夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

誉田哲也著「硝子の太陽Noir(ノワール)」 (中央公論新社)

2016-05-28 23:46:24 | 本と雑誌
硝子の太陽N ノワール
誉田哲也
中央公論新社



本の帯から
{<ジウ>サーガ×姫川玲子 衝撃のコラボレーション

誰が、歌舞伎町セブンを売ったのか?

動機も真実も闇に堕ちる、戦慄のノワールサイド

特捜・姫川の訪問を受けた東警部補は、この国に仕掛けられたい罠を嗅ぎつける}

{どっちを向いても、地獄
沖縄での活動家死亡事故を機に「反米軍基地」デモが全国で激化した二月、新宿署の東弘樹警部補は「左翼の親玉」を取り調べることに。
その直後、異様な覆面集団による滅多刺し事件が起こる。
被害者は歌舞伎町セブンにとってかけがえのない男。
社会に蔓延る悪意の連鎖を断ち切るべく、東とセブンの共闘が始まる!}


歌舞伎町では 仕置人のように阿漕な人間を殺してくれる人間がいると都市伝説のようなものが囁かれている

昔 歌舞伎町セブンと呼ばれ一度は崩壊したーしかし再び歌舞伎町セブンは活動を始める


その歌舞伎町セブンにいる人間を勘づいてはいる東警部補

フリーライターの上岡慎介は歌舞伎町セブンの「第二の目」を務めていたがー殺された


何故上岡は殺されたのか

陣内陽一の店「エポ」などで上岡を知る東

最初からの歌舞伎町セブンのメンバーだった陣内

彼らが調べを進めていくと 沖縄に関連した動きが浮かぶ

誘拐された少女
卑劣な犯人


上岡は別のフリーライターから相談を受けていた

厄介事に巻き込まれ 身動きとれなくなったと思い込んでいた人間を助けようとして上岡は殺された

歌舞伎町セブン達は 少女を救い上岡の仇と取ることができるのか

リスクを背負い陣内に協力する東



過去において東の家庭を破壊したガンテツこと勝俣健作は 陣内にも嫌われる


歌舞伎町セブン 彼らをこの先 深刻な戦いが待っているように思えます




誉田哲也著「硝子の太陽Rouge(ルージュ)」 (光文社)

2016-05-28 13:12:08 | 本と雑誌
硝子の太陽R-ルージュ
誉田哲也
光文社














本の帯から
{姫川玲子×<ジウ>サーガ 衝撃のコラボレーション

姫川、お前は死に神だ。

絆も正義も血に染まる、慟哭のルージュサイド

捜査一課に復帰した姫川玲子を襲う新たな試練。大ベストセラーシリーズ、怒涛の新展開!}


{祖師谷で起きた一家惨殺事件。 深い闇の中に、血の色の悪意が仄見えた。

捜査一課殺人班十一係姫川班。警部補に昇任した菊田が同じ班に入り、姫川を高く評価する林が統括主任として見守る。
個性豊かな新班員たちとも、少しずつ打ち解けてきた。
謎の多い凄惨な意見を前に、捜査は難航するが、闘志はみなぎっているーそのはずだった。

日本で一番有名な女性刑事、姫川玲子。
凶悪犯にも臆せず立ち向かう彼女は、やはり死に神なのか?}






同時刊行の「硝子の太陽N(ノワール)」と対なす作品です

一家惨殺事件の担当となった姫川玲子は 捜査の手がかりとなるかもしれない人物が死体で見つかったと知ります
その殺人事件の担当には あの勝俣がいるのでした
どんな邪道な捜査も厭わない男 姫川いわく{下司の極み}な男の勝俣

勝俣は姫川が食いつかざるを得ない餌をデータに仕込みます

昔 迷宮入りした一家惨殺事件 今回の事件との相似

殺されたフリーライターの追っていたもの


事件は解決しますが 林が殺されてしまいます

「・・・・・菊田・・・・・林さん、死んじゃった・・・・・死んじゃったよ・・・・・あたし、もうやだ・・・・・
もう、刑事やめたい・・・・・」



死んだ林に代わり 新しく十一係の統括を任されたのは 日下守統括警部補

波乱を予感させて物語は終ります


ドラマ化されたことのあるシリーズは 読みながらどうしても 演じた俳優さんの色が付いてしまいます
その演じた俳優さんの顔や表情 声などまでが浮かんできます