NHK土曜日の午後11時から放送の『マスケティアーズ パリの四銃士』(原作アレクサンドル・デュマ・ペール著『三銃士』から)
アトス(トム・バーク)
アラミス(サンティアゴ・カブレラ)
ポルトス(ハワード・チャールズ)
ダルタニアン(ルーク・パスカリーノ)
ミレディ・ド・ウィンター(メイミー・マッコイ)
コンスタンス・ボナシュー(タム(マ?)ラ・カリ)
アンヌ王妃(アレクサンドラ・ダウリング)
ルイ13世(ライアン・ゲイジ)
リシュリュー枢機卿(ピーター・カパルディ)
先日 第一シーズン 第八話「銃士隊と親衛隊」が放送されました
ここで ずっと銃士隊の三銃士(アトス ポルトス アラミス)とつるんでいた(パリに来てから一緒に行動していた)ダルタニアンが国王から銃士隊隊員として認められます
口ひげも粋なアラミスは女性に対して優しく また女性にモテます アホな夫のルイ13世も悩みの種のアンヌ王妃もアラミスに心惹かれています
力持ちでちょっと暴れん坊なところもあるポルトスはしかし 人一倍 一本気で心も優しいです
三銃士のリーダー格でもあるアトスは 悪女であった妻を心から深く愛していたために その心は妻を愛していたぶん傷ついてもいます
3人揃ってとびっきりに強いです
ほぼ肩を並べつつある成長過程のダルタニアンは 人妻コンスタンスが心ならずも告げた別れに苦悩中
今のところ 実はアトスの妻であったミレディからの誘惑は退けています
ミレディは その罪ゆえにミレディを死なせるしかないと決断したアトスに愛憎半ばする気持ちを抱いているようです
野心家のリシュリュー枢機卿には 銃士隊が邪魔な存在で 銃士隊を利用したり陥れようとしたりします
次回「王妃の危機」では 阿呆な国王の為にアンヌ王妃は命を狙われます
そのことがアンヌ王妃とアラミスを近づける・・・ようです
現在 シーズン3まで制作されているそうです
昨日 BSプレミアムで「日本のい夏 冤罪」(2000年 日本映画 熊井啓監督)が放送されました
オウム真理教が長野県で起こしたサリン事件
当初はオウム真理教による犯行と分かっておらず サリンの毒ガスの犠牲者の一人である河野義行さんが重要参考人として警察から取り調べを受けて・・・・
連日 マスコミは河野氏を犯人扱いしておりました
サリンにより多くの人が被害に遭い 罪なき河野さんが自身も被害者であるのにー彼を犯人と信じるようになった一般の人々からも嫌がらせを受けました
この事件で悪いのはオウム真理教の教祖の麻原彰晃と名乗る松本智津夫なる詐欺師であり その意のままに動いた信者たちです
オウム真理教は宗教ではありません
誇大妄想の男とその手足となった人間達による犯罪集団です
これは 何故 罪なき者が犯人とされてしまう一歩手前までいったのか
マスコミと警察とを そして長野のサリン事件がどういうものであったかを描いた映画です
笹野誠-(中井貴一)
浅川浩司(コージ)-(北村有起哉)
野田太郎(ノロ)-(加藤隆之)
花沢圭子(ハナケイ)ー(細川直美)
神部俊夫ー(寺尾聰)ー現実の事件の河野義行にあたる人物
神部の妻ー(二木てるみ)
吉田警部ー(石橋蓮司)
永田威雄ー(北村和夫)
鳥尾エミー(遠野凪子)
山本ヒロー(斎藤亮太)
藤島教授ー(藤村俊二)
大出女医ー(根岸季衣)
古屋教授ー(岩崎加根子)
鈴木捜査一課長ー(梅野泰靖)
小田営業課長ー(平田満)
山川刑事-(鴨川てんし)
神部の長男ー(反田孝幸)
神部の長女ー(皆川香澄)
神部の次女ー(児玉真菜)
佐山記者-(佐藤健太)
岡野記者ー(岡村洋一)
宮本記者-(三国一夫)
柳田記者-(笠兼三)
武山記者-(白鳥哲)
長野県の松本市のサリン事件の報道について 高校生の鳥尾と山本はマスコミに話を聞こうとしますが相手にしてくれたのは 笹野のいるテレビ局だけでした
そこで浮かび上がってくる真実とはー
河野を厳しく取り調べてもいる吉田警部と笹野は親しくしておりますが 笹野は誤報から人が自殺を図るーといったことを招いた過去があります
それゆえその反省もあり 神部が犯人とは言い切れない 疑問があるという番組を放送しました
よそと違う番組作りをしたほうが視聴率が稼げるのではーという思いもあったのですが
笹野に吉田警部は話します 神部は限りなく白に近いグレーだと
また警察の上層部が早く犯人をあげろーと圧力をかけていること
けれど富士山麓の地元住民ともめている新興宗教団体(オウム真理教)についてのおだやかならぬ情報も入ってきてはおりました
花沢もバケツごときの道具ではサリンが作れないことを古屋教授に教えられます
浅川は他局にスクープ抜かれていいのか?!
ですが神部の容疑は晴れて 笹野らは河野のインタビューを番組で流します
サリンの毒の為に神部の妻は麻痺の残る体となりました
(1994年 サリンの為に意識不明となった河野義行氏の奥様は 2008年8月に60才で亡くなられたそうです)
映画では二木てるみさんが サリンガスで倒れるまでの苦しみ方も迫真の演技で表現しておられます
河野義行氏は オウム真理教の起こした犯罪とマスコミや警察の為に ごくごく普通の家庭と そして妻の健康も奪われました
この映画を観てあらためて・・・・・・それぞれの罪と 「犯人にされる恐ろしさ」を思いました
それから北村有起哉さん お父様の北村和夫さんと父子共演を この映画でされていたのですね