まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『ハンムラビ法廷~初恋はツンデレ判事!?~』TV放送版 14話まで

2019-06-28 20:42:33 | 韓国ドラマのエトセトラ
ハンムラビ法廷~初恋はツンデレ判事!?~ DVD-SET2
エル(INFINITE),Ara,ソン・ドンイル,リュ・ドクファン,イ・エリヤ
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

レビュー一覧は、こちらから。

 

チョン判事とイ速記者が交際を始めて、二人が変わったよバルンは思いました。

出世とか世渡りとかしか興味が無かったチョン判事が、そういうことを全く気にしなくなり、上司から反対されようと、自分の想いを貫いています。

イ速記者も、仕事は完璧だけど、人を受け入れることはなく、無表情だったのに、とても朗らかになりました。

良い変化です。

でもね、チョン判事は、そういうバルンも変わったと感じています。

バルンは自分の事しか興味が無く、他人の気持ちなどお構い無しに思ったことをずけずけと言ってましたからね。それが今では、チャオルムの表情を窺い、チョン判事たちの変化に気がついているのですから。

これは、チャオルム効果でしょうか。

 

判決直後に法廷で倒れたヨンジュンの義兄ヒョンミンは、収監された後も、無実を訴え続け重度のうつ病になっていました。

そしてある日、首を吊って自殺を試みてしまったのです。

幸い、発見が早かったため、未遂に終わりましたが危篤状態に陥ってしまいました。

 

流石にこれはチャオルムを打ちのめしました。

もし、判断が間違っていたらどうしよう・・・と、パニックになりそうでした。

呆然としてしまい、自信喪失状態になってしまってるチャオルムを、バルンは必死に慰めようとしました。チャオルムの責任じゃない、皆で協議して出した結論じゃないかと。財閥一族でこんな処遇を経験したことのないヒョンミンには、拘置所に入るだけで精神を追い詰めてしまったのだろう・・・と。

でもね、やはりチャオルムには、自分の判断が本当に正しかったのかという問いが消えることはありません。

証拠となった供述だって、人の記憶だから正確じゃないかもしれない、第一、事件当夜に酔った当事者の間に何があったか、正確且つ客観的に知ることが出来るだろうか・・・と言う。

何も信じられない、自分自身すら・・・チャオルムは呆然とするばかりでした。

 

追い討ちをかける事件が起こりました。

今度はヒョンミンの妻、ヨンジュンの実の姉が自殺を図ったのです。

もう、チャオルムは混乱の極みです。

これまで自分が担当して判決を決定した事件の全てを見直し始めました。何か見落としていないか、間違った判断じゃなかったのか・・・と。

何かに取りつかれたように書類をめくるチャオルムを、バルンは止める事が出来ませんでした。

 

地裁上層部も混乱していました。

NJグループは裁判所を攻撃してくるに違いないとぺ部長判事は首席部長判事に言いました。

首席部長判事も同感でした。

正しく判決したのか・・・と、思わず、44部を責める言葉を吐こうとしたぺ部長判事を、首席部長判事が遮りました。

それは判事として口にしてはいけない台詞でしょうからね。信頼が無ければ、判事は成り立ちませんし、そういう信念をもって事件に向き合っていることを、皆お互いを分かっていますからね。

 

ここから一斉にチャオルム叩きが始まりました。

新聞、ネット、TV、あらゆるメディアがチャオルムのこれまでの言動を細かくあげつらい、非難しました。

例の地下鉄内の痴漢騒動の犯人までもが、自分のしたことを棚にあげて非難しました。

地裁前では、チャオルムを辞めさせろと抗議する一団が騒ぎ始めました。

 

妙な考えは起こさず、仕事に集中しろ・・・と、ハン部長判事は言いました。

こんなときでも、事件は起こります。

今度チャオルムの担当となったのは、浮気した妻を夫が殴打している最中に妻が夫をハサミで刺し殺してしまったという事件です。

また、男女関係の事件です。ハン部長判事は、負担ならば担当を変えることもできると言ってくれましたが、チャオルムは引き受けると言いました。

 

