まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『雲が描いた月明かり』16話まで

2017-02-16 17:14:25 | 韓国ドラマのエトセトラ

                        

レビュー一覧は、こちらから。

 

ギョンレは、娘が何故謀反人としてお尋ね者になっているのか、理由を聞きたかっただけなのかもしれません。

妻にも生きている事を教えてはなかったようだし、白雲会のメンバーも、ハン内侍府長ですら知らなかったようですからね。

そこを、兵に捕まってしまったってことのようですね。

 

ホン・ギョンレが生きていた・・・そして捕まったと言う事を聞いた純祖は、あまりの驚きに倒れてしまいました。

一気にまた心の病がぶり返したようです。

その連絡を受け、結局国婚の式は取りやめとなってしまいました。

 

ラオンは、ハン内侍府長に父に会わせてほしいと頼みました。

宮中は危険過ぎます。だから、ハン内侍府長も反対したのですが、ラオンは意志は固かったのです。

初めて会う父です。それがおそらく最期となるでしょう。

何としても会って声が聞きたかったのです。

 

ビョンヨンに手引きされ、兵の恰好をしてラオンは宮中に入りました。

で、牢に行き、父の後ろ姿を見ました。

ところが、その時、ヨンもやって来たのです。

物音を聞いたビョンヨンは、ラオンを連れ出しました。

結局、この時、ギョンレの顔すら見る事が出来なかったわけです。ラオンは母が鷺草の刺繍をした手ぬぐいをそっと牢の中に落として行きました。

ギョンレは、すぐにそれが何か分かったようです。

 

ヨンはどうしてもギョンレの考えを直接聞きたかったのです。

ギョンレの行動の為に、自分はラオンを失ったわけですから・・・。

ギョンレは天が定めた王ではなく、民が選んだ民による政治のできる世を目指していると言いました。

民が選ぶ・・・というのが、ヨンには理解できなかったようです。

でも、民を思い、民の為の政治をしたいと思う事は同じだと思いました。

 

ビョンヨンは、ラオンをいったん以前のラオンの宿舎だったチャヒョン堂に連れて行きました。

その時、ヨンが来たのです。ラオンを見かけていたのかしら・・・。

チャヒョン堂には、あまり知られていない部屋がありました。ヨンの実母が時々使っていた部屋らしいです。

他の場所より安全だから・・・とヨンはラオンをそこに案内しました。

「看守が交代する時に、会わせてやろう。会いたい人には会うべきだ。」

と、ヨンが言いました。

ヨンにとってのラオン、そしてラオンにとってのヨン、ギョンレ・・・ですね。

 

ところがですよ。ラオンはキム・ウィギョにも目撃されていたんですよ。

厳戒態勢が取られ、宮殿から外に出るのは至難の業となりました。

宮中にも、ラオンの人相書が貼られたことから、内官の同僚たちは、ラオンが女だったと言う事を知りましたし、ハヨンもまた、ホン内官の正体を知る事になったのです。

ユンソンも危機感を募らせています。

 

ハヨンは、ヨンの腕に入れていた飾りと同じようなモノをラオンも腕につけていたのを知っていました。街で流行っているから・・・と、その時は二人の関係に気付かなかったようです。

でも、ラオンが女だと知った今、ヨンが愛している人というのが、ラオンだったと分かりました。結婚できない相手だというのも当てはまります。

二度と入らないようにと言った庭園も、おそらくラオンとの思い出の場所だったんだと思いました。

 

ハン内侍府長は、ビョンヨンに命じてギョンレの脱獄とラオンの出宮を指示しました。

純祖が直接尋問することになってるので、尋問が始まったら、脱出はいっそう困難になってしまいます。その前に・・・と計画しているのです。

 

ラオンはギョンレに会いに行きました。

「ホン・ラオン・・・‘楽しい’と言う名前をつけたのに、辛い思いをさせて済まない。」

一目で我が子だと分かったギョンレがラオンが名乗る前に言いました。

お前がそんな男の形をしなくても良い時代になったら、会いに行こうと思っていた・・・とギョンレ。

世の中を変えなくても、傍で父親として我が子の力になれた筈です・・・とラオン。

我が子には、よりよい世の中で生きて欲しかったのです、父親として・・・。

 

ラオンは、ソ内官にも姿を見られてしまいました。それも、ヨンと一緒のところを。

すぐに中殿キム氏に報告したソ内官。

キム氏は、内禁衛に連絡するよう命じ、自分も騒動を見に行こうとしました。

それを止めたのは、ユンソン。

キム氏が産んで捨てた実子の事を持ちだしました。勿論、キム氏は全面否定しました。

でも、生きているんですからね、その子は。キム氏は動けなくなりました。

 

