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同じ事務所で離婚訴訟を担当しているデビット・リーがへギョンを呼びました。
依頼人がへギョンに同席してほしいと言っている・・・と。
依頼人は、なんとチェ検事の妻ウンスクでした。
これまでも、離婚をためらう顧客がいた場合、へギョンを呼んで説得させる事が何度かあったようです。へギョンはある意味‘有名人’ですから。
勿論、へギョンはウンスクと面識はありませんでした。
裁判所でチェ検事が女性と何か言い争ってるのを遠くから目撃はしましたが、それがウンスクだとはこの時は分からなかったのです。
この時、チェ検事が事務所に乗り込んで来ました。物凄い剣幕です。
へギョンと二人で話しが・・・と呼びました。
チェ検事は、この離婚問題もテジュンの計画で、へギョンがそれを手伝っていると思いこんでいました。
いくらへギョンが関係無いと言っても、聞く耳持ちません。
へギョンの腕を掴み、脅しました。
「妻をそそのかしたら、テジュンの保釈の邪魔をしますよ。」
そして、
「玄関に置いた封筒はほんの序の口です。あれはただの警告でした。致命的な証拠はいくらでもある。」
「じゃぁ、見せてください!」
二人が言い争ってるその時、ジュンウォンが入って来ました。チェ検事がへギョンの腕を掴んでいるのを、見かけたのです。
「手を放してください。脅しているように見えますよ。」
あの不倫の写真を置いたのは、チェ検事だったのですね。
その後も、別の封筒が届けられていました。
中に入っていたのは、動画のデータ。テジュンがチョ・グッキョンらしき人物と会っている様子が写っていました。
見つけたジフンとソヨンは、へギョンに報告していません。父の事をもっと嫌いになってしまうかもしれない・・・と不安になったみたいです。
誰が届けたのか探るため、ジフンは玄関前の植え込みに監視カメラを仕掛けました。
ジュンウォンが担当しているのは、土地の買収に関する案件でした。
不動産会社側の弁護士として現れたのは、お色気たっぷりのイ・ヨンジュ弁護士。
そして相手の建設会社の代表がチョ・グッキョン。テジュンに脅され、賄賂を渡したと言う疑惑をもたれているその人物でした。
グッキョンが、へギョンに会いたいと言って来ました。ファンだと言うのですが…。
テジュンとの縁は、運転手のカン・ソクボムを通して結んだと言いました。
ジュンウォンが担当している土地再開発に絡む案件を解決してくれたら、この事務所と顧問契約をすると言いましたよ。
そして、顧問弁護士にはへギョンを・・・と指名しました。
ある日、へギョンとジュンウォンの不倫疑惑がニュースに挙がりました。
先日、捜査の為に行ったホテルでの様子が、写真に撮られていたのです。
ミョンヒは、へギョンを首にすると言いました。でも、ジュンウォンはそれなら自分も首にしろと言いました。それが公平な裁きだ・・・と。
ミョンヒは決して偏った考え方の人間ではありません。
口では事務所の悪い影響がある・・・と言いましたが、本当は弟が心配なんです。
チェ検事夫婦の離婚調停に向けての話し合いが始まりました。でも、チェ検事本人は現れず、代理の弁護士がやって来ました。
そして、離婚を承知すると言うのです。
元々夫婦財産契約と言うのを結んでいて、ウンスクには財産分与はありません。よって、財産の無い妻に親権を渡すなんて事を裁判所が決定する筈も無く。
無一文で妻のウンスクだけが家を出ると言うことだ・・と言う言い分でした。
「トライトンフィールズ。」
と、突然ウンスクが言いました。
弁護士が不審な表情をすると、
「主人に伝えて。次も来ないとPCで見たモノをキム・へギョン弁護士に伝えるとね。」
「武器とは私のことですか?」
と、へギョンはウンスクに聞きました。
「ええ。気が重いかしら。あなたも私を利用して。っこれでおあいこでしょ?」
ウンスクは言いました。
直後に影響はテジュンのところにありました。
チェ検事が、拘置所でいろんな優遇措置を受けてるテジュンから、それらを取り上げたのです。私物、書類、個室・・・そして特別な面会室まで。