このチャオルム叩きの裏にはNJグループがいました。

正確には、ヨンジュンが。

事はチャオルムあら始まりましたが、そのうち、裁判官の懲戒を強化するべきではないかと法制度の改革にまで議論が発展していました。事を大きくしようとしていました。

そうすることで、NJから目を逸らそうとしているのでしょうね。

そこに油を注ぐ形になったのが、控訴審。なにせ、担当が高検に栄転したソン部長判事なんですから。

 

ソン部長判事は地裁で味わった屈辱を忘れていません。特に、チャオルムへの恨みは全く消えていないみたいです。

これを、仕返しするには絶好のチャンスと見ていました。

それに、世間で注目の的となってる事件を扱うということは、今後の自分の出世にも関わってくるのは明らかですからね。 

 

初っぱなから、ソン部長判事は第一審がいかにも公平じゃ無かったかのような挨拶です。

その言葉を知ったバルンは激怒。

チャオルムはいっそう落ち込みました。

最善を尽くても不十分なら、どう責任を取れば良いのか。それ以前に、最善を尽くしたのか、偏りは無かったか、神じゃないからこそ、自分が怖いと。

僕も同じ考えだった、僕は無能な判事ですか?礼儀は無くても実力はあるつもりだ・・・と、バルンは慰めました。

多分、普通のドラマだったら、ここで肩を抱いたり優しく抱き締めたりするんだろうな・・・と、ちょっと物足りなく思ったのは確かですが、でもこれがバルンのスタイルなんでしょう。判事という立場のバルンの。

ありがとう・・・と、チャオルムは少し微笑みました。

 

ところで、ソン部長判事は相変わらずマスコミとの繋がりが密なようで。

オフレコだとか言いながら、自分勝手な意見を喋りまくってますヽ(♯`Д´)ノコリャーッ

 

地裁の中でも、チャオルムは針の筵でした。

流石に面と向かって怒る人はいませんが、皆、いい迷惑だと感じているようです。

 

バルンとチョン判事は、この騒動を煽っているのがNJグループだと気づきました。

バルンは、同僚たちの冷たい視線にさらされているチャオルムを見ていられませんでした。ソン部長判事も、これ幸いと嫌みを言いたい放題ですし。

ハン部長判事は我慢しろと言いますが、彼はもう我慢の限界に来ていました。

興奮しているバルンに、チョン検事は冷静になれと言いました。お前らしく・・・と。

 

チャオルムをよく知る人たちは、皆、味方でした。

イ速記者は温かく支えてくれました。

ハン部長判事も悩み苦しんでいました。彼はチャオルムに申し訳なく思っていました。自分のような頼りない人間が上司で・・・。

 

バルンは、直接対決と思ったのか、ヨンジュンに会いに行きました。

パク判事を攻撃することを止めてください、とても愛しているんでしょう?・・・とバルンは言いました。

直球です。

家族を守る立場に自分はいる・・・と、ヨンジュン。

持つものが多いと、守るものも多くなると。

取引する材料を持ってきましたか?・・・と、ヨンジュン。

「もし、パク判事を攻撃する理由の一つが僕なら・・・身を引きます。」

バルンは辛そうに言いました。

ヨンジュンは鼻で笑いました。無理だと思えたからです。

そして、バルンに自社の法務室に転職するのはどうかと言いました。経済的に楽になりますよ・・・と。

 

必要とあらば・・・と、意外にもバルンが言いましたよ。判事を辞めても良いと。

自分のような判事はたくさんいるが、チャオルムのような判事はいないと言いました。裁判所に必要な人だと

その言葉で、バルンのチャオルムへの想いの深さが分かりました。

ヨンジュンは気分が悪くなりました。苛めたくなったのでしょう。

手始めに土下座してみたら?・・・と言いましたよ。

最初は難しくても慣れたら平気になります・・・なんてね。

 