チャヒョン堂でヨンとラオンは話しをしました。

自分たちが出会う前からこじれていた縁です。ラオンに責任はありません。

謝らなくて良い、何も言うな・・・とヨンは言いました。

「誰も知らないここに居る間だけは、そばにいたい。」

ヨンは静かに言いました。

想いは変わらず、募るばかりだけど、どうしようもない現実があって・・・。だから今だけは何も考えず、ただそばにいるだけで良いのです。同じ空間で、手を伸ばせば触れる事ができる距離でいることだけで。

 

純祖の精神はますます混乱してきました。悪夢にうなされ続けるのです。

で、飛び起きた純祖は、尋問をすぐに始めると叫びました。

予定より早く尋問が行われる事になり、ハン内侍府長やビョンヨンは計画が狂ってしまいました。

それでも、何としてもギョンレとラオンを助け出すつもりでいます。

 

尋問が始まりました。

純祖やヨン、そしてキム・ホンたち重臣が居並ぶ中で、尋問が始まりましたが、ギョンレは堂々と自分の意見を述べ、謀反だとか暴動を起こしたつもりは無いと言いました。

純祖は激し、拷問を加えろと命令しました。

ヨンをはじめとした面々は、流石に顔を背けました。

それでも、ギョンレは、王である純祖の罪、そして私腹を肥やして来た重臣たちの罪を訴えたのです。

 

純祖はいっそう興奮して叫びました。この場で首を斬りおとせ

ヨンが必死に止めました。落ち着いてください、尋問を終えてから刑を決めても遅くはありません・・・と。

 

ここで、キム・ホンはヨンとラオンの関係を持ちだしました。

ヨン、何も言えません。

そして、その場にラオンが連れて来られました。捕まっちゃってたのよぉ

ユンソンも、一足遅かった・・・。

 

ヨン、凍りついて言葉が出ません。

認めるわけにはいきません。かと言って、知らないとラオンを突き放すことも、ヨンには出来ませんから。

ギョンレは、この時ヨンと娘ラオンの想いを知ったのです。

関係が無いのなら、この場で娘を斬ってください・・・とキム・ホンが言いました。

斬れる筈ありません、ヨン。

何も言わず、固まったままのヨンに業を煮やした純祖が、兵に斬れと命じました。

 

ラオンは、思いました。この瞬間、自分の事は逆賊の娘として記憶してほしい・・・と。決して想いを残さないでほしいとヨンに言いたかったでしょう。ヨンを巻き込むわけにはいきません。

‘愛する者を守れなかったという酷い苦しみを世子様に与えたくありません’

ラオンはひたすらそれを思っていました。

 

何も言えないヨン。必死に手を握り締めて耐えていました。

そしてそんな息子を不安げに見詰める純祖。

皆が凍りついたような次の瞬間、ラオンを斬ろうとした兵が、後ろに控えていた別の兵に斬られたーっ

この時、ヨンもビョンヨンの剣を抜こうとしていたんです。

やっぱり止めようとしたんです。

 

尋問場は大混乱となりました。

白雲会の仲間が入り込んでいたんですね。

王様と世子様を守れ・・・という声に、ビョンヨンはヨンの前に立ち、兵の方に剣を構えました。

睨みあいとなったんだけど、圧倒的に白雲会の方が少人数です。

その時、ビョンヨンがヨンに剣を突きつけました。こうでもしないと、仲間は全滅ですし、ギョンレもラオンも死ぬ事になるのは目に見えていました。

 

驚いたのはヨンです。

これまで何度かビョンヨンを疑ったことがありました。

でも、そのたびに思いなおして来たのです。

「世子の命が惜しければ刀を捨てろ。」

ビョンヨンが叫びました。

 

ヨン・・・愛する人だけじゃなく、信頼してきた友まで失う事になるの

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『雲が描いた月明かり』15話まで

2017-02-16 13:36:47 | 韓国ドラマのエトセトラ

                       

レビュー一覧は、こちらから。

 

罠でした。

ハン内侍府長を装ってラオンに手紙を届けたのも、そしてヨンの机の上に手紙を置いたのも・・・。

キム・ホンたちが、ラオンを捕えるのと同時に、ヨンを謀反人と通じていたと言う事で捕え、世子の座から降ろすつもりだったんでしょう。

 

