まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『検法男女(原題)』4話まで

2018-12-14 23:25:27 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ちょっと出来過ぎの感ありでしたね。

ファジャが薬を入れた飲み物をこぼしちゃったソル。

洋服が汚れたので、トイレで洗ってくると言って席を立ちました。

ファジャは計画が初っ端から失敗したことで決心しました。毒を入れた注射器を持って、ソルに襲いかかったのです。

格闘となり、ソル、危うし・・・となった時、ポケットに持ってたスプレーを吹き付け、何とか突き飛ばしました。

結局、ぺク・ボムから連絡を受けたカン捜査官とチャ刑事が駆け付け、ファジャを逮捕する事ができたのです。

 

でもね、実は、ファジャの店に入る寸前に、ソルはぺク・ボムから連絡を受けていたのです。

被害者の服のボタンについていた指紋は、ファジャの物だと。

だから、飲み物をこぼしたのも、わざとだったし、服に沁みた飲み物を鑑定に出すのも忘れませんでした。

 

勿論、女性と言えど殺人犯と格闘なんてすることは初めてだし、ショックでした。顔にも首にも傷を負いましたし、精神的にもくじけそうになりました。

でも、気持ちを奮い立たせて、ファジャの尋問に赴いたのです。

 

ファジャがソルを襲ったのには理由がありました。

ソルをイルナムが尾行しているのを知っていて、今、ソルが殺されたらイルナムが疑われるように仕組もうとしていたのです。

イルナムが看護師にお金を振り込んでいたのは、ドゥクナムの情報を得るためでした。

それも、犯人に仕立てあげるには、都合の良いモノでしたしね。

それらの事実を突きつけましたが、ファジャは全く動じない様子でした。

 

ソルの無鉄砲とも言える行動を、ノ部長検事は叱責しました。

カン首席検事も、事件から降りろとまで言って怒りました。

でも、ソルにその気はありません。

カン首席検事は、10年前、やはり自分が新人だった時、ぺク・ボムと何らかの事件で関わり、しこりが残っているようです。

ぺク・ボムを信用してはいませんし、このままではソルにも何かあるかもしれないと心配になっているのです。

 

ソルの両親は、ただちに検事を辞めるよう言いました。

怪我をして帰宅したのを見たら、やっぱり親ならそう言うかもしれません。

でも、ちょっと違うかも。

もしかしたら、ソルの兄はさほど出来が良いわけじゃないのかも。だから、何事に於いてもソルの方が良い結果を残してきたのでしょう。

なのに、やはり両親は女性のソルではなく、兄に会社を任せたいと思っているのです。その為に、ソルを結婚させて家から出したいみたいです。

あまりにも酷過ぎない

結局、ソルは、カードや車など、全て置いて家を出て行きました。

 

ぺク・ボムは、遺体の身長がドゥクナムの資料と違う事に気づきました。

何か引っかかるものを感じたぺク・ボムは顔の復元を試みました。そしたら、なんと、別人の顔が出来上がって来たのです。

もう一度お墓を調べてみました。

そしたら、遺体についている土とお墓の土が別物だと言う事が分かったのです。

遺体は、ドゥクナムじゃなかったんです。

 

遺体はファジャの内縁の夫でした。

そして、本モノのドゥクナムは、内縁の夫名義のお墓に埋められていました。

遺体を取り換えたということです。

 

ファジャは、自分が産んだ子供は、内縁の夫の子だと思い込んでいました。

法的な夫ドゥクナムの子じゃないと、遺産を引き継ぐ事は出来ません。

そこで、この計画が出来上がったというわけです。

 

ところが、皮肉な事が判明しました。

ファジャの産んだ子は、ドゥクナムの子だったのです。

要するに、何もしないで、ただ静かにしていたら、莫大な遺産が転がり込んで来た筈だったってことです。

呆然とするファジャ。

それでも、子供には相続の権利がある・・・と喜びました。

 

