夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

神永学(かみなが まなぶ)著「怪盗探偵 山猫  月下の三猿」 (角川書店)

2016-11-06 23:55:12 | 本と雑誌
怪盗探偵山猫 月下の三猿
神永 学
KADOKAWA




亡くなった父親が暴力団の組長だったみのりは猿の面をつけた男達に囲まれてる少女を助けようとした

みのりが戦っている間に姿を消した少女が気がかりで 山猫に相談しようとするみのり


山猫は古い知り合いの訪問を受けていた


殺された父親から山猫の話を聞いていた少女ー猿の面をつけた男達に追われるサツキは 山猫を捜して山猫の店に飛び込んできた

客として居合わせ 少女を助けようとする勝村
だがー勝村に抱き着きお礼を言ったサツキは猿の面をつけた男達に連れていかれた


サツキを助けたい勝村だが 山猫は素直じゃない



残酷な殺され方をした男の死体がある
その事件について単身調べていた犬井は罠にはまり捕らえられる


サツキの救助とひきかえに捕えられてしまった勝村が連れていかれたのはー犬井が監禁されている場所だった


力を合わせ脱出を試みるも散々痛めつけられていた犬井にはいつもの力がなくーあと一歩でまた捕えられてしまう


犬井は自分の父親のことが絡み冷静ではいられなかった

犬井の父親は伝説の泥棒「三猿」の一人



犬井の行方と事件を追う刑事のさくらは関本と共に謎の人物からの情報で事件の核心に迫りつつあった


山猫は警察が押収した品の中に サツキの父親を殺した一味が欲しがる品があると見抜く


犬井を救いたい男は山猫とも協力し事態を操る



山猫の歌う音程を無視した歌も好調

細田の正体・過去も分かる作品
里佳子さんもできるいい女です


相変わらず災難に飛び込み体質の勝村さん


安心して読める一冊
山猫ワールドを楽しんで下さい

売り切れて 無いと余計に 欲しくなる?!

2016-11-06 17:51:21 | 子供のこと身辺雑記
姫路市の大手前公園での陶器市は今日の夕方まででした

もう無いだろうとは思っていたのですが ちょっと出ないといけない用事もあったので その用が済んでから大手前公園に向かいました
一番近い大手前公園の地下駐車場に車を預けて階段で地上へ上がると 通路でテント張ってお弁当なども売られてました

つい買ってしまった高砂名物のにくてん
中にじゃがいもや蒟蒻 すじ肉などが入っております




もう一つ 銀の馬車道弁当









姫路港から生野銀山へと
お弁当のパッケージには こう説明があります
{「銀の馬車道」は、明治の初め生野と飾磨港の間、約49kmを結ぶ道として新しく作られ、正式には「生野鉱山寮馬車道」と呼ばれた、当時の高速道路ともいうべき馬車専用道路です}



神崎フードで作られているお弁当は 姫路付近の食材をできるだけ使うようにしてあるようです
穴子も名物なのに これだけ中国産のが使用されているのが 残念ー


やはり人気が高いらしい巻きずしさん(どっかのテレビ局が取材にいったこともあったはず)




つい食い意地と これで夕飯用意はしなくていいと楽な方へと走ってしまいましたが
目的は 迷って買うのをやめたコーヒーカップが売れ残っていないかなーと ちょっぴりだけ期待して来たのでした

残念ながら思っていた色はありませんでしたがー
せっかく来たのだからと自分用のだけ買って帰りました

また一年後の陶器市に期待することにします

長男と娘用に それぞれの好きな色のコーヒーカップとお皿のセットを買おうかな
そう思ったものですから

そう ここで主人のことは何も考えていない私(笑)

主人はどれが自分用とか思わないで使う人だから

なんか主人と夫婦湯呑や夫婦茶碗を使っている自分がイメージできません

一応ね 夫婦茶碗も夫婦湯呑もあるにはあるのだけれど


逆に結婚する前の方が いつか結婚したらテレビのドラマや映画みたいに 夫婦茶碗に夫婦湯呑 それから食器棚の引き出しから夫婦箸出してーなんて思ってました


そういうきちんとした生活って 私向きではなかったのです^^;

使って洗うこともあるから家族用のマグカップがそれぞれ5個ばかし

あと甘酒入れたり ちょっといい緑茶を味わいたい時に使う湯呑

量飲みたい時用の大きなマグカップ


インスタントでなくきちんと珈琲いれた時用のコーヒー碗と皿






自分用にと買った好きな色目のコーヒー碗とお皿
お皿の形も可愛いんです





角度で色の表情も変わります



星川窯さんの作られた女性の名前の一字が入れてあります




食器棚に無理矢理入れるスペース作って置きました

美味しいコーヒー買ってきたらドリップ式でゆっくり入れて愉しむことにします











京極夏彦著「虚実(うそまこと)妖怪百物語 急」 (角川書店)

2016-11-06 10:18:11 | 本と雑誌
虚実妖怪百物語 急 (怪BOOKS)
京極 夏彦
KADOKAWA



急所の片目をつかれて東京都知事から他の人物へと使う体を変えることにしたダイモンの分霊
魔人・加藤保憲の目的は日本の破壊


虐げられる妖怪愛持つ人間達


この世界はほころびていた
そのほころびは何処から始まったのかー



捕らえられている荒俣達を救う為にわざと捕まる村上

それなりに必死なはずなのに 何処か間が抜けている脱出行


やがて水木しげる大先生のもとへ集まる人々

そう彼等にも作戦はあったのだ



世界を元に戻すために
死んだ人間は生き返らないけれど


創作世界と現実世界



巻物から消えたモノたちは巻物に還る



この世にいないはずの人間もいるべき場所へ



そうして読み終えて思うのは これは水木しげる氏に捧げる為に 供える為に書かれた作品ではないかと


故人となられた水木しげる氏を師と仰ぎ敬愛し続けてきた京極夏彦氏の・・・・・


登場する実在の人物たちと同じ名前の者達

みんなで送る 祭りのような

水木しげる氏への思い


彼等は忘れない
忘れたくないのだ


虚(嘘)と言えばうその物語
ただ思いだけは真実

この世から消えても「居る」
そう思っていたいーだからー

「キスキル」 (2010年 アメリカ映画)

2016-11-06 09:17:16 | 映画
キス&キル [DVD]
クリエーター情報なし
Happinet(SB)(D)



ふられたか恋人と別れたらしい娘ジェーン(キャサリン・ハイグル)は両親と一緒の旅行で そのことをずうっといじられている
幸い宿泊するホテルの部屋は両親とは別の階になった

ごつい外見の父親のミスター・コーンフェルド(トム・セレック)と温かな「わかっているわよ」笑顔が特徴の母親のミセス・コーンフェルド(キャサリン・オハラ)
いささかうざいけれど娘への愛情はたっぷり


両親と別行動をとることにしたジェーンはエレベータで上半身裸の男性スペンサー・エイムス(アシュトン・カッチャー)と一緒になる

ホテルの外に出ても行先が同じだった
場所はフランスのニース
スペンサーは潜る為に海に出ようとしていて それはたまたまっだったのだがージェーンは相手がイケメンであることもあり変に意識してしまう

スペンサーもジェーンと別れ難く一緒に食事をする約束をした

両親との旅行で可愛い服を用意してきてなかったジェーンは大急ぎで買い物へ


スペンサーは実はスパイ 殺しも任務の内の一つ
仕事を片付ける


スペンサーとの食事が始まろうという時 ジェーンの両親が通りかかり 見つかるまいと隠れるジェーン


そういう変わったジェーンの行動すら好意的にとらえるスペンサー

恋に落ちた二人は結婚を決め スペンサーは娘を溺愛する父親に一歩もひかず 自分の気持ちを話す

「我が家へようこそ スペンサー」と二人の結婚を認める父親

それから三年
スペンサーの誕生日のびっくりパーティを計画しているジェーン

ところがスパイ業からは引退したスペンサーにかつての上司から仕事の依頼が来る

仕事は断るスペンサーだが元上司の言葉が気になり再度連絡をとろうとするも 元上司の滞在するホテルからは「出ません」という返事

ますます気になるスペンサーだがー

ジェーンに頼まれたジェーンの父親がスペンサーを迎えに来て一緒に時間を過ごし帰宅すると ジェーンの計画したびっくりパーティが始まる

出会ったニースへの旅行も行きたがらないスペンサーについて 自分への気持がさめたのだったらーとか そうしたことを友人に話すジェーン


あてにならない信じちゃいけないだろう意見を言う友人

酔いすぎてつぶれ寝るスペンサーの職場の友人ヘンリー


ヘンリーはそのまま泊めることにして 来客たちを見送る二人


朝 ジェーンは仕事の出張で出ていきます

隣人の女性が境のフェンスのことでしつこく話しかけてきますがー空港へ急ぐジェーン


目覚めたヘンリーにコーヒーを渡すと「ミルク」と言われて 冷蔵庫を開けるスペンサーに 包丁で襲い掛かるヘンリー
スペンサーには2000万ドルの懸賞金がかかっている
2000万ドルの為ならー友情も消し飛ぶのだとか