立ち上がって待ち構えるヨンジュンの前に、躊躇いながら向き合って立ったバルン。

ゆっくりと膝を折っていくのですが・・・結局、膝はつきませんでした。

ヨンジュンは、ここまでするのかと、ちょっと呆れた表情、バカにした表情に見えました。

でもね、次の瞬間、バルンは立ち上がったのです。

「あなたはいつか法の前に屈する。最初は難しくても慣れたら平気です。」

ヨンジュンの言葉をそのまま返しました。

そして、部屋を出ていったのです。

 

いやねぇ、このシーンのバルンがめっちゃかっこ良いんですよ。

膝をつこうとするシーンなんぞ、一目見た瞬間惹き付けられましたよ。

片膝に手を当てて、もう片方の膝をつこうとする姿が、美しい!シーンに相応しくない感想だとは分かってますよ。でもね、美しいとしか言えなくて。

何度もそこだけリピートしちゃったくらい。

 

バルンとチャオルムは控訴審を傍聴しに行きました。

ソン部長判事は、気づいていたようです。第一審とは違うところを見せつけようという気持ちがいっそう働いたのではないでしょうか。

仕返しのひとつとして。

 

ここで、弁護団はかさにかかって原告を責め立てました。

そしたらなんと、原告の女性医師は証言を翻してしまったのです!

すみません、すみません・・・と繰り返す原告。

ここまで大事になるとは・・・なんて。

傍聴席でチャオルムはショックのあまり席から乗り出そうとしました。

バルンはチャオルムをおさえました。

 

ソン部長判事は、被告人の保釈を検討すると宣言しました。

一審判決を覆したことになります。

 

チャオルムは呆然としました。このまま死んでしまいそう・・・と泣き出しました。

君のために何でもしてあげたいのに、ごめん・・・とバルン

「私のためにそこに居て。」

チャオルムはそう言って泣きながらバルンに近づき、肩に頭を乗せました。

泣き出したチャオルムを、バルンは優しく抱き締め、背中を撫でてあげました。

それしか出来ませんでした、その時は。

 

庭に出たチャオルムに、同僚が聞こえるように皮肉を言いました。

普段のチャオルムなら、食って掛かるところです。

でも、その時チャオルムは静かに頭を下げて謝ったのです。

涙をためて頭を下げるチャオルムを見て、同僚は罪悪感を抱いたようです。

 

上層部も同じ気持ちだったようです。

しょっちゅう問題を起こすチャオルムですが、外部からつるし上げられる姿は見ていられないとぺ部長判事が言いました。

それでも、何らかの行動は起こさなくてはいけない雰囲気でした。

チャオルムにたいする懲戒処分を再考しよう・・・と、首席部長判事が言いました。誰かが責任をとらなくては事は収まらないだろうから・・・とね。

 

チャオルムが、ハン部長判事に辞表を提出しました。


人気ブログランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『黒騎士~永遠の約束~』7話まで

2019-06-28 15:53:29 | 韓国ドラマのエトセトラ
黒騎士~永遠の約束~ DVD-SET1
キム・レウォン,シン・セギョン,ソ・ジヘ,チャン・ミヒ,キム・ヒョンジュン
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

 レビュー一覧は、こちらから。

 

朝鮮時代のシャロンの先祖は、かなりの悪女だったけど、現代のシャロンはどこか滑稽さを漂わせてます。

ヘラに成り済まして、スホに会いに行き、まさかそのまま・・・と思ったら、方向転換して今度はジフンにモーションかけたりして。

二股かけてる悪い女とスホに思わせる作戦だったのかしら?