キム・グンギョが兵を率いて突入して来た時、そこに居たのはヨンのみ。

おまけに、彼らに向かって内禁衛の兵が剣を向けましたよ。

どういう事だと問われたグンギョは、しどろもどろになりながらも、何者かが逆賊に接触しようとしているという密告があって・・・と言いました。

「おそれおおくも世子を謀反人に仕立てあげようなどと。すぐにその者を捕えろ!さもなければ、そなたを罪に問う!」

計画は完全に失敗でした。

 

罠かもしれないと警戒したヨンは、ビョンヨンに探らせていたんですね。

で、それが分かった時、ラオンをビョンヨンと共に逃がしたのです。

 

今回の一件では、ハン内侍府長の名前をかたるとか、白雲会の内部事情に通じているモノが関わっていると察せられます。

ハン内侍府長は、ビョンヨンを疑っているようですが・・・。

実は、違いましたね。

ビョンヨンにあれこれと指示を出していた男がキム・ホンに寝返っていたのです。信念ではなく、お金で動く人間だったということなんです。

 

中殿キム氏の実子は、ユンソンが奪って来ていました。

親しい妓房に預けて世話をしてもらっていました。素性は明かしていません。

何事も無かったかのように振る舞う中殿を見て、ユンソンは怒りがこみ上げてきたようです。

幸せですか?・・・と皮肉っぽく問いました。

キム氏は意味が分からなかったようですが、その場にいたキム・ホンは何か感じるモノがあったようです。

 

ある夜、ラオンが襲われました。

気付いたラオン母が止めに入ったけど、殴られて倒れてしまいました。

危ないーっとなった時、助けに入ったのはビョンヨン。

争いになった時、ビョンヨンは覆面の下の顔をちらっと見ちゃった。仲間の男だと分かったようです。

 

後をつけていると、男がキム・ウィギョと会ってるのも確認しました。

で、取り押さえたのですが、男は、自分が捕まったら白雲会も終わりだ・・・とうそぶきました。

確かに・・・ですよね。怯むビョンヨンでした。

殴りつけたビョンヨン。その時、兵が。

ヨンの指示で、自分の机に手紙を置くよう女官に指示した者の似顔絵を元に、追っていたのです。

あっけなく捕まりましたよ。

 

焦ったのはキム・ウィギョやキム・グンギョたち。勿論、顔には出しませんが、キム・ホンも・・・。

男が口を開いたら、自分たちは全て終わりです。

密かに牢で始末しようとしたんですが、ヨンもその辺りはお見通し。彼らが動いた時、ヨンも何食わぬ顔で牢に現れましたよ。

どうしてここに?・・・と問われ、また動揺しまくりのウィギョたち。

ところが、男は既に殺されてしまっていたのです。

誰がやったの

 

疑いをかけられたままで領議政の座に居座る事は出来ない・・・などと、キム・ホンは、座を降りると言いだしました。

ウィギョたちも右に倣えで、役職を辞するなんて口々に言いました。

政治の混乱を招く事が分かってて、敢えてのパフォーマンスでしょうな。

ヨンは、別の方法で潔白を証明するよう申し渡しました。

そしたら、ラオンを指名手配しましたよ。お尋ね者として、街に人相書を貼り出したのです。

 

こうなったら、もう都にはいない方が良いのでは?・・・とビョンヨンはヨンに言いました。

その方がラオンは安全だからと。

ヨンもそう思いました。

で、ビョンヨンに頼みました。最後にもう一度会いたい・・・と。

 

ラオンが入って来た時、ヨンは本当に嬉しそうな表情をしました。

それに対して、ラオンは悲愴な感じでした。意を決してヨンに今生の別れを告げようとしていたのです。

ハン内侍府長に言われていました。

“絡まった糸を解く時、複雑すぎてどうしても解けないものがある。その時は未練なく断ち切らねばならない。それが世子様のためでもある”

ヨンが国婚を先延ばししているのを聞きました。夜もよく寝られず、食事もあまり取れていない・・・と言う事も聞きました。

だから、ヨンに自分に対して未練をもたないよう、世子嬪を迎えても罪悪感を持つ事が無いよう、きっぱりと忘れさせようと考えたのです。

 

自分の素性が分かった今は、世子様の傍に居る今が一番危険です・・・とラオンは言いました。

近づこうとしたヨンに小刀を向けました。

「王様は、私の父の所為で心の病になっているとか。世子様はさぞかし恨んでいるでしょうね。でも私も同じです。私の父は極悪な犯罪人として追い詰められたのです。」

つまり親は敵同士だということですね。

それでも、ヨンは近づきました。

ラオンの手を取り、小刀を自分の方に向けました。そして、切ったのです。自分の手頸にしている飾りの紐を。

ばらばらと玉や飾りが飛び散りました。

ラオンは思わずそちらを見つめました。

「もうよい。二度と会おうと言わぬ。」

 