そして、へギョンとジュンウォンのスキャンダルの記事まで置いて行きましたよ。
嫌な奴~っ
数日後にテジュンの保釈審理が予定されていました。
面会に行ったへギョンに、テジュンはチェ検事の行為を説明しました。他の受刑者と一緒の面会室に変わっていたので、へギョンも察しがついてはいました。
「俺の保釈を望まないならそう言え。君が人前で嘘をつくのを見たくない。」
「トライトンフィールズって何?」
へギョンがそう聞いたら、それまで柔らかな表情だったテジュンが一変。
「どこで聞いた?」
と、立ち上がりました。
ウンスクがチェ検事のPCの中で見たらしい・・・とへギョン。
テジュンは、もう少しウンスクから情報を得られるか?・・・と言いました。へギョン・・・意味が分からず、悶々としました。
ジュンウォンは、例の土地再開発の案件をチョ・グッキョンの望み通りの解決に持ち込む事が出来ました。
グッキョンは大喜びで、顧問契約の話を決めました。
その時、ジュンウォンはカン運転手から、テジュンとへギョンとの縁は、15年も前の事だ・・・と聞きました。
決して悪気があるようには見えないカン運転手。その縁がもとで、自分もテジュンも人生が変わった・・・と言いました。
二人の結婚を促したのは、私のようなものだ・・・とも。
ジュンウォンは気になりました。
新聞記事を調べて分かりました。研修生のへギョンが交通事故を起こしたという記事が見つかったのです。
チェ検事夫婦の離婚問題の話し合いは、難航していました。
ウンスクは、法律を持ち出して攻めてくるチェ検事に、自分が知ってる機密情報を匂わせながら、一歩も引きません。
勿論、傍にへギョンを置いておくのは、それがテジュンに関する事だからです。
へギョンは、自分が武器として使われるのを不愉快に思いながらも、興味も、そしてチェ検事がたじたじとするのを見る心地よさもおそらく感じていたでしょう。
結局、ウンスクの思い通りの条件で離婚が成立しそうです。
それにはやはり秘密保持誓約書へのサインが条件となっていました。
その書類にサインする前に、ウンスクはへギョンと二人だけにしてもらい、自分が知っている事を打ち明けました。サインした後では条件を破ることになりますからね。
「夫はイ検事の携帯を盗聴しました。PCに音声データが。トライトンフィールズの話もそこで。これが私の知ってる全てです。」
その日は、テジュンの保釈審理の日でした。
待合室でいるテジュンの前にパク検事が現れました。親しげに話しかけ、ちょっとした事実を引き出そうとしたんですね。
その瞬間、テジュンは悟りました。
盗聴されている・・・と。
パク検事、内ポケットに通話状態の携帯を入れてあったのです。そんな事に騙されるテジュンではありませんでした。
審理が始まりました。
へギョンの妻としての意見を裁判長が求めました。
ご主人の帰宅を望んでいますか?・・・とオ弁護士に問われ、はい・・・と答えました。
次に、チェ検事からの質問になりました。
ま~ねちねちと自分の妻との離婚問題の腹いせをするような質問の仕方です。
へギョンにどうやってもテジュンへの恨みや、離婚意志があるように供述してもらいたいと言うのが見え見えです。
「夫の帰りを望んでいるかという問いには、私はそう望んでいると答えた筈です。私の感情は不確かです。気持ちを正確に説明できますか?事件の前と後では愛する気持ちは同じではありません。だからと言って離婚するとも限りません。私は夫を愛し、また憎みます。毎日変わります。でも一つ確かなのは、夫が家族の元へ戻るのを願う気持ちです。」
この堂々たる言葉は、チェ検事を黙らせ、裁判長の心に届いたようです。
勿論、テジュンには痛いほどの妻の心が本心が響きました。
泣けそうでしたねぇ、このシーン。
‘グッドワイフ’・・・この言葉を体現しているように思えました。
テジュンは保釈されました。
家族の元に帰って来たのです。
そして、ジフンが仕掛けた監視カメラの映像に、何者かが写っていました。
ドアのキーを細工してるように見えるんですけど・・・