スホの前でも、散々ぶりっ子したかと思ったら、無作法な姿を見せたりして、幻滅させる作戦に出ちゃったり。

方法が、何だか子供っぽい。と言うか、古臭い。

仕方が無いかもね。姿形は現代人だけど、本質は朝鮮時代の女性ですから。

ただ、ジフンは、すっかり誤解してます。ヘラが再度自分を想ってくれるようになったと。

今後、ややこしくなりそうです。

 

で、どーなったかと言うと。

急にいなくなったヘラを探していたスホに、ベッキから連絡が入りました。

ベッキは、シャロンの店で爆睡中のヘラを見つけたもんですから。

ぴんっと来たベッキ。シャロンが成り済まして出ていったんだと。

で、スホに連絡したってわけ。

 

駆けつけたスホが必死にヘラを揺り起こしたので、ヘラの目が覚めそうになりました。

スホはヘラを抱き上げて自宅に連れ帰りました。

その瞬間、ジフンと会ってた偽ヘラの声が変わりました。シャロンの声に。

目眩もし始めたので、シャロンはどーにか帰宅したんです。で、死んだように眠り始めたのです。

 

目が覚めたヘラは、いったい何があったのか、全く分かりません。

スホは、あまりにも酒癖が悪いとヘラを叱りました。が、ヘラはお酒など飲んでいないと主張。

じゃぁ、ヘラが騒いだ屋台で現場検証しようということに。

ま、現場検証にかこつけたデートって事ですね。

 

スホは、ヘラに仕事に参考になる情報を教えました。

それをヒントとして、ヘラは新しい企画を思い付きました。

仕事のできる自立した女性への道を踏み出そうとしています。

 

一方、目覚めたシャロンの肩とベッキの肩に、入れ墨のような文字が浮かび上がりました。

“死の国をさまよう鬼”と書かれています。

悪さをしたら、体のあちこちに刻まれ続けるようで、顔に出たら、もう外には出られませんわな。お仕舞いです。

驚き恐怖に襲われたベッキとは違って、シャロンは少々お気楽な感じ。

使用人から、“いいかも、ユニークだし”と言われると、そうかも♪なんて言ったりしてますよ。

ベッキは呆れてます。

 

ところで、ゴン父は体調がイマイチです。

何とか、スホと対抗しようとしてますが、旗色は悪いです。

ゴンは、父が大型商業施設を建てたら、その1画をヘラに譲ると声をかけているのを知っています。でも、もしかしたら、ヘラを利用するだけかもしれないと父親を疑っても

います。

だから、正式な文書にしてヘラと契約してくれと言いました。ヘラに責任があるだろうと。

やっぱり、ヘラ父が死んだ後、その会社を騙しとったみたいですね。

ヘラを好きなのかと父に問われたゴン。

好きだとはっきり答えました。ヨンミには恩があるから、婚約したと言いましたよ。ヨンミが可哀想です。

 

ゴンは、スホの情報を得ようと、ジフンに近づきました。

ジフンが個人トレーナーをしていると聞いたのです。

そして、仕事をしたいと思っているから、情報がほしいと頼みました。勿論、報酬を餌に。

伊達に偽検事を名乗ってなかったジフン。スホと秘書の会話から、仕事の内容をすぐに理解し、ゴンに伝えていました。

 

ヘラは現場検証の場所、屋台に行きました。

ところが、臨時休業。

仕方がないので、引き返そうとしたとき、横断歩道の向こう側にスホの姿を見つけました。

青になったので、歩き出したとき、信号を無視してバイクが突っ込んで来ました。

先に気づいたヘラが、スホに危険を大声で知らせ、持ってた何かをバイクの方に投げました。

それがバイクの運転手にぶつかり、方向が変わりました。今度はヘラと幼い男の子と母親の方向に突っ込んで来ようとしました。

ヘラは、男の子の自転車を抱えあげると、バイク目掛けて投げました。

凄い!

どーなった?!

