前回の記事は、こちらから。
キム・ジュン=ジェームスだと知ったボンイ叔父。怒り狂うボンイ叔父です。
あんなに待っていたアンナやトンへの事を思うと、妻も子もあり、幸せな暮らしをしてきたキム・ジュンのことは決して許せなかったんです。
怒りに任せて、アンナやトンへに真実を話そうとするのを、ボンイ兄とセヨンが必死になって止めました。
セワ母も、必死でボンイ叔父に頼みこみました。
セワの家庭を守ってほしいと。それを秘密にしてくれるなら、自分は何をしても良い・・・とね。
ボンイ叔父は、直情型ではあるけれど、その分人情には弱いからねぇ。
今のところは、かろうじて黙っています。
トジン母は、カフェで夫が女性と会っていた事までは掴みました。でも、相手の女性がどんな人なのかまではわかりませんでした。
だから、浮気なのかも・・・と疑っています。
トジン父は、一刻も早く妻にアンナの事を話したいのですが、トジン母としては、その話が、自分にとって良い話じゃない事を薄々感づいてるだけに、聞きたくないのです。理由をつけて、会話を先延ばしにしてます。
トンへの料理大会の日が来ました。
アンナとボンイ叔父も、観覧しに行ってます。
自己アピールの時、トンへが例のハーモニカをTV画面に映し、自分の父親探しの件を話しました。
それを、トジン母が、見たのです。
そして、夫が大切にしていたモノと同じだと気づきました
でも、信じたくないんです。
“あのハーモニカは家にあるはず”
そう信じたいトジン母は、すぐ家に戻り、夫の書斎の机の引き出しを開けようとしました。
でも、鍵がかかって開きません。
丁度、母の様子が変なのを見たトジンが後を追って帰宅して来まして。その様子を見ます。
「鍵職人を呼んで
」
息子に体裁を取り繕う余裕も無く、トジン母が叫びました。
でもね、当然、中にハーモニカはありませんでした。
母の取り乱した様子に、トジンは不安を隠せません。
トジン母は、ホテルに戻り、アンナの履歴書を取り寄せます。
それによって、アンナが養子だったことを知ります。以前、夫が友人との会話の中で、アメリカで付き合っていた女性が養子だったことを話していたのを思い出しました。
そして、その写真を持って、カフェに行きました、夫と一緒だった女性がアンナかどうか、確認するためです。
あっさりと、カフェの店員がアンナを認識しました。
茫然とするトジン母。
で、もうひとつ、確証を得るため、夫の友人に聞きましたよ、電話で。
「夫が昔付き合っていた女性の名前は、アンナ・レイカーというのか?」
押し黙ってしまった友人に、トジン母が言いました。
「わかりました。夫には、私が彼女の名前を知っている事を言わないでください。」
やっぱ、トジン母に、一番同情しますわ
料理大会で、トンへは、1次予選を通過。準決勝に進出しました。
それを祝福して、トジン父がトンへに歩み寄り、そっと抱きしめました。
トンへは、戸惑っています。そこまでの好意を示すトジン父が理解できなかったのです。
アンナは、その様子を見ても、何も言えません。
そこにトジン母が戻って来ました。
トンへを抱きしめる夫を見ました。
一瞬凍りついたような表情をしましたが、ゆっくりと夫に近づいてきました。
どーでる