夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

天野頌子著「おくりびとは名探偵  元祖まごころ葬儀社 事件ファイル」 光文社文庫)

2020-03-30 19:23:02 | 本と雑誌



渋井和馬は葬儀社の息子 本業はミステリー作家だが新作のプロットがなかなか担当さんからOKが出ない
それで葬儀社の仕事をしている

一代の傑物だった中原グループの会長の葬儀
和馬の両親はインフルエンザにかかり この争議を任された和馬だが「おかあさんを殺した」という言葉をトイレの個室で聞いて
このまま葬儀を済ませていいのかーと

和馬の高校の先輩で住職の梅澤翆芳は学生時代にミステリー研究会の会長だった

翌日の火葬までに真実を明らかにしたいと二人は動く

和馬は小説のネタにあるかも~~~というアヤシイ動機もある

亡くなった会長には三人の息子があった
息子たちにとって良い母親ではなかったようだ

会長は本当に殺されたのか

犯人はいるのか

二転三転 話はころころ転がって

素直じゃない不器用な母親と 母親が死んでーーーーー
おかあさんの想い出が蘇る長男
夫が死んでしゃかりきになって働くことで生活を守った母親

良いお葬式ができますように