年末にローカル局(サンテレビ)でシリーズ一挙放送を録画して鑑賞
ウーサー王が修道院から戻ってきた前妃の娘のモーガンに追放を言い渡し 少女に化けたモーガンに毒殺される
王位への野心を持つモーガンは ウーサ王と敵対していたロット王と同盟を結び(男と女の関係になり)王位に就こうとする
モーガンはウーサ王が自分を修道院にやる時に 何もしなかったことで後妻のイグレーヌ妃を恨んでいた
ウーサ王に仕えていた魔術師でもあるマーリンは ウーサ王とイグレーヌ妃の間にできた子供アーサーを迎えに行く
アーサーは兄として育ったケイの彼女に手を出していた
登場時アーサーは悪い人間ではないが 若いせいもあり青春を謳歌している
マーリンの出現で その素性を教えられても 最初は受け入れられない
両親も兄も ここにいるのにー
だが 己の運命を思い 育ててくれた両親に感謝と尊敬の言葉を告げ さらにケイも一緒に来てほしいと願う
しっかり者で常識人で人並みに冒険心も持ち合わせるケイもそれを喜ぶ
たとえ血は繋がっていなくてもー放っておけない弟ーと思ってくれているようだ
最初ね アーサー王を演じるジェイミー・キャンベル・バウアーが金髪なので 輝く騎士サー・ランスロットの役かと思いました
アーサーは最初 些かへたれで情けないです
自分の命を救ってくれたレオンテスの婚約者グウネビアへの想いを押さえきれずーその婚姻の前に関係を持ってしまいますし
異母姉モーガンの本性は見抜けず 姉として慕います
一緒に治めればいいーというアーサーの申し出は拒否するモーガン
あれこれと自分の身体も使って妖艶な魅力ふりまき 男をとりこにもします
ケイの母親はロット王に殺され 父親はロット王と相討ちで死にます
それでもアーサーの傍に居続けて アーサーを護り助け続けるケイですがー
アーサーがレオンテスの妻になる女性にしたことを知ると 道義心に篤い彼は言います
血も繋がっていない もう弟とも思わないーと
様々な試練を経験し人間としても成長していたアーサーは しんからこたえています
モーガンの悪巧みで死地にある中でのことですから
多勢に無勢
アーサーは自分が囮となって敵の目くらましをしている間に 皆に逃げるように言います
時間稼ぎをして じきに自分も待ち合わせの廃墟へ行くからと
死を覚悟しているものの 勿論かんたんに殺される気は アーサーにはありません
砦の中へ罠を仕掛け 一人一人敵を殺し 捕まえた一人からこの企みが 今まで信じてきた異母姉モーガンによる罠であったと知るのです
敵側に援軍が来て いよいよ危ないかと思った時に 駆け付けてきてくれたのはー妻のことでアーサーを憎んでいるはずのレオンテスでした
そしてケイや他の仲間たちも
敵を撃退するも モーガンに恋をする敵兵の矢がしつこくアーサーを狙っており それに気づいたレオンテスが庇って命を落とします
グウイネビアを頼むーと言い遺し
モーガンの本性を知ったアーサーは城に向かいますが
城には逆にマーリンとアーサーの母イグレーヌ妃を捕えたモーガンの支配下になっていました
イグレーヌ妃を「苦しんで死になさい」と刺し
アーサーの剣が届けられたことから てっきり異母弟のアーサーは死んだと 王位に就こうとしていたモーガン
皮肉の拍手と共に登場したアーサーは城に集まる人々の前でモーガンの罪を糾弾します
モーガンの野望実現の手伝いをしていたシスターのシビルが「陰謀を企んだのは自分だ」とモーガンを庇い処刑されます
野で最後にモーガンが姿を見せてくれないかーと待つシビル
しかし遠くに見えるのはマーリンの姿だけ
マーリンは「神などいない」と呟き シビルは首を跳ねられます
マーリンは愛していたイグレーヌ妃の死を悲しんでいます
アーサーはイグレーヌ妃の亡骸に誓います「誓うよ あなたが望む人間になるー」
そしてマーリンは城を去ることをアーサーに告げるのです
アーサーに王としての剣を与える為に マーリンは剣をつくった男を死なせ その娘エクスカリバーも凍らせた湖の中で死なせてしまっておりました
そしてイグレーヌ妃の死は 罰のように感じられたかもしれません
「君は偉大な王になる」と言って 去るマーリン
アーサーはモーガンからその血筋の王家の名前も取り上げます
もう名乗ることは許さないと
絶望の涙にくれ シビルの墓に「許して」とこれからどうすればいいーと縋るモーガン
声が聞こえてきます
王の子供を産んで女王になるのだと
邪悪な笑みを浮かべたモーガンは アーサーが想いを寄せるグイネビアの姿となり アーサーの寝室へ
「良くないことよ でも一人ではいられない 今夜だけ」
誘惑に負けるアーサー
こうしてまんまと想いを遂げて寝室を去るモーガン
中世騎士道物語 アーサー王伝説 円卓の騎士
アーサー王とランスロット グウイネビア妃の三角関係 トリスタンとイゾルデの悲恋
様々な物語を含む円卓の騎士モノ
映画やドラマの題材となってきました
シリーズ1で打ち切りとなってしまった作品ですが むしろこれからが面白くなったのではないかとも思えて ちょっと残念です