎が杏奈を殺そうとしますがー青鬼さんに殺されます

ヒロシもまた 杏奈に「逃げろ!」
でもって青鬼に殺されるのでした


ゲームをクリアできる方法を必死で思い出そうとする杏奈

自分から動くことー

青鬼に入ってこられる前にー


ドアを開けた杏奈は白い光の中へー


気が付けば シュンの横でゲームをクリアした後でした




ゲームを無事にクリアできたからー時間を逆行してシュンが生きている時間に戻れたー


もう杏奈は死んでいて シュンとゲームしていた記憶の中にいる


次のゲーム(映画)に進む為の小休止


色々な解釈ができる終わり方でもあるようです



2015年ヒロシ(中川大志) 杏奈(平祐奈)とう配役で「バージョン2」が公開されました



恐い映画ではありません

青鬼がターミネーターみたいに殺そうとする相手の知り合いの声を真似るところは笑えますし

こういうのに自分が追いかけられるのは絶対にイヤですが・笑