人気ブログランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ハンムラビ法廷~初恋はツンデレ判事!?~』TV放送版 13話まで

2019-06-28 11:43:46 | 韓国ドラマのエトセトラ
ハンムラビ法廷~初恋はツンデレ判事!?~ DVD-SET1
エル(INFINITE),Ara,ソン・ドンイル,リュ・ドクファン,イ・エリヤ
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

レビュー一覧は、こちらから。

 

「構いません、時々迷惑をかけてください、私に。」

なんて言葉を言っちゃった翌日。

バルンは気になって仕事が手につきません。

平気そうに振る舞っていたのですが、心ここにあらずなのはチャオルムも同じ。

自分が言った言葉なのに、狼狽えてしまって。

どうしよう、どうしよう・・・と、ろうろろ。

 

同僚を殴ってしまい、その現場を上司に目撃されてしまったチョン判事。

ぺ部長判事から、こっぴどく叱責されました。

チョン判事の行動を、セクハラとしか思えないぺ部長判事。それほどに地位の差を身分の差、人の価値の差と考えているってことです。

チョン判事は、反論しました。誤解ですと言いました。

暴力沙汰の話を耳にしたイ速記者は、チョン判事に言いました。

「世の中には変わらない人の方が多い。理解させる必要も闘う必要もない。人それぞれだから。やり過ごせばいい。私のために喧嘩しないで。」

二人はもう大丈夫そうです。

 

セジン大学病院で準強制性交事件が起こりました。教授が教え子を泥酔させてホテルに連れ込んだとされていました。

その被告の教授がなんと、ヨンジュンの姉の夫、義兄だと分かりました。

担当はチャオルム。ヨンジュンとの関係から、判決に手心を加えるのではないかという誤解を生む恐れがあると考えたチャオルム。

ハン部長判事にそれを伝えました。

ハン部長判事は、裁判を始める前に、それを原告被告の双方に伝え、異論があるのならば、裁判官を変えると言いました。でも、特に問題とされず、チャオルムは裁判に関わることになりました。

 

主張は、真っ向から対立。

被告側は合意の上だったと言い、原告はそれを否定していました。

長引きそうです。

 

その日は、ユン実務官の誕生日でした。前々から、その日を皆でお祝いしようと、計画を立てていたチャオルムたち。

裁判もあるので、どうしようかと考えたのですが、やっぱりせっかくの機会なんだからと、計画通り皆でクラブに繰り出しました。シングルマザーのユン実務官は、子供を預ける手配もしていましたのでね。

この時点で、イ速記者が別の顔をもっていることを打ち明けました。

彼女が言ってた夜の仕事というのは、ウェブ小説家って事だったのです。

チャオルムや市場のアジュンマたちもファンの作者でした。その収入で高級外車や洋服などを買っていたってことです。

 

久々に着飾って出掛けたチャオルム、ユン実務官、イ速記者、イ警護官。

彼女たちにチャラい男性二人が声をかけて来ました。どうも一人はお金持ちの息子らしく、VIP席に行こうとしきりに誘いました。

乗る筈ないですよね、彼女たちが。

きっぱりと断ったのに憤慨し、暴力を振るおうとしたとき、その手を止めたんは、なんと、バルン。

クラブにいると聞いたチョン判事が、危険だからとバルンを誘ってやって来たというわけです。

 

裁判では、流石に財閥、有能な弁護士を雇い、有利に進めていました。

チャオルムは、あまりにも力の差が有りすぎると思いました。病院理事長を妻に持ち、一流弁護団を従える教授と、女性研修医ですからね。

しかし、ハン部長判事は、チャオルムの考え方を偏ったモノだと指摘しました。

裁判所は強きをくじき、弱きを助けるところだと常にチャオルムは言っていました。確かに、社会は構造的に不平等で、強者は証拠を操ることもできるわけで。

チャオルムの考え方だと、弱者である女性研修医の証拠は無条件で信じ、強者の発言は疑うことになります。

それは違っているのですが・・・と、チャオルムは言い、

「真相究明を尽くすべきです。」

と、続けました。

問題は、最善を尽くす不法にあるとハン部長判事は言いました。

一方に肩入れするのは禁物だと。

チャオルムは、充分にその傾向がありますからね。

 

私のどこが好きですか?