ヨンは国婚を決めました。

そして、当日。

周囲が華やぎ、チャン内官なんぞは感慨深い表情で今にも泣きそうなのに、ヨンは一切の感情を失くしたようでした。

ただ突っ立って、衣装を着せられ、冠をかぶせられました。

いよいよ・・・となった時、チャン内官が駆けよって来ました。

王様が倒れました・・・と。

ホン・ギョンレが捕まったらしいです・・・と。

 

少し前、ラオンの母の前に、夫のホン・ギョンレが突然現れていました。

生きていたんですね。街に貼られた娘の人相書を破り捨てたのは、彼だったんでしょうね。娘がお尋ね者になった今、なんとしても疑いを晴らさないと・・・と思ったのかもしれません。

だから姿を現したのでしょう、きっと。

 

一方、キム・ホンはユンソンの様子がおかしいのが気になっていました。

そして、ユンソンが描いたラオンの絵を見つけたのです。

ユンソンは否定しませんでした、ラオンへの想いを。

「情けない奴め。」

と、キム・ホンは怒りました。

「女が描きたければそう言え、抱きたければ抱け。妓女を呼んでやると言っただろ

「おじい様のようにですか?一晩抱いたら、捨てるのですか?女人でも我が子でも不要な人間を捨てるのが、我が家門の伝統ですか私にもそう生きろと

ユンソンの言葉の正確な意味を、まだこの時はキム・ホンは知りませんでした。

ただ、ユンソンが不満を持っていると思ったのです。

 

ユンソンは、自分を念頭に置いて準備しているキム・ホンの計画が不満だと言いました。

「たとえ粗雑であろうとも、私は自分なりの絵を描きます。」

キム・ホン、孫であろうと容赦しない人間に見えるんですが・・・。だから、今度はユンソンが心配です。

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『雲が描いた月明かり』14話まで

2017-02-16 09:06:21 | 韓国ドラマのエトセトラ

                                       韓流ぴあ 2017/3月号

It's KOREAL 2017年3月号
クリエーター情報なし
オークラ出版

レビュー一覧は、こちらから。

この作品が切っ掛けで、ボゴムくん、ウナギ登りの人気ですね。雑誌の表紙を飾る事も多くなって来ました。素敵です

 

ラオンは、ユンソンの協力で、無事宮殿の門を出る事が出来ました。

そして、母の元に行ったのです。ユンソンだけがその場所を知っているのかな?

 

ヨンはショックでした。

ラオンが逆賊の娘だと言う事も・・・ですが、自分に何も言わずに腕飾りを残して消えた事の方が大きかったようです。

とても辛い事があったとしても、手放すのが自分であってはならない・・・とラオンに言ったヨン。ラオンは何の迷いも無くそれに頷いたのですから・・・。

 

ヨンは以前にも増して冷たく厳しくなりました。

大臣たちに反対されようと、自分の意志に従った政治をしました。怯む事もありません。

一番傍に居るチャン内官だけは、ヨンが何かに苦しんでいる事を感じとっていたのかもしれません。笑顔も見せずに夜もろくに寝ないで政治に没頭する姿がいたわしくてならないのです。

 

ある日、ドクホから、吏曹判書キム・ウィギョから、死んだ刺客の家族に多額の金塊が渡っていたと言う報告を受けました。

何らかの取引があったことは明白です。

 

一方で、ウィギョは、ソ内官からラオンについての話を聞いていました。

ホン・ラオンの捜索が始まった日、東宮殿の内官が消えた・・・と。その者の荷物から、女性用の服が発見された事もあったが、例によってヨンが庇った・・・とね。

怪しい・・・と悪知恵の働くウィギョは思い、ヨンにちくっと嫌味を言ったんですね。

でも、反対に金塊の事を持ちだされ、焦りました。

 

ヨンはユンソンを呼びました。

ユンソンが、ラオンの消息について、何も聞かない理由を聞きました。

「何か知っていたとしても、私に教えてくださるとは思えないので。」

とユンソンは答えました。

「私は違う。」

と、ヨン。

たとえ無駄でも聞きたい・・・と言いました。

この時のヨンの表情が上手いです。自分を情けなく思う気持ち、無駄だと分かっていても縋ろうとする期待のこもった複雑な表情でした。

何もお役に立てず申し訳ありません・・・とユンソン。

「“たとえ知っていても絶対に言わぬ”そう聞こえる。」

と、苦笑して言ったヨン。

「はいそうです。」

ユンソンの言葉を聞いて、ヨンはユンソンが知ってる事があるということに傷ついたようです。

 

