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ヨンの代理摂政を認めるかと思われたキム・ホン。
でもこの当時、朝鮮は清を君主国としていました。だから、国の外交の長となる摂政は清の許可を得なければならない・・・とキム・ホンは言い出したのです。
一瞬苦々しい表情を見せたヨンですが、一転してノー天気な表情に変え、言いました。
「そりゃそーですね。」
って感じで。
近々、純祖の40歳の誕生日の宴に清から使節団が来る事になっているから、その時に許可を得て晴れて堂々と摂政となれるよう、延期してください・・・と頭を下げましたよ。
ところで、世子の服装のヨンを見ても、すぐには彼が世子だとは信じられなかったラオン。
でもね、すぐに気付きました。
ヨンがラオンに身分を明かさなかったのは、友を失いたくなかったからでした。世子だと知ったら、友では無く忠実な臣下になってしまうのが寂しかったのです。
「二人きりの時は友として接するのだ。これは命令だ。」
と、ヨン。ま~きゃいきゃい言いたくなるシーン満載ですな。
ヨンとラオンとの掛け合いが、面白くて可愛くて、にやにやしてしまいます。いたずらっ子なヨンの表情が上手いです。
ふと思ったのですが。「シンデレラと~」でも、こういうドキドキするようなシーンが満載なのに、あちらよりこちらの方がすんなりと受け入れて嬉し楽しになってしまうのは、何故ざんしょ。単に、俳優さんの好みの問題 チョン・イルssiも、アン・ジェヒョンssiも、好きなんだけど・・・。
チャン内官から、ラオンは世子の行動についてあれこれ注意事項を聞いていました。
その一つが、何と誤魔化されようと、宮殿から外に出してはいけない。仮病を使うこともあるから・・・なんてね。
でも、まんまと逃げられてしまいました。内官の同僚ソンヨルに、世子の服装を着せて、身代りに仕立てておいたのです。
ラオンが気付いた時、既にヨンは宮殿から外にお出かけしてしまった後でした。
宮中は、純祖の誕生祝いの宴の準備で大わらわ。手が足りなくて内官たちも、あっちにこっちに用事をいいつけられています。
そんな時、ユンソンが用事を頼みにやって来ました。
で、たまたま暇そうにしていたラオンにお声がかかったんです。
ユンソンのお伴で宮殿の外に出たラオン。
ふと、女性用の美しい服に目を惹かれてしまいました。幼い頃、母に隠れて女の子の服を着たことがあったラオン。勿論、こっぴどく母に叱られ、泣きました。
男として生きてきたけど、女として生きたい気持ちを捨てたわけではないラオン。美しい服にはやはり心惹かれますよね。
それを見たユンソン。
彼はラオンの思いを察しました。で、一揃え女物の服を買ったのです。ラオンにプレゼントしようと思ったのでしょうが。
帰り道、突然の雨に降られ、雨宿りしたユンソンとラオン。
服が濡れたので、買ったばかりの服をかけてあげようとしたユンソン。
でも、ラオンは流石に固辞しました。内官が、女物の服を着るわけにはいきません。あくまでも自分は男なんですから。
「大事な人への贈り物ですが、時期尚早のようです。その方が喜んで受け取ってくれる時まで待つつもりです。」
そして、ラオンの頭からすっぽりとかぶせたのです。
その時まで、ユンソンは、ラオンに対して男装した内官・・・ということで、興味を持っているだけだったのかもしれません。でも、頭から女物の服を被ったラオンを見て、初めて心が揺れたようです、本気で。
傘を買って来ます・・・と軒下から出て行きました。
その時代わりに雨宿りに来たのが、ヨン。
ヨンは亡き母との間に、雨に打たれた思い出がありました。
中殿だから、世子だからと言う事で雨に濡れてはいけないなんてことはない・・・と言った母。二人して、裸足になって、雨の中ではしゃいだ記憶。
それが甦りました。
ラオンがヨンに気付きました。
マズイ・・・と思わず背を向け、足元も隠しました。靴が男物ですもんね。
思わず雨の中に歩み出そうとした時、ヨンが止めました。風邪を引くかもしれないから・・・と。
それに答えたラオンの声に聞き覚えがあったのかな?
