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ハンムラビ法廷~初恋はツンデレ判事!?~ DVD-SET2 |
エル(INFINITE),Ara,ソン・ドンイル,リュ・ドクファン,イ・エリヤ | |
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン |
レビュー一覧は、こちらから。
メールの内容もさることながら、皆、バルンが動いた事の方が驚きでした。
エリートらしく、他人のことには絶対に介入しないタイプだと皆思ってましたから。
その時点で、部長たちは、ホン判事が虚弱体質なだけで、ソン部長判事は誤解されていると思い込んでいました。全て、ソン部長判事の保身の動きの賜物と言うか・・・。
でも、バルンが動く事を考えると、何かあるのでは?と、思う人も出てきました。
チャオルムの必死の頼みもあって、署名はかなり集まりました。
でも、署名だけではいけないのです。実際に会議場に足を運んでくれた人の数が問題となるのです。半数の出席者が必要なんだとか。それを満たさないと、会議を開く事すらできない規則なんだそうです。
毎日忙しい判事が、いったい何名会議に出席してくれるか、怪しいもんです。
ハン部長判事は、バルンに言いました。
ソン部長判事に問題があることは分かっているが、事を荒立てて損をするのは君たちだ・・・と。自分がソン部長判事に話をするから、手を引けと。
ハン部長判事は、バルンたちが心配なのです。潰されてしまうのではないかと。バルンたちはまだ本当に恐ろしい輩が世の中には居ると言うことを知らないから・・・。
きっと、その“本当に恐ろしい輩”と言うのは、首席部長の事なんでしょうね。
穏やかな口調でソン部長判事に注意をし、仕事熱心なだけではダメだ、上手くやらなければ・・・なんて言ってます。
騒ぎを起こさず、こっそりと上手く立ち回るようにと言う意味でしょうか。どんな手を使ってでも、この組織を今までと同様、維持して行くように・・・ってか?
ソン部長判事を操るなんて、首席部長には朝飯前なのかもしれません。
ソン部長判事は、ホン判事の見舞いに行きました。
ホン判事と同じくソン部長判事の陪席を務めるキム判事を同行させていました。
用事を頼んでキム判事が離れた隙に、一人でホン判事の病室に行きました。
一応、口では謝る様子を見せながらも、押し止めるホン判事の夫を押し切って無理矢理病室に入り、自分の正当性を主張。
決して謝る気持ちなどないことがホン判事には分かりました。
まだ体調が落ち着かないホン判事が、自棄になったように口を開きました。これまで言えなかった不満をぶちまけたのです。
勿論、そんなことを聞いても、ソン部長判事は全く罪悪感の欠片も感じていない様子でした。
でも、そこにキム判事が戻って来たのを見た瞬間、土下座して見せたのです。
これでは、必死に謝罪しようとするソン部長判事の誠意をホン判事側が受け付けず、土下座までさせたという図式に見えてもしょうがありません。
キム判事は、ホン判事にたいする同情心が反転。やりすぎだと同僚に吹聴してしまったのです。
ソン部長判事の思う壺です。
形勢は一気に逆転してしまいました。
これでは過半数以上の会議への出席は望めません。
おまけに、会議の日にちが発表されて、バルンたちは更にがっくりしました。
一番忙しい金曜日の夕方。その時間帯は、裁判が最多なのです。
がっくりするバルンとチョン判事を尻目に、チャオルムは闘争心をいっそう掻き立てられたようです。
やれるだけの事はしましょう!と、バルンに言いました。
押しきられるように、バルンはチャオルムと共に各部所、各サークルを巡りました。
でも、成果は期待できそうにありません。
ともすればカッカとして感情的になってしまうチャオルムを、バルンは落ち着けと言いました。
そんな助言も、やっとチャオルムに素直に伝わるようになりましたね。
お互いの気持ちが近づいた証拠でしょうか。と言うよりは、人柄を理解し始めたところですね。
チャオルムとバルンは、いろんな判事たちと話をすることで、本当に様々な考え方があると今更ながら知りました。
それぞれの立場があり、事情があり、それぞれに大変な思いをしていると知りました。
大変なのは、ホン判事だけじゃないということです。
上層部は皆似たりよったりなのに、若手を一つにするのは、難しい・・・と、チャオルムは言いました。
「幸せな家族は似通っているが、不幸な家族は不幸の理由が様々だと言う言葉もある。」
と、バルン。
医療ミスで息子が死んだと訴えている老女の控訴審が開かれました。
担当は、チョン判事たちの43部。
チャオルムは傍聴に行きました。バルンは、これ以上関わらない方が良いと止めたのですが。
裁判では、死因の再鑑定の依頼が業務多忙により対応が困難だと言う理由で何度目かの差し戻しが報告されました。
原告の弁護士が、これは被告側が手を回したとしか思えないと主張。
勿論、被告側はそれを否認。
証拠が全く無い状況に変わりはありません。
ぺ部長判事は、病院側の過失を証明してくださいと言うばかり。裁判では証拠が全てだからと。
そして、あと1回しか機会は無いと通告して、裁判は終わったのです。
原告の老女はおろおろするばかりです。弁護士としても、手の打ちようがありません。
チャオルムとバルンは、裁判所の前で出勤してくる判事たちにビラを配りました。
チョン判事は、今後の事を考えると、そういう表だった行動は躊躇するものがあります。だから、やりたくないというのが本音なんですが、半ば無理矢理協力させられてしまいました。
でも、結局、チョン判事は、今後の協力を断って来ました。
ある日、ネット新聞にチャオルムの行動が載りました。
ソン部長判事が記者に情報を流したみたいですね。そうやって、外からの圧力で潰してしまおうと考えたのでしょう。
その中には、言動だけじゃなく、今回の医療ミスの一件に担当外にもかかわらず介入した疑いもあると書かれていました。
首席部長の指摘していた事態になりそうです。
バルンは、首席部長から、釘を刺されていたことをチャオルムに言いました。懲戒処分も検討されているということを。
チャオルムは、バルンが必死に止めた理由を知りました。
こんな状況になっても、チャオルムの意思は覆りませんでした。
「善意がダメなら責任をとる。でも、ソン部長判事のような悪意を野放しにはしない。」
チャオルムが首席部長に呼ばれました。
担当外の事件に介入するのは深刻な問題だ・・・と、首席部長は言いました。
でも、チャオルムは介入ではないと主張。弁護士の代わりに話を聞き、助言しただけだと。それと同じことを、法の日の催しで裁判所長と首席部長が無料の法律相談として行っていると。
それとどこが違うのでしょう・・・と、チャオルムは真っ直ぐに首席部長の目を見つめて問うたのです。
次に、首席部長は、ソン部長判事の一件を持ち出しました。
チャオルムが根拠もなく上層部の懲戒を求めて署名活動を行ったのは、禁止されている集団行動に該当するのでは?と。
そして、その事に憤慨している上層部は多い・・・とね。
今後、態度を改めないと、先は保証されないぞと。
チャオルムが反論しようとすると、その言葉を遮って言いました。
「これは話し合いではない。通告だ。」
バルンは、再度刑事部の部長判事を訪ねていました。
チャオルムの懲戒処分を何としても防ぎたいと思ってのことです。
でも、部長判事は、バルンたち若手の気持ちは分かるが今はその時期じゃないと言うのです。
国民が望む大きな変化のもとでは、小さな事だと。
「共に働く仲間が日々感じている挫折や侮蔑が小さな事ですか?その小さな問題の解決こそがいずれ部長がおっしゃる構造的な改革になるのでは?」
バルンはそう言って席を立ちました。
一歩引こう・・・と、バルンはチャオルムに言いました。
でも、チャオルムは賛同できません。
落ち込むチャオルムを、同じ44部の実務官たちが慰めてくれました。
仲間の応援が一番力になるとチャオルムは改めて感じました。
ミン・ヨンジュンから連絡が入りました。
なんと、医療ミス事件の病院のオーナーだと言うじゃありませんか。
話を聞いて、再度調査させたが、何も出なかったと言いました。
病院側は、名誉毀損等でチャオルムを問責しようとしているんだそうで。それを押さえようと、ヨンジュンは動いたようです。
そして、老女に見舞金を渡そうと提案したと言いました。
でもね、チャオルムは、お礼でも言わせたいの?・・・と言い、是非は裁判で明らかになるから、手を出さないでと冷たく言いました。