水鏡推理4 アノマリー (講談社文庫) | |
松岡 圭祐 | |
講談社 |
アノマリー「法則や理論と比較して説明不可能な事象 物理学から経済学まで様々な局面で出現する」
文科省で働く水鏡(みかがみ)瑞希は一般職事務官
官僚ではない為に 色々壁にも突き当たる
その苛立ちを両親へぶつけてしまうこともある
瑞希は完璧な人間ではないのだ
そんな瑞希を官僚でありながら 親切に扱ってくれた青年・浅村が行方不明となり意外な場所での画像が流れた
行方不明となった四人の少女
浅村はある会社に疑問を持っていたようだったがー
浅村に預けられた品から瑞希は動く
自分達の欲望の為なら少女達の命など奪って平気な人間達
子供への愛情が無い親たち
浅村も「母親という人間」の為に・・・・・重荷を背負ってしまった人間だった
本当の親の愛
浅村の告白
少女達の言動
瑞希は気付く
自分の両親のこと
職場でも瑞希は一人ではないことに気付く
彼女には仲間がいる
ーここは自分がいていい場所なのかー
迷っていたこと
少女の頃 約束しながら父親に作れなかったパンケーキを 瑞希は作る
様々な思いを込めて
少し成長した瑞希の「水鏡推理Ⅴ ニュークリアフュージョン」は2016年12月15日発売だそうです