突然、チャオルムがバルンに聞きました。

バルンは、驚きました。でも、彼なりの表現で答えました。

 

気まずくて。君を見ていると心がざわつく。ボクと全然違うから。考え方も態度も。君と衝突する度に正しいと信じてきた事に疑念を抱くこともあるし、毎回衝突するのかとムカつく時もある。最初は、“それでも好き”だと思ったけど、今は“だから好き”だ。気まずいから。君のおかげでボクは自分自身を見つめ直せる。

 

いやぁ~

最初っからバルンがカッコ良くて、可愛くてたまらなかったけど、更に!です。

この作品を見るまで、確かにイケメンだけど、どー?・・・って印象しか持って無かったのですが、いやいや、ハマりそうです。実際、現在放送中の「ただ、一つだけの愛」を見たくて仕方がなくなってますもん。

 

こほんっ話が逸れましたね。

 

チャオルムが言いました。

「あの時は生き残りたくて心の余裕が無くて受け止められないと答えたわ。でも実は、あなたがそばにいるから重荷に負けず生きてこられたみたい。気づかないうちに。私も迷惑をかけますね。イム判事は私の右陪席だから。」

バルンは、言葉の意味を理解し、柔らかく微笑みました。嬉しそうに。

 

ヨンジュンがチャオルムを呼び出しました。

先日の空港での気まずい別れ以来でした。

ヨンジュンは、チャオルムが自分を怒らせるような事を言ったのは、バルンの影響だと考えていました。

でも、違いました。

ヨンジュンは、意図せずに持つ者が持たざる者を苦しめる事があるのを知りません。勿論、ヨンジュンは善良で優しい人ですが。

だから、持つ者は持たざる者よりその力を恐れ、謙虚であるべきだとチャオルムは言いました。私の頭で「ピノキオ」でのダルポの台詞とかぶりました。

でも、ヨンジュンはそれに気づいていないで、当然だと思っていることに、チャオルムは腹が立ったのです。

ヨンジュンに、チャオルムの言葉は通じませんでした。財閥として生きるしかないと思いました。

で、本題を切り出しました。

現在裁判中の義兄の事でした。

チャオルムも、予想がついていましたので、立場上話を聞く事はできないと背中を向けました。

でも、ヨンジュンは引き留め、義兄は人格者とは言えないが、小心者で父と妻である姉には頭が上がらない人だと言いました。だから、誤解だと。

今まで一度も頼み事をしたことがない自分が頼む。義兄は無実だ。信じてくれ・・・と。

チャオルムは、何も答えませんでした。

 

チャオルムは、ハン部長判事に言いました。

「裁判官は中立です。ただ、弱者の立場も理解すべきだと。お酒を断れない立場、強者のメールに顔文字で答えざるを得ない立場、すぐ警察に通報できずしり込みする立場、それが弱者の現実です。」

それも判断材料にすべきだと。

 

被告人の最終陳述が行われました。

教授は立ち上がり、自分は無実だと言いました。沈痛な表情です。

自分が欲望に負けてホテルに向かったことを反省し、認めました。倫理的に許されない事だと、充分認識していると。

しかし、絶対に無理矢理ではなかった・・・と、涙ながらに訴えたのです。

 

チャオルムは検討する過程で、バルンに頼みごとをしました。

最終会議で自分が被害者寄りの発言をしたら、容赦なく反論してください、手加減せずに・・・と。

心配しないで、僕は手加減しないから・・・と、バルン。

まだ、チャオルムは自分の判断が本当に偏っていないか、自信が持てないのです。

 

会議の結果、被告は有罪と判断されました。

懲役は4年。実刑判決でした。

その場で身柄拘束・・・とハン部長判事が宣言した直後、なんと、被告人が意識を失って倒れてしまったのです!

ハン部長判事は頭を抱え、チャオルムは動揺しうろたえました。

 

ハン部長判事あ、チャオルムとバルンに自分宛に届いた手紙の束を見せました。

ハン部長判事が死刑判決をだした受刑者からです。

3人の女性を殺した犯人とされていて、証拠からも罪は疑いようもない状況だったようです。

ところが、控訴審の途中で、2件の殺人について真犯人が捕まったのです。原判決は破棄され、懲役17年が宣告されました。

それから毎年、手紙が届いているそうです。丁寧な字で、“いつかお目にかかります”と結んでいました。

怖いわ・・・。

脅しだよね?私の読み違い?

