まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『検法男女(原題)』2話まで

2018-12-13 18:33:54 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

 

「暴行による死亡ではありません。」

ぺク・ボムははっきりと言いました。

あまりにも思いがけない証言に、ウン・ソルは呆然としてしまいました。

弁護士は、勢いづいたように主張しました。

お腹の子と被告人は無関係だ、夫婦間の喧嘩の原因は被害者の私生活の乱れだった・・・なんてね。

おまけに、被害者の身体の傷は、被告人がつけたと断定できないと言う証言まで、ぺク・ボムから引き出したのです。

殺人だけじゃなく、暴行の嫌疑まで回避しようとしたのです。

 

呆然としたソルですが、反撃に転じました。

被害者は水虫の薬やその他の薬を併用したことによる中毒を起こしているという検視結果を持ち出しました。

被害者に水虫はありませんでした。

水虫の薬を処方されていたのは、被告人でした。

でも、オ・マンサンは、妻に頼まれたと供述。

罪になる点はありません。

ソルは感情的にオ・マンサンを責め立てました。処方箋を偽造したのではないか、嘘をつくな・・・なんてね。

あまりにも未熟な尋問ですな、ソルは。裁判長の言うように、準備が足りないです。

結局、ソルが殺人罪という公訴事実を変えるつもりはないと言い張ったため、裁判長は一旦休廷とし、後日改めて裁判を開くと言いました。

その時までに公訴事実を維持できるような捜査内容を提示するように・・・とね。さもないと、無罪判決を出すしかない・・・と。

 

ソルは自分の未熟さを痛感しました。

そうね、見ていても、残念としか言いようの無い検事です、ソルは。

いくら新人と言えど、これでは裁判長に公正な判断を下してもらえないのではないかと思えますよ。

でも、あまり落ち込んだ様子はありません。

ノー天気だと言うのではなく、表には出さないけど、何かを覚悟して検事になったと思われます。

「絶えず存在の証明が必要な温室の雑草よ。いつ引き抜かれるか。」

と、カン首席検事に言いました。カン首席検事は、ソルを慰めようとしたのですが、それは必要なかったようです。

 

ところで、カン首席検事は、ぺク・ボムの交通事故の記録を意味ありげに眺めています。

何か関係あるのかしら?

 

ソルは、ぺク・ボムに文句を言いました。味方だと思っていたのに・・・と。そして、絶対に諦めないとも。

被害者は火葬され、被告人は釈放、現場もない・・・事件は終わりだとぺク・ボムに言われても。

 

何か見落とした物は無いかと、ソルは考えました。

その時、思い出したのです。

現場に自分がハイヒールを履いてそのまま入って行ったことを、ぺク・ボムに怒鳴りつけられたことを。

それに何かついているかもしれないと思ったので、ぺク・ボムに鑑定を依頼。

ぺク・ボムも、何か感じる事があったのか、すんなり引き受けました。

そこから、出たのです。水虫の薬の成分が。

それも、粉砕した状態で。

そしてもう一つ見落としていたのが、被害者の服のポケットの中のカプセル。ポケットの破れ目から服の中に落ちてしまっていたのです。

 

カプセルは、中身が替えられていました。

カプセルから指紋も出ました。

 

裁判が再開されました。

ソルは、新たな証拠の監察結果が出るまで、なんとか、尋問を引き延ばそうとしました。

しかし、オ・マンサンは陳述を拒否。

ソルは、胎児の親子鑑定の結果を示し、知りたいなら、質問に答える事を要求。

一旦は、興味の無い態度を取ったオ・マンサンですが、気持ちを変えました。鑑定結果を受け取ったのです。

それをちらっと見たオ・マンサンの表情から、ソルは胎児が彼の子だったと推定しました。

 

ソルが期待して待っていた新しい証拠の鑑定結果。

ところが、それらはすべて被害者につながるモノだったのです。被告人の痕跡は発見されませんでした。

 

今度は、検察側の証人として出廷したぺク・ボムは、証拠の鑑定結果から導き出した結論を言いました。

被害者は、自殺した・・・と。

夫オ・マンサンが殺したと見せかけて・・・。命をかけて夫のDVに対する復讐を試みたということです。

失敗に終わりましたが・・・。

 

呆然としたソルは、悔しさをにじませながら、オ・マンサンに対する被害者の無念の思いを述べました。

でも、結局、公訴事実を変更するしかありませんでした。殺人罪から傷害罪に・・・。

事実上の敗訴ですな。

 

それでも、ソルは落ち込んでいるわけにはいきませんでした。

次の事件が起ったからです。

今度は財産争いのようです。

 

3人のけたたましいアジュンマが一人の女性を訴えたのです、詐欺師だと。

女性は弟の子供を連れて現れたようです。

弟と言っても血のつながりは無く、跡継ぎが欲しい父親が養護施設から引き取った男性でした。

訴えられた女性ファジャは、ドゥクナムという男性が冷凍保存してあった精子で体外受精し、子供をもうけたのです。

父親が死ぬ時、その孫にも財産を分けると言ったことから、アジュンマたちは激怒したってわけ。

3年も前に死んだ血のつながりのない弟の子供なんて信じられないってことですね。

 

でも、ファジャは、子供に父親と会わせてやりたいというそれだけだと言いましてね。

財産狙いじゃないという口ぶりです。

 

ソルは、埋葬されたドゥクナムの遺体を掘り出しました。

まさか、この状態で会わせるつもりだったの?

何か他に掘り上げる理由が?

 

でも、とにかく、この事で、思わぬ事実が明らかになったのです。

ぺク・ボムが検視し、ドゥクナムは他殺だと思われたのです。

あの大騒ぎして遺体を取り戻そうとしたアジュンマ3人は、何か怪しいですな。

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『検法男女(原題)』視聴開始

2018-12-13 11:31:53 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ウン・ソル=チョン・ユミさんは、ソウル東部地検の新人検事。優秀な成績で検事になりました。

実家も裕福そうで、何の不自由もなく育ったお嬢さまという雰囲気ですが、何か彼女の心の中にも、鬱積したモノがあるようです。一見したところは明るく物おじしない性格のようですけどね。

 

就任早々、ソルが担当させられたのは、世間が注目する国会議員の息子の事件。

国会議員のどら息子オ・マンサンが、妻のヒギョンをDVの挙句に殺してしまったとされる事件です。

オ・マンサンの父は国会議員。祖父は元最高裁判官で、母親の実家は財閥グループという典型的な財閥一家に生まれましたが、本人は、世間ではろくでなしの財閥3世として有名でした。

ノ部長検事直々に事件を任され、ソルは緊張しながらも、やる気が湧いて来ました。

彼女の下には、お腹の弱いカン捜査官と、チョン事務官が配属されました。

首席検事は、ソルの先輩カン・ヒョン。ソルを何かとカバーしてあげようとしてますが、彼も何か含みがありそうです。

 

現場に意気揚々と乗り込んだソル。

流石に死体を目の前にしたら、冷静ではいられませんし、動揺もしました。

でも、次の瞬間、大声で怒鳴りつけられて我に帰りました。

怒鳴りつけたのは、ぺク・ボム=チョン・ジェヨンssi。科捜研の法医官で、検視のオタクとも噂される偏屈者でした。

でもま、ぺク・ボムの言い分もごもっとも。

ソルは、いきなり現場に靴のカバーもつけずにずかずかと乗り込んだ挙句に、勝手に死体に触って現場を変えてしまったのですから。重要な証拠を消してしまったり、変えてしまったりする恐れもあります。

 

オ・マンサン夫婦は日ごろから喧嘩が絶えない関係でした。

妻にDVを加えていたのです。その傷は身体中にありました。遺体は悲惨な状況だったのです。

そしてもう一つ分かったのが、妊娠していたということ。まだ初期だったので、本人しか知らなかったのかもしれませんが。

 

解剖してそれに気づいた時のぺク・ボムの動揺。

いつも怒ったような不機嫌な表情をしているぺク・ボムが、初めて動揺を見せました。

彼がこんな仕事オタクになったのは、理由がありそうですね。妊娠した愛する人を事故で失ったのかもしれません。そんな映像が彼の脳裏にフラッシュバックしていました。

 

ソルは、オ・マンソクが殺したに違いないと思い込みました。

ま、誰もがそう考えてもおかしくは無い状況でした。

確たる証拠はありません。

家政婦の証言から、暴力は日常的にあったことは証明できましたが・・・。

 

裁判が始まりました。

オ・マンサン側は、有能な弁護士集団で武装。

完全にソルは劣勢です。

 

充分な証拠もなく、尋問においても、新人のソルは劣勢でした。

トドメを刺したのは、なんと、検察側だと思っていたぺク・ボムが被告人側の証人として出廷し、証言したことです。

なんと、ぺク・ボムは、死亡理由は、暴行では無いと証言したのです。

あいやぁ~っ

ソル、完全に負け裁判じゃん

初めての事件は一生心に残るというのに。

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