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ハンムラビ法廷~初恋はツンデレ判事!?~ DVD-SET1 |
エル(INFINITE),Ara,ソン・ドンイル,リュ・ドクファン,イ・エリヤ | |
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン |
レビュー一覧は、こちらから。
チャオルムには、今回のセクハラ事件が他人事とは思えませんでした。
ピアノ科の学生だった頃、ピアノ弾きのアルバイトをしていた時、何度と無くセクハラに逢っていました。
それより何より、高校生の頃、バルンにも話した事がありますが、指導を受けていた先生からもセクハラを受けていたのです。
それは彼女にトラウマとして残っていて、高校生の時は男子学生が近くに来るのも緊張してしまうほどでした。
バルンは話を聞き、深夜に一人帰宅しようとしたチャオルムの後を追いました。きっとまだ怖いだろうと思ったのです。
確かに、緊張していたチャオルム。バルンのお陰でほっとしました。
バルンは何も言いませんでしたが、チャオルムはちゃんとその気遣いを分かっていました。
ぶっきらぼうで、冷徹に見えるバルンですが、優しい心を持っていると、もうチャオルムは分かっています。
そしてもう一人、しょっちゅうチャオルムたちの44部に来ては雑談していくチョン判事、一見すると軽いチャラ男に見えるけど、残業したり泊まり込んだりしながらもちゃんと仕事をしていると、バルンから聞きました。
うわべだけで判断してはいけないと、またチャオルムは学んだ次第です。
不当解雇の取り消しを求めた裁判は、様相が変わって来ました。
セクハラを訴えたインターンの女性以外、女性社員たちは皆、解雇された男性を庇う証言をしていました。
そして、不当解雇をした当の会社の代理人自身が全く争う気配を見せないのです。
インターンは神経質で本来ならば冗談で済む事を、ことさら大袈裟に訴えているにすぎないと、インターン一人を悪者にしたのです。
これにはさすがに、おかしいと思い始めたハン部長判事とバルン、チャオルムの3人。
八百長の臭いがすると、ハン部長判事は言いました。
3人の意見は一致しました。
本来ならば、あっさり結審となるところを、再度一人の女性社員を審問することにしました。
インターンと一番年が近く、裁判の時も心配そうに見つめていたのが目に留まっていたのです。
再度の審問でも、女性社員は証言を変えることはありませんでした。それが自分の身を守る術だったからです。
でも、ハン部長判事やバルン、チャオルムたちが細かく質問しているうちに、罪悪感に耐えられなくなって、とうとう真実を語り始めたのです。
尋問の途中で供述を変えても偽証にはならないとチャオルムが助言したことも大きかったと思われます。終わるまでに真実を述べれば良いのだとチャオルムは言いました。
一気に形勢は逆転。
女性社員自身も、インターンの時に同じ目に逢ったけど、口を閉ざした経験がありました。
その証拠として、彼女に送ってきたメールを証拠として提出しました。
今からでも告訴しますと女性社員は言いました。
すると、反論し始めた原告の弁護士に、原告の妻がセクハラに逢ったと言い出して・・・。
もう、修羅場ですわ。
原告と弁護士がつかみ合いの喧嘩になっちゃうし。
結局、不当解雇は正当だったという判決が下りました。
原告もそれを素直に受け入れたようです。
また一つ、勉強になった気がしたバルンでした。
そんなバルンに、チャオルムが声をかけました。
「今週末空いてるなら、私と一緒にアルバイトしませんか?」