思わず近づこうとした時、ユンソンが戻って来ました。
ラオンを背に庇い、自分の思い人だと説明。どーにかばれずに済みました。
ヨンが外に出たのは、チョン・ヤギョンに会うためでした。
自分が摂政となることを防ぐために、キム・ホンたちは清の使臣に自分に不満を持つように仕向ける筈・・・とヨンは読んでいました。
だから、清に同等な外交相手として認められる方法を問いに来たのです。
ヤギョンは、キム・ホンを倒すのが良いと言いました。血を流すのではなく、もっと別の方法で・・・。何
「甘い蜜で殺せるのに、毒などいりません。」
と、ヤギョン。
舞と歌でひざまずかせられるなら・・・とヨンは考えました。
宴の準備により力を入れ始めました。
妓女を呼び入れ、美しい舞を披露する準備を始めました。舞のトリはエシムよいう妓女の一人舞に決まりました。
ヨンは、ラオンに舞の準備過程を一つ残らず書き留めるよう指示しました。自分の傍に常に付いているように・・・ともね
ラオンは、夜遅くまで記録をし続けました。
で、ふとうたた寝してしまうんですね。世子の部屋で・・・。
そのまま寝かせてくれたわけですが、焦るのは翌朝。爽快な目覚めをしたのが、世子の部屋だと知ると、おまけに自分が布団で寝て、ヨンは机にもたれたまま寝てたりしたら、そりゃぁ、打ち首もんですわな。
おまけに、チャン内官のヨンを起こす声が聞こえてきたし。
ま、その時は、ヨンが上手く追い払ってくれたので、事無きを得ましたが・・・。
ラオンは、ヨンの寝顔に目が釘付けになってしまってました。美しいですもん
いよいよ宴になりました。
予定通り出し物は続いたのですが、なんと、一人舞をする予定のエシムの姿が消えたーっ
勿論、キム・ホンの娘である中殿キム氏の命令です。
ヨンが準備した宴をぶち壊そうって魂胆です。
ラオンは、ヨンのあらさがしをしようとしてる連中がいるとビョンヨンから聞いていましたから、気が気じゃありません。
で、決心したのです。
自分が代役をしようと。
顔には覆面をつけました。
でも・・・衣装をつけているのを、誰かに見られちゃったよ。あれは、マ内官
ヨンも、焦っていました。
その時、エシムではない誰かが、舞台に出て来たのです。
美しい舞でした。亡き母の仕草を思い起こさせる振りつけでもありました。
ヨンは一目で心惹かれたようです。そして、遠くから見ていたユンソンも・・・。
ユンソンはそれはラオンだと、ちゃんと分かっていましたね。
舞が終わり、ヨンが言っていた“本当の意味での公演”が始まったのです。
純祖に捧げる祝辞が読まれる事になりました。
「祝辞を読む栄光を与えます。」
そう言ってヨンが名指ししたのは、キム・ホン。
祝辞ですから、当然、純祖を賛美し讃えた内容です。それをキム・ホンが読み上げることは、彼がどんなに権勢を誇っていても、しょせんは臣下であることを、万民に分からせるということです。勿論、キム・ホン自身にも・・・。
清の使臣が居る前です。
これに抗議するなんて事は出来ません。
ラオンは、人々の目がそちらに集中している隙に、舞台から抜け出しました。
で、急いで隠れようとしたんですが、なかなか・・・ねぇ。
ヨンは、舞をした女性を探しました。
危ない・・・というところで、ラオンの腕を掴んだのはユンソン。
ヨンから隠してくれました。
おお~っです。
それにしても、パク・ボゴムくんは勿論、ユンソンを演じているジニョンくんの美しい事 K-POPに詳しくない私は、この作品でお初だったのですが。
ま~、史劇の衣装が似合う事 イ・ジュンギssiタイプの美しさですね。