 

ハン部長判事は、所長に退官届けを出しました。

突き返されましたが。

それを手紙と一緒に常に手元に置いて仕事をしていました。自分への戒めですね。

「パク判事。君の言う弱者と強者の話は正しい。一つを除いて。法廷で最も強い者はどこの誰でもなく判事だ。我々なんだ。そして最も危険な者も我々だ。それを絶対に忘れてはならん。」

チャオルムにもバルンにも、心に沁みる言葉でした。

人気ブログランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『黒騎士~永遠の約束~』6話まで

2019-06-28 09:35:38 | 韓国ドラマのエトセトラ
黒騎士~永遠の約束~ DVD-SET2
キム・レウォン,シン・セギョン,ソ・ジヘ,チャン・ミヒ,キム・ヒョンジュン
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

レビュー一覧は、こちらから。

 

ベッキの昔話を語るイベント。シャロンが登場したことで、不穏な空気が流れるかもと思ったけど、杞憂に過ぎませんでした。

流れたのは、ベッキとシャロンの間だけでした。

事情、関係を知らないヘラとスホは、知り合いの一人に会ったというだけ。

ただ、スホとシャロンが知り合いだというのが、ヘラには驚きだったということだけ。

シャロンは、スホのシャツを仕立ててあげるというので、ヘラの目の前で、巻き尺を持っていないときの寸法を測るやり方だと、スホの体に腕を回しました。

ヘラは勿論、スホも驚きましたが、まぁ、大人な対応。

ベッキだけが、怒りの表情でした。

 

今回のベッキの昔話で、ヘラとスホ、そしてシャロン、ベッキの関係が明らかになりました。

 

種受けの役目を命令されたプニを、シャロンの夫は優しく抱き締めましたが、それ以上の事はありませんでした。気持ちを確かめただけで充分だったのです。

でも、周囲はプニが跡継ぎを産むと噂しました。だからと言って、それまでと変わらない労働をしていたんですけどね。

当時、朝廷は党派間の勢力争いがし烈な状況で、宗教弾圧の名のもと、進歩的な思想家が排除され続けていました。

その中、シャロンの夫も捕らえられ、流刑となってしまったのです。

家族も関係者として拷問を受けました。シャロンは、それを避けるために、プニに自分の服を着せて身代わりとしたのです。

プニは、夫人として立派に振る舞いました。どんな拷問を受けようと一切口を開きませんでした。その拷問で、声を失ってしまったのです。

そして、ぼろぼろになった姿で、流刑地にたどり着いたというわけです。

 

貧しく過酷な生活環境ではありましたが、二人は初めて穏やかで温かい日々を過ごしていました。

シャロンの夫は、プニに指輪を渡しました。以前、書物を売って作ったモノでした。生活に困ったら、売れば良いと言い、プニの指にはめてくれました。

「来世があるなら、裕福な家に生まれるんだぞ。声も失わず、顔に傷も負うな。もし来世でも傷を負う運命ならば私が身代わりに。お前はただ美しく大切にされていてくれ。」

だから、スホは顔に火傷を負ってしまったのですね。

プニは、その指輪を供えました。月の光が当たる場所に。満月の光を当てれば願いを叶える力が宿るという言い伝えがあったようです。

 

ところが、それをシャロンが見てしまったのです。

怒りに震えるシャロンに狂気が宿りました。その小屋に火を点けたのです。

プニの指輪を自分の指にはめて。

火はあっという間に小屋を包みました。

シャロンの夫は、一緒に逃げ出そうとしましたが、プニが取り残される状況に。

シャロンは夫の手をつかみ、必死に引き留めました。

でもね、プニ一人を死なせることは出来ませんでした。プニが来ないなら、自分が行く・・・と、火の燃え盛る小屋に入って行ったのです。

小屋は崩れ落ちました、シャロンの目の前で。

泣き叫ぶシャロンの足を誰かが掴みました。プニでした。

出ない声を振り絞り、言いました。

「悪い女。永遠に九泉をさまよう鬼になれ。」

 