ヨンもラオンも同じ月を見ていました。

それは二人の幸せな思い出につながるのです。

 

中殿キム氏が出産しました。

やはり公主・・・女の子でした。

キム氏は、その子を密かに宮殿から外に連れ出し、女官の産んだ男子を大君として発表したのです。

怖いわぁ・・・

誰にも知られていない・・・父のキム・ホンですら知らない事でした。でも、ユンソンが見ていました。

 

ラオンの元に、ユンソンは時々通っていました。

訪ねると言うのではなく、偶然会えればそれで良い・・・という感じです。流石ユンソンという気の使いようですね。

ラオンは、複雑でした。

ユンソンを見るとヨンを思い出します。勿論、忘れた事など無いのですが、やはり消息を聞ける相手ですからね。

ユンソンの自分への想いを知っているから、そして忘れなければいけない相手ですから、決して尋ねたりはしません。

 

キム・ホンがラオンの居場所を掴んだようです。

何時の間にか、ホン内官=ラオンだと言う事も掴んでいて、何やら随分事情通となっていますよ。

密かに彼の屋敷を訪ねた人物もいます。それがラオンの情報をもたらしたようですが・・・。誰

もしかしたら、ユンソン、尾行されたりしてないかしら

 

ヨンは、白雲会の間者としてラオンが自分の傍に仕え、あの日もラオンが門を開けて手引きした事で、自分が襲われた・・・とキム・ホンから報告を受けました。

信じたくはありません、でも、想像が広がってしまうのです。

ラオンに会いたい気持ち、裏切られたのかもしれないと言う思い、様々な思いがヨンの中で生まれ、苦しい日々を送っています。

 

いよいよ世子嬪が決まりました。勿論、ハヨンです。

世子嬪となるための教育が始まり、ハヨンは宮殿に通う事になりました。

そしてある日、庭園に行きました。ヨンとラオンが会っていた場所です。

ヨンは一瞬、入ってきた女性がラオンかと勘違いしてしまいました。でも・・・ハヨンだったわけで。

失望感アリアリの表情です。

ハヨンが嬪に決まったと言う事は知っていました。でもヨンによっては取引の一つでしかないのです。

嬉しそうなハヨンに言いました。

「取引だから、私も義務は果たそう。しかし、一つ約束してくれ。ここには入るな、二度と。」

ハヨン・・・流石にヨンの冷たい言葉に傷つきました。想いを隠して、家門の為だと言うハヨン。その切ない想いが辛いです。

 

ラオンも、ヨンの国婚が決まったと言う話を聞きました。

予想していた事ではあるけど、やはり胸が痛みました。

でも、母の手前、泣く事は出来ませんでした。

そんな時、ユンソンが来ました。

ラオンが必死で涙をこらえているのを見て、泣くように言いました。

堰を切ったように泣き始めたラオンを、ユンソン歯抱きしめたかったのです。でも、必死でその思いを抑えました。

 

ヨンもまた、ラオンへの想いを胸に秘め、苦しみに必死で耐えていました。

自分もペアの腕飾りを、外そうとしました。

でもね・・・できませんでした。想いがこみ上げて来て、一人で泣きました。

本当に孤独なヨンです。あの広い部屋に、一人きりで耐えるしかないのですから。

 

ある日、ラオンの元にハン内侍府長からの使いだという者が手紙を届けに来ました。

父親について話しがあるから・・・という呼び出しでした。

ってか・・・、ハン内侍府長、ラオンの居場所知ってるの

ビョンヨンに聞いてたんだけど?ハン内侍府長、ビョンヨンを疑ってる雰囲気もありましたよね。

罠じゃないの

 

で、ラオンが指定された場所に行って見ると、現れたのは、なんと、ヨン

凍りついたように何も言えないラオン。

「お前を絶対許さない。」

そう言ったヨンは、真っ直ぐにラオンに近づき、ぎゅう~っと抱きしめました。本当に強く・・・。

驚いたラオンですが、ラオンもまたヨンの背中を抱いたのです。

それを感じ、ヨンは腕に力を込めました。

 

しかし

外にはキム・ホンの指示で、ラオンとヨンの双方を捕まえるための兵が忍び寄ってますよーっ

危ない~っ

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