ソルが冷静に言いました。

ファジャは、被相続人を殺したことで、相続の資格を失った。よって、遺産はもらえない・・・と。

あれ?子供は

ファジャは貰えないとしても、子供はソルは、親権喪失も請求する・・・と言いましたが。

 

ソルは、死刑を求刑しました。

研修中の模擬裁判で死刑を求刑したこともあるようです。

でもその時と違うのは、気持ちでした。決して晴れやかな気持ちにはなれなかったのです。

 

苛立ったソルは、狙撃練習場に。そこでぺク・ボムと出会ったので、まるで八つ当たりのようにぺク・ボムのやり方を責め立てました。

でも、私からして見ると、ぺク・ボムを責める資格なんてソルには無いと思います。

ここで言いたい放題ぺク・ボムの仕事のやり方や生き方、はては右手が震えていたのを見たこと、それは何か障害があるのか、胎児に関係があるのか・・・なんてことまで大声でぶつけなきゃいけないわけ

私だったら、ここで切れて頬を殴ってる

でも、ぺク・ボムは怒りを示しながらも、相手にしない方法を取りました。

 

ところがですよ。

なんと、ソルが一人暮らしをするために選んだ部屋が、なんと、ぺク・ボムの部屋の隣でしたよ。

気まずいなんてもんじゃないです。

おまけに、またも同じ事件に関わることになっちゃったし。

 

女性の遺体が発見されました。

その事件の有力な容疑者が、なんと、チャ刑事

人気ブログランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソ・ガンジュンサイン入りクリスマスカードプレゼント♪

2018-12-14 22:11:19 | イベント、プレゼント関連

衛星劇場さんでは、ソ・ガンジュンssiの作品として、現在「君も人間か?」が放送されていますし、1月には「第3の魅力(原題)」の先行放送が予定されています。

それらの作品への情熱を書いて、応募することで、ソ・ガンジュンssiのサイン入りクリスマスカード3名の方に届きます

応募詳細は、こちらから。

応募には、衛星劇場のLINEホームページに書かれているキーワードの記入が必要になっています。

是非、無料登録して、キーワードをゲットしてください。

締め切りは、12月19日(水)

人気ブログランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『検法男女(原題)』3話まで

2018-12-14 20:27:44 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

「解剖令状を取れ。」

と、ぺク・ボムから連絡が入った時、ウン・ソルはお見合いの真っ最中。

ま、ソルに結婚する気は全く無いし、第一、その時の相手が、どこからどー見てもマザコンのぼんぼん。

途中からしゃしゃり出て来た母親は、家柄の良さをひけらかし、ソルの検事という地位、家柄等の条件を気に入り、大金をやるから・・・なんて事を言いだしました。

ソルは、はっきりぴっしゃりと断って、席を立ちました。

 

ぺク・ボムは、うるさい3姉妹のアジュンマから遺体を奪い、解剖しようと科捜研に移送中だったのです。

事後承諾ってことです。

他殺の疑いありと聞いたソルは、駆け付け、3姉妹をなんとか落ち着かせ、解剖室に入りました。でもね、実はその時点では令状は取れてなかったのです。

パク科捜研院長は、ソルに上手く話を合わせてくれました。

ま、とにかく、大騒動の挙句、3年前に死んだドゥクナムは、解剖されたってわけです。

それによって、他殺かどうかはまだ判断できませんが、頭に陥没骨折の痕があるのを、確認することができました。

 

遺産相続が絡んでいるし、あの3姉妹の強欲さを見ると、物凄く怪しいのですが、火葬しなかったということは、犯人じゃないとも思われました。

犯人ならば、証拠隠滅のためにも、火葬してしまうでしょうからね。

 

ソルが帰宅すると、母が激怒して待ち受けていました。

ソル母は、なんとしても娘を結婚させようとしています。お金持ちと結婚することが自分たち親にとっては一番の孝行だ・・・とまで言いました。

あなたの所為でお兄ちゃんが困る・・・という言葉の意味は何でしょう。

まるで、ソルが父の会社を狙ってるような口ぶりでしたが。

ソルの実母だよね

息子の方が大切ってことなのでしょうか。

ま、とにかく、ソルは恵まれた環境で育ったけれど、精神的には苦労してきたようですね。

 

ぺク・ボムは、元はセオン病院という大病院の医者でした。

事故の所為なのかしら?右手を怪我してしまって、一時は不自由になってしまっていたようです。だから、手術も満足に出来なかったのかな?