その時から、シャロンは不老不死となったのです。

流石に絶望し、断崖から川に身を投げたのですが、岸に打ち上げられて意識が戻りました。でも、それはもう30年も過ぎた後。

実家に戻ると、両親は娘の帰りを待ちながら30年も前に死んだと聞かされました。

それを話してくれたのは、昔自分の家で使っていた使用人のジョムボク。変わらない姿のシャロンを幽霊でも見るような目付きで見ました。

 

ジョムボクは、絵を描くのが得意でした。

そのジョムボクに記録を残してくれと頼んだベッキ。

ベッキは、なんと、シャロンの父親の先妻だったのです。子供ができないと離縁された後、シャロンの母が嫁いできたということです。

シャロン母は女の子を出産しました。

ベッキは、恨みから、その子と貧しい身寄りの無い女の娘をすり替えました。要するに、両班の娘はプニであって、シャロンではないということです。

それが、ベッキの罪でした。

 

同じような存在として、敵でも無く味方でもない関係で、二人は200年以上を共に生きて来たというわけです。

ところがですよ。この間、シャロンは妙な能力を得てしまってます。その人の持ち物をひとつ身につければ、その人の姿形に変身できるなんていう・・・。

まずいじゃん、そんな能力。

 

ヘラは、スホの想いを受け止めたいという気持ちを必死に押さえつけています。

スホは、それを分かっていると思うのですが、イマイチ自信が無いのかしら?

ヘラを男性不信にしてしまった元カレに嫉妬してる様子も感じられますが。

拒否し続けるのを見て、1ヶ月で振り向かせてみせるとヘラに宣言しました。

きっと、今まで以上にヘラに愛情攻勢を仕掛けるんでしょうね。堂々と出来る作戦を考えたように、私には見えます。スホの作戦勝ちですな。

 

ところで、ジフンはスホの個人トレーナーとして雇われています。

スホと親しくなって、あれこれと個人的なことを話す仲になりました。

お互い、愛する人の話をしましたが、まさかそれが同じ人だとは・・・。

 

ゴン父は、仕事の上でスホの動きがますます目障りでならなくなってきました。

何とか、排除したいと思っています。

ゴンから、やはりヘラの家に同居していたスホだと聞き、直接会いに行きました。

最初から、スホを青二才扱いの話し方をし、やんわりと釘を刺そうとしましたが、スホには通じませんでした。反対に、昔の罪を暴かれそうで、顔がこわばりました。

どうも、スホ父の研究所が火災を起こし、巻き込まれたスホ父が亡くなってしまった一件に、ゴン父が関わっているようです。

あれ?ヘラ父も、ゴン父のせいで亡くなったと、叔母さんが言ってたよね、確か。

あっちこっちで悪さしてるようですね、ゴン父。

 

ゴン父はヨンミから、スホはヘラを愛していると聞きました。

スホのアキレス腱はヘラだと思ったゴン父。ヘラに働きかけようとしました。

でもね、ヘラは苦労してきてますから、ゴン父の持ち出す美味しい話には裏があると感じましてね。話に乗る気は無さそうです。

そして、ゴンは、父にヘラに手出しするのは許さないとはっきり言ってますよ。ヨンミ、ゴンの気持ちが自分には向いてないと気づいてるのに、婚約したのね。

 

スホは、シャロンを訪ね、こちらもきっぱりと好意をはねつけました。

シャツも作ってくれなくて良いし、ヘラの前で誤解されるようなことはしないでほしい・・・なんてね。

怒りのあまり、ケーキを手でつかんで口に入れるシャロンが不気味。

これで終わらないと思ったらやっぱり。

シャロン、ヘラのブレスレットをもらって、ヘラに変身しちゃったよ!

人気ブログランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする