夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

「七人の無頼漢」 (1956年 アメリカ映画)

2020-03-06 23:40:27 | 映画
冒頭 映画の内容を示すような歌が流れます
ー七人の男 罪に汚れた手  仲間と一緒に逃げる為ー 嵐で暗い砂漠を進む
身を隠した七人の男 希望の雄たけびが夜に響く
日が昇るまで身を隠すがー   逃げ切ることはできない
夜が不安な心を覆い 太陽の影を捉える
だが暗闇を恐れることはない

運命の手が一人ずつに忍び寄る
代償を払う時が来た

七人の男が馬で進む
深い渓谷の合間を縫って
正義の声が聞こえる時ー  七人の男は一人ずつ死んでいくー

そして場面は土砂降りの夜 雨宿りしている二人の男の前に現れるずぶ濡れの男(ランドルフ・スコット)
彼はシルバースプリングスから来たと話します
途中チリカウア族に乗っていた馬を食べられて そこからは歩いてきたと

シルバースプリングスの地名を聞き顔色が変わる二人の男
そこでは殺しがあったようだがと言い犯人は捕まったのかと尋ねます

犯人はまだ捕まっていないー

撃ち合う銃の音 響く銃声

一夜明けて 昨夜のずぶ濡れの男は馬に乗り もう一頭連れています
どうやら死んだのは雨宿りしていた二人の男のようです

男は乗っている幌馬車がぬかるみにはまり 馬をひっぱって泥だらけになっている夫婦を助けます
夫の名前はジョン 妻の名前はアニー(ゲイル・ラッセル) グリアー夫妻は夫が思い付いて東部からカリフォルニアへ向かっているのでした
初めての西部 道もよくわかっていません
そしてフローラビスタにまず行くのだと話します
そのほうがいいと教えられたんだと


馬を連れていた男はベン・ストライドと名乗ります
ジョンはベンに一緒に行ってほしいと頼むのです
ベンは南に向かっていました

途中 軍の部隊と出会います
第五騎兵隊のコリンズ中尉はチリカウア族が集まっていて危険だ 引き返すように言うのですが
ジョンは聞き入れません

ベンがここから西に向かえと言っても ジョンは頑なです

放っておけず幌馬車の後をついていくベン

休憩所でベンは旧知のビル・マスターズ(リー・マビーン)と出くわしました

ビルにはクリードという連れもいます

ビルは美しいアニーに目を付けました

やたら喋るビルによってベンの身上が明かされます

ベンは保安官だったことがあるのでした

シルバースプリングスで強盗事件があり ベンの妻が殺されました

ベンは自分の妻を殺した犯人一味を追っていること

アニーに目を付けたビルの振舞が露骨になり ベンはビル達を追い出します


先にフローラビスタに着いたビルは そこで強奪した金塊が運ばれてくるのを待っていた強盗犯一味から ベンを片付ける話に乗れ
そう誘われます

ビルの目当ては奪われた金塊
ベンはビルの話しに乗りませんでした


ベンは襲われます

倒れているベンを見つけたグリアー夫婦
そこでジョンが金塊をそうと知らず運んでいた(引き受けた金になるやばい仕事の内容が分かります)
それゆえにジョンはフローラビスタに行かないわけにはいかないのだと

ベンは金塊をおろすようにジョンに言い カリフォルニアへ向かう道を教えます


ジョンはベンが悪者を一人で捕らえようとしていることに
フローラビスタにだって保安官はいるだろうとー
そこに行って 金塊を待っていた男に撃たれました


ベンから金塊を奪おうとする犯人一味
自分の連れだった男まで殺して金塊を独り占めしようと立ち回るビル

最後はビルとベンの対決で 左右の腰に拳銃さげて両手使いで早撃ちに自信あるビルでしたが
ベンに撃たれました


そしてー
ベンが取り返した金塊が運ばれていきます

ジョンは死んだけれどカリフォルニアへ向かうと言うアニー

シルバースプリングスで保安官代理をするというベン

ベンの後ろ姿を見送ってアニー
御者に荷物をおろすように言います


暫くこの町にいるわーと



旅の途中 保安官の仕事をうしなった自分の代わりに働きに出て それで強盗に撃たれた
妻が死んだのは保安官以外の職につきたくなかった自分のプライドのせいだ
ベンはそう話したことがありました

単身 犯人たちを追って妻の仇を討ち 奪われた金塊を取り戻したベン

ビル役のリー・マビーンが女好きの悪役ながら何処か憎めないそういう個性を見せています
悪い奴だけどね