気力がなくなっていた時、今の法医官の道を勧めてくれたのが、パク院長だったのです。

 

ファジャの裁判が始まりました。あの3姉妹が詐欺師だと訴えた件です。

ソルは、遺体の解剖結果で他殺の可能性が出て来た事を報告。そして、まずはドゥクナムの死因を特定することを優先すべきだと言いました。

その上で、3姉妹とファジャの4人を故人殺害容疑の被疑者とする・・・とね。

 

3姉妹はソルに噛みつきました。ホントに・・・ムカつくアジュンマたちだわ

でも、自分に疑いがかけられたと知ると、3姉妹の絆もあっという間に崩壊。お互いをののしり、疑わしい点を言い募りました。

 

捜査が始まりました。

3年前の事とはいえ、とにかく死んだ現場を検証しました。

幸い、セオン病院のVIP室はほぼ同じ状態でした。

ドゥクナムの心臓手術を担当したのは、ぺク・ボムの後輩医師イ・へソン。ぺク・ボムとの関係は最悪な雰囲気です。

 

病室での検証の結果、ドゥクナムの頭の傷は、部屋のソファーの肘掛に当たったためと推察されました。

3姉妹は、今では口で弟のことを大事に思ってるような事を言ってますが、当時は手術後間もない弟の病室に押し掛け、言いたい放題だったらしく、付き添いの女性もあまりにも酷い態度に、憤りを感じていたようです。

 

VIP室担当の看護師ならば、体調の変化に気づいていたかもしれないと思ったソルは、その女性を探しました。

既に病院を辞めてしまっていたからです。

 

毒物検査でプロポフォールという薬品が検出されました。それも大量の。

骨折による脳出血を隠すためだと思われました。

他殺に違いない・・・とソルやぺク・ボムは思いました。

で、すぐさま薬物の入手先を特定することが先決だと、病院の3年前の薬の記録や患者の投薬記録等を押収しました。

この時、カン首席検事の指示で手伝いに来たと言う男性が一人現れました。でもね、手伝いと言いながら、何らかの書類を抜きとっていましたよ。

本当にカン首席検事の指示?それとも、別の誰かの指示?

何があるんでしょう。

 

押収した資料から、薬物を盗んだと思われる人物が浮上。例のVIP室担当の看護師スギョンでした。

でも、まだまったく居場所がつかめていません。

だけど、思わぬところからヒントが。ソルの家の家政婦のアジュンマが、スギョンの写真を見て、甲状腺の手術をした仲間だと言うじゃありませんか。

ホルモン剤を一生飲まなくてはいけないと知り、そこからたどることができたのです。

しかし、一足遅かった。

 

ソルとカン捜査官が住所を頼りに訪ねた時、そこにはぺク・ボムたちが。

変死事件の遺体検視に来ていたのです。

身元不明とされた遺体の主は、ソルたちが探していたスギョンでした。

薬物の中毒死でした。

常習者ではないと、ぺク・ボムは言いました。たくさんある注射痕が全て新しいからです。

そして、彼女の3年前の口座にはドゥクナムの姉イルナムから持続的に入金があったのも確認されました。

でも、犯人に結び付く手掛かりは見つかりませんでした。

 

でもね、スギョンの服のボタンから、指紋が発見されました。

ソルが気付いたのです。

ただ、小さいので、検証は時間がかかりました。

でも、出ました。何と、その指紋はファジャ

 

ぺク・ボムがソルに連絡しました。

でも、ソルは電話に出ません。

その頃、ソルはファジャに呼び出されていたのです。

 

ファジャ・・・何かの薬物を飲み物に入れてソルに差し出しています。

危ない~っ

 

