アバウトタイム~止めたい時間~ DVD-BOX1 | |
イ・サンユン,イ・ソンギョン,イム・セミ,キム・ドンジュン,ハン・スンヨン | |
エスピーオー |
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スボンが塀の外に一歩足を踏み出そうとした瞬間、ドハがスボンの手を掴みました。
本当に危機一髪でした。
でもね、この事でスボンの気持ちも吹っ切れたようです。
元々、とても冷静で公平な考え方ができる女性です。
やっと、本来のスボンが戻って来ました。
ドハの腕にすがって泣くスボン。でもその泣き声は、憑き物が落ちたような子供のようなものでした。
災い転じて・・・となりました。
そして、今後福もやってくると思われます。
スボンのことが落ち着いた時、もうひとつ幸運が来ました。
契約破棄になっていたソンラクグループのチャン理事が、投資したいと申し出て来たのです。個人的に。
強気に出たドハの作戦が上手く行ったという事ですね。
ドハは、約束を守り、ミカを遠くから見守っています。
近づきたい、抱き締めたいという気持ちをぐっとこらえています。
食事に誘っても、レストランの一番端と端に座って、携帯で話ながら食事をしたりしてね。お店側からすると、不審極まりないのですが、何も言われていないところを見ると、ドハ御用達店なのかも。
スボンは、これまでドハから貰ったプレゼントを返しに来ました。
自分では捨てられないから・・・と。
そして、ドハのことを忘れると言いました。
ドハが、幸せになれとか、もっと良い人が見つかる筈だとか言いかけたら、それを制しました。そんな言葉、聞きたくないと。月並み過ぎるとね。
スボン、最後はカッコ良い姿でしたね。涙がこぼれそうに見えたけど、泣きませんでした。彼女のプライドでしょうね。
ミュージカルの練習は、佳境に入っていました。
ところが、本番まであと数日という時に、へリョンが倒れてしまったのです。
結局、へリョンは本番の舞台に立つことが出来ませんでした。
ミカは、分かってはいたものの、やはりショックを受けました。
こんな時、ドハは遠くから携帯で慰めてくれます。
ミカは、そんなドハを見て、生きたいと思いました。
少しでも長く、ドハを見ていたいと思いました。
着実にミカの寿命時計は時間を刻んでいました。
本番の舞台が幕を開けました。
どんどん減っていく寿命を見ながら、ミカは悔いの無いようにしたいと誓いました。
舞台でミカの姿は輝いていました。
千秋楽を無事終えることができました。
ジェユは、ミカのファン1号だと褒めました。
次の舞台を楽しみにしていると言いました。
でも、ミカは答えませんでした。時間はもうさほど残っていないのですから、次は無いのです、ミカには。
舞台を降りたミカを、ドハが待っていました。
約束通り、自分の言うことに従って・・・と、ドハ。
家に帰ろう。
ドハは、ミカの手首をスカーフで巻きました。寿命時計が見えないように。
そして、自分はすっぽりとフードをかぶり、身体を見えないようにしました。彼の寿命時計も見えないように・・・ということです。
二人は、静かにゆっくりと幸せな時間を過ごしました。
でもね・・・。
翌朝目覚めたミカが、気になって手首のスカーフをずらして見たら。
なんと、物凄い速さで寿命時計が進んでいるじゃありませんか!
勿論、延びているのです。
ということは、ドハの寿命時計は、それと同じ速さで短くなっているということです。
えーっ!