みんながスペンサーを狙っていると言うのです


久々の戦闘で能力さびついているのかスペンサー 苦戦しています
そこにジェーンが帰宅

争うスペンサーとヘンリーの姿にびっくり

どうにかヘンリーをダクトテープで動けなくして事情を訊きだします

スペンサーの過去 本当の仕事について知らなかったジェーンはびっくり

新手の刺客も襲ってきて逃げ出すスペンサーとジェーン

ジェーンを安全な場所に隠しておいて追ってきたヘンリーを片付けるスペンサー


両親が死んだ大学時代にスカウトされたのだとスペンサーは話します
そして訓練を受けたと
でも君を愛したから 君と出会って恋に落ちたからーその仕事からは引退したと

混乱しているジェーンは 続く吐き気に妊娠してるかも?と思いドラッグストアで妊娠試験薬を買うことに
店員さんに必要なものについて相談する時も この人間が刺客だったらーと緊張し つい銃に手をやってしまうスペンサー

スペンサーの仕事場のトイレで検査薬を使うジェーン

ジェーンがトイレにいる間に

美人同僚が突如をしてスペンサーに襲いかかってきます


素敵な美人だったのにーこの人も2000万ドルを選ぶのです



スペンサーの元上司さんは射殺されておりました
元上司が普通ははめない派手な時計に隠されていたものを パソコンの扱いは得意なジェーンが調べます

スペンサーが殺すように依頼されるはずの人間は誰だったのか
その人物が犯人なのではないのか


ジェーンは両親のところが安心だから そこに行こうと言い反対するスペンサー

もうここはホームドラマ
妻の家のやり方に反感あった夫
両親でなく自分を信じてほしい夫


一旦はケンカしてスペンサーを置き去りにするジェーン


途端に襲われるスペンサー
宅配のお兄さんも凄い武器を持ち派手に撃ってまいります

そこへ女性の刺客登場

いつも苦戦のスペンサー
あわやという時にジェーンが戻ってきて 形勢逆転 
刺客を仕留めることに成功するスペンサー

しかしジェーンが運転する車がガス欠になり歩いて自宅に戻ることにー

非常時用のパスポートや武器とお金をスペンサーは隠しておいたそうです

ところが戻ってきた二人を 日頃は隣人だったり職場の友人だったりした人間達が襲ってきます


刺客たちもなんか間抜けなのですが

家に来ていたジェーンの母親にまで銃をつきつけるジェーンの友人だったはずの女性


二階で自分を襲ってきた刺客を片付け 一階にいるジェーンのところへ来たスペンサーはジェーンの父親と銃を向け合うことに


ジェーンと出会ったニース
スペンサーは仕事で訪れており その時の標的は実はジェーンの父親であったことがわかります

ジェーンの父親はスペンサーの本当の仕事を知っていました
ジェーンの父親もそういう世界の人間であったのです


全ては愛の為 ジェーンとの恋の為にーそうした稼業はやめたスペンサー


ジェーンは妊娠していることを両親に伝えます

喜ぶ母親


ジェーンを愛する父親は 結婚を許可したあともスペンサーを見張る為の人間を置いておりました

娘の幸せを守る為にー


ジェーンと孫の為にスペンサーと仲良くやっていくことを約束させられる父親


これからは隠し事はなしーと隠していることについて話し合うことにするジェーン


ジェーンが寝言で「愛してる」って言うのを聞いたけど 男の自分から告白したくて愛してると聞いたことを黙っていたと話すスペンサー


ジェーンの母親は言います 自分の父親も髭が立派な男だったと 体が大きくて男らしくてー
そう娘は自分の父親に似た男性と恋に落ちるもの 結婚するものだと

ジェーンの父親とスペンサーが似たタイプの男であると言うのです

互いを見るジェーンの父親とスペンサー


それから時は流れて

もう赤ちゃんが生まれています

ベビーベッドに赤ちゃん

どうやら久しぶりにスペンサーとジェーンは二人だけで外出する予定のよう
スペンサーは口ひげを生やしかけています


やっぱり外出はやめようと言うスペンサーですが
ジェーンの両親が赤ちゃんの世話をしてくれるようです

両親なら安心だーそう言いながら赤ちゃんを守る仕掛けをして部屋を出ていくスペンサー



トム・セレックはかつてタフガイ的な役どころを得意とした俳優さん
口ひげもセクシーと言われておりました



あくまでホーム・ラブ・コメディーです
アクション物などと誤解してはいけません


バカがいるーくらいのおおらかな気持ちで笑ってたのしむ映画です