やっぱりね、怪しいと思ったのよ、ファジャ。

「あなたが眠っている間に」でも、鍵となる連続殺人犯を演じてましたもんね。

人気ブログランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『詩を忘れたあなたに(原題)』4話まで

2018-12-14 11:56:22 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

こう言う作品、好きです。ストーリーとすると、特に目新しい感じはしないのですが、登場人物たちが、表に見せてる姿が全てじゃ無いと言う事を表現する作品。

それぞれに事情を抱えていて、それゆえ、ある面では自分勝手だったり人を傷つけたりしてしまう人も、別の面では寂しさや思いやり、優しさを持っている・・・。

多分、現実はそうだろうと思います。ただ目に見える一面だけの人なんて、いない筈。

いろんな面を素直に表現できる人もいれば、善の部分を内に秘めて、悪の一面だけを見せてしまうあまのじゃくな人もいます。

そんな内に秘めてる部分が、何かの瞬間、表情に出てしまうことがあります。それが、この作品では詩に出会った瞬間だったり、人の純粋な優しさに触れた瞬間だったりします。

その瞬間が、とても優しいシーンになっています。そこが、好きです。

 

第4話のテーマは、『ぴったり身を寄せる』です。

 

ボヨンは、翌朝目覚めて、イェ・ジェウクに対して酔っ払って醜態を見せてしまったことを知りました。

別れた後、ジェウクにバス停で見た詩をメールしていたことを知った瞬間、前夜の醜態を思い出したってわけ。

どうすれば良いんだろうと、焦りまくりです。

だから、病院でジェウクを見かけた時、思わず隠れてしまいましたよ。

 

そんな様子を、ミノが目撃。

察しの良いミノは、ボヨンがジェウクに何か平謝りしなくてはならないほどの失態をしてしまったと気付きました。

そうなると、からかいたくなるのが、お子チャマなミノ。

距離を置きたいと言ってたのになぜからかうの?・・・とボヨンが聞いたら、

「お前みたいな面白いヤツと疎遠にするのはもったいないだろう。だから、お前と親しくすることにした。でも、又僕を好きになるなよ。」

おいおい・・・お前もなと言いたい。きっとミイラ取りがミイラになるんだわ、ミノやぁ

 

この時、ミノは、詩を送られるのは嫌だときっぱり言いました。まだチェールメールの方がマシだ・・・なんてね。

ボヨン・・・落ち込みました。ジェウクに詩を送っちゃったもんね

 

ボヨンは意を決してジェウクに謝りました。

酔って失態を見せてしまった・・・と。

「今後は好ましい姿をお見せします。」

「そうしてください。」

と、ジェウクは何でもない事のように言いました。

 

レントゲン技師のデバンとジュヨンは、前夜、こちらも酔っ払って大げんかしちゃってました。

この時、お互いがのけもので友達もいないし、恋愛経験も無いと思い合ってるてことも口論の挙句に叫んじゃったから大変。

デバンは、今後は、ジュヨンと距離を置いて、先輩技師としての態度を取ると宣言。

気まずい雰囲気になってしまいました。

 

でもね、ジュヨンはいろんな場面でデバンの人間としての優しさ、真面目さ、仕事に対する真摯な態度を見て行くにつれて、デバンをバカにしていた事を反省しました。

デバンは、決して哀れな人生を送っている人じゃ無い。人々の心を温める、暖かい人生人生を送っている人だ・・・と思ったのです。

ところで、デバン、昔院内恋愛をしていたと言うのですよ。で、その相手が、ど~もボヨンの先輩でルームメイトのユンジュのようなんですけど~っ

美女と野獣だわ

 

医療奉仕に行く事になった面々。

ボヨンは、朝早い出発だから・・・と皆の分もサンドイッチを準備しました。

ところが、持って行ったのは、切り落としたパンの耳の入った籠・・・

途中休憩のとき、コーヒーでも・・・と差し出したら、ジェウクは既にコーヒーを飲んでいましたし。

ミノのいたずらもあって、いつも以上に失態続きのボヨンでした。

必死に働いているところは、まったくジェウクの目に留まっていない・・・とボヨンは落ち込みました。

でもね、ジェウクは、ちゃんと見てました。

 

事件が起りました。

あるハルモニが、悪い膝を治すには、手術が必要と言われたけど、そんなお金は無い・・・と言うのを聞いたボヨンが、すぐに手術を受けないのなら、理学療法を受けるのはどうかと言ったのです。今より少しは良くなるから・・・と。

でもね、これをハルモニが、担当の医者に言ったもんだから、医者が激怒。

自分を過剰治療する医者に仕立てる気か・・・とね。

どうも、ハルモニがボヨンの言葉を誤解して、手術を受けなくても、理学療法で治ると理解してしまったようなのです。

激怒した医者が怒鳴りこんで来ました。

「理学療法士が知った口を利かないでください。医者の指示に従うべきです。理学療法士の分際で・・・。」

ボヨンがいくら誤解だと説明しようとしても、医者は聞きません。

ジェウクが言葉を挟みました。

「私と話しましょう。」

結局、ヤン室長とジェウクが医者と話しあう事になりました。

 

その状況に、ますます落ち込むボヨン。

ミノは、一人打ち上げの席を離れたボヨンを、追いました。

そしてボヨンを慰めたのです。

すっかりボヨンを見る目が優しくなっていますね、ミノ。

だってミノはボヨンの良いところをたくさん見ていますからね。ジェウクに見てもらおうと頑張るボヨンの姿だけじゃなく、見えないところでも、人に優しく心を尽くしているボヨンを・・・。

宿舎に帰ろうとした時、遠くを歩くハルモニの姿を見つけたボヨン。今回の騒動の原因となったあのハルモニです。

ハルモニは、腰を曲げて、リヤカーを引いていました。

誤解から自分に迷惑をかけた相手だと言うのに、ボヨンは見て見ぬ振りが出来ず、リヤカーを押すのを手伝ってあげました。

ミノは、呆れました、優しいフリをしちゃって・・・と。でもその言葉はミノの本心じゃないと分かります。

「泣き虫め。僕には好ましい姿を見せるのに・・・。」

 

キム・サインの詩「ぴったり身を寄せる」が浮かびました。

“曲った腰で新聞紙と段ボールを束ねる。80歳の縮んだ身体にはぶかぶかのモンペ。車が通るや壁にぴったりと身を寄せる。そしてリヤカーの取っ手を握り締める。孤独な立ち姿。汚い壁のクモのように。水槽の底のエイのように。灰色の壁にぴったりと身を寄せる。車が通り過ぎるとおばあさんはゆっくり身体を伸ばす。リヤカーの二つの車輪がかかとを追いかけていく。夜遅く古びたテレビを見る姿や、傾いたシンク台の前に腰を曲げて立つ姿を思うと胸が詰まる。部屋の隅に置かれた絞った雑巾を思うと・・・”

ハルモニだけじゃなく、ソウルの街かどで途方に暮れるキム・ナムの姿も、この詩にかぶります。

 

キム・ナムは医療奉仕に行ったものの、風邪で熱を出したため、先にソウルに帰ることになりました。

ところが、帰ってみると、下宿は雨漏り。

荷物が全部廊下に出されていました。下宿代は返すから、出て行ってくれと言われてしまい、途方にくれました。

そこは他から比べると格安物件だったのです。下宿代を返してもらったとしても、その予算で泊まれる下宿はソウルにはありませんでした。

最後の手段だと母に頼ろうと電話したんだけど、母も生活に必死で、そんな余裕が無い事はすぐに分かりました。お金の無心等できる筈ありませんよね。

スーツケースを引きずり、街かどで立ち尽くすキム・ナムでした。

 

ハルモニを家まで送った直後、ボヨンはジェウクに会いました。

謝るボヨンに、ジェウクは言いました。言葉の行き違いだとよく分かっています・・・と。

ほっとしたボヨンです。

「済みません、情けない姿ばかりお見せして。」

と、ボヨンがうつむいて言いました。すると、

「充分に見ました、好ましい姿を。」

・・・とジェウク。

「イェ派など存在しませんが、私がウ先生を気遣うのには理由があります。心を込めて患者に接する姿を見たからです。さっきもおばあさんを手伝った。」

ボヨンは、嬉しさがこみ上げて来ました。そしたら、

「ステキな詩を送ってくれて心が満たされました。」

と、言ってくれたじゃありませんか

ミノは、詩を嫌いだと言ったけど、ジェウクは違った・・・。ボヨンは嬉しさのあまり、小躍りしてしまいました。

ジェウクの後ろを歩いていたので、ジェウクには見られていないと思ってますが、その姿もジェウクは気づいていました。

だって、影が踊っていたんですもん可愛いったらありゃしない

流石のジェウクも、思わず微笑んでしまいましたよ

ステキな笑顔です、ジェウク

 

ところで、ジェウクの患者と不倫という噂。まんざら嘘でもなさそうです。

これまで何度もジェウクに電話したりメールを送って来たりしてる女性がいます。

ジェウクはそれを全て無視しているのですが、女性は未練たっぷりです。

ある時、女性の電話に出て、きっぱりと拒絶してるのを、ミノとキム・ナムが聞いちゃった。

キム・ナムは、その噂をミノに話しました。

 

いやぁ~っホント、この作品、私好みですわ

人気ブログランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『詩を忘れたあなたに(原題)』3話まで

2018-12-14 09:21:38 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

第3話のタイトルは、“とてもステキなあなた”。

 

イェ・ジェウクは新しい職場、新しい同僚の仕事状況を、あっという間につかみました。

ヤン室長の代わりに、リハビリ室の業務を統括することになりましたし。

そうすると、ボヨンに難しい仕事がたくさん押し付けられている事も分かりましたし、パク・シウォンがいろんな言い訳をしてはボヨンに自分のレポートの準備までさせていることにも気付きました。

それらを黙って見ないフリをするジェウクじゃありません。

正義感とか言うのではなく、当然の“忠告”として指摘しました。

仕事は公平に割り振られたようですし、結局、レポートの発表はボヨンがすることになりました。

契約職員であるボヨンにとっては、思ってもみなかった日の当たる仕事です。涙がこぼれそうになるくらいに嬉しく思いました。

そして、イェ・ジェウクに感謝したのです。尊敬に値する上司だと考えました。

 

ここで出て来た詩が、ハ・グムジュの「出会い1」。

“人生の冬に出会ったあなたは私を花のようにめでてくれた。踏まれ続けて見向きもされなかった私。あなたに出会い、新たな私に出会った。人生の冬に出会ったあなたは私を花のようにめでてくれた”

この詩を、ボヨンはジェウクを見ながら思っていました。

発表を任せてくれたことに対してお礼を言った時、ジェウクは当然の事だと言いました。

「先生が自ら手にした機会です。人一倍努力した者が機会を得るのは当然です。」

そして、忠告します・・・と続けて言いました。

「今後は他人の仕事を引き受けないでください。」

これを、ボヨンは、忠告だとは思えませんでした。自分を心配しての言葉だと受け取ったのです。

勘違いでしょうね、いつもの。

その直後、患者が不当な言いがかりをつけてボヨンに乱暴を働こうとする事件が起りました。

患者が振り上げた手を、寸前で止めて、ボヨンを庇ったのも、ジェウク。

この瞬間、ボヨンの尊敬が憧れに変わったと思いますよ、あたしゃ

 

イェ・ジェウクが指示したのが、たまたまボヨンに関係する事ばかりだったため、周囲の同僚たちは“イェ派”になったとはやし立てました。

やはり医療関係に於いても、誰に師事するかでその後の出世が変わってくるのでしょうね。

 

著名なイェ・ジェウクが何故この病院に来たかというのは、まだまだ病院内であれこれ取りざたされていました。

個人的にスポーツ選手に違法な治療をしたから・・・なんていう噂も飛び交っていましたが、それは、ジェウク本人が説明し、真実ではないとあっさり判明。

でもね、また一方では、患者と不倫関係になったらしい・・・というとんでも無い噂も囁かれています。

それを、キム・ナムが偶然耳にしちゃった。これも口走らなければ良いけどね、ナムやぁ。

 

レントゲン室のキム・デバンとハン・ジュヨンコンビは、ま~似た者同士。

どちらも変わり者だってことで、同僚や同期からはのけもの扱いされているんだけど、本人は全然分かっていません。

デバンは、教授になるために勉強していると言うジュヨンが、本当はドラマやネットに夢中で、勉強は全くはかどっていない事に気づいています。

そして、ジュヨンは、友達もいないし恋愛経験も無い可哀相な人生を送っているとデバンのことを考えているのです。

まぁ、当たってないわけじゃないけど・・・。

で、大人ですから、相手への哀れみの感情とか、上から目線の感情はちゃんと隠しててね。そう思うようになってから、相手に対して優しく振る舞うようになってます。

何が幸いするか・・・

 

ミノはと言うと、それまでのいい加減さが消えて、彼なりに頑張って実習に臨んでいます。

ボヨンとは親しくなりたくないと相変わらず言い続けていましたが、何かにつけてボヨンと関わるようになると、彼女の人の良さが見えて来ました。

泣き虫で、嬉しくても悲しくても涙をこぼしそうになって、空を見上げるボヨン。人の仕事でも嫌がらずに引き受けてバカを見てしまうし・・・。

見ていて、楽しくなる対象だと思い始めたのです。

親しい友人になりつつあります。

 

パク・シウォンは、家の仕事が忙しいと定時に帰宅したり、妻の仕事に協力すると言っては、新人にカードを売り込んだり、ボヨンに仕事を押し付けたりしてました。

それに、人の心を傷つけるようなことや皮肉を遠慮なく口走るため、なんだか嫌な奴って感じなんです。

そう言う人に限って上司には媚びへつらうわけですからね。

だけど、流石に目に余ってきたので、ヤン室長が、飲み会の席で散々に注意。ま、これもちょっと気の毒ではありましたね。二人だけで注意すれば良いのに、同僚や新人たちの前で・・・ですからね。

プライドもなんもあったもんじゃありません。

だけど、パク・シウォンにも事情があったのです。

家の事情と言うのは実母の病気の事でしたし、その事が原因で妻とも喧嘩が絶えない状況でしたし。

偶然ヤン室長がそれを知っちゃうんです。

そうなると、自分が事情も知らずに詰ったことが心苦しくなりますわな。

すぐにフォローしてあげましたよ。ヤン室長、良い人です。

と言うか、これでパク・シウォンの嫌味なところも減ればよいのですが。決して悪人じゃないのですから。

 

この飲み会には、イェ・ジェウクは参加していませんでした。

ボヨンは、がっくりです。

酔っ払って一人バス停に向かったボヨンは、そこで一遍の詩に出会いました。

キム・ヨンテクの「とてもステキなあなた」です。

“ある春の日、あなたの愛で 日陰になった裏庭に日差しが差し込む喜びを知った。暗闇から愛の灯火のもとへ私を誘いだしたあなたは・・・暗闇を越えてきた者だけが持つ明るい光で私の前に立ち 野花のように笑った。考えただけでもとてもステキなあなた”

 

その瞬間、ジェウクがバス停に現れました。まるで魔法の様です。

酔っ払ってるボヨンは、感情むき出しです。

患者の暴力から庇ってくれたことを感謝しました。

ま~可愛く絡みまくりですおまけに、普段は心の中で呟いている事を、全て言葉に出してしまってる事も本人は気付きません。

呆れたジェウクは、無理やりボヨンをタクシーに乗せました。

タクシーの窓を開けて、大騒ぎするボヨンを鼻先で苦笑した・・・よね?

ジェウクの笑顔が、いつ見られるのでしょう。

人気ブログランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする