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ハンムラビ法廷~初恋はツンデレ判事!?~ DVD-SET2 |
エル(INFINITE),Ara,ソン・ドンイル,リュ・ドクファン,イ・エリヤ | |
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン |
レビュー一覧は、こちらから。
チャオルムがバルンを誘ったアルバイトというのは、市場の客寄せ。
伝統衣装を着て歩くと、外国人観光客が珍しさから近づいて来ます。近くに大型スーパーができて以来、売り上げが落ちている市場の活気を取り戻そうと、チャオルムが考えたのです。
カメラを向けられるので、必死に笑顔を作って対応するバルンの姿も珍しくてイケます。
デートみたいだと、バルンも嬉しそうです。
チャオルムは、デートという訳じゃありませんが、仕事場以外で同僚として会いたかったんだそうです。
同僚といえど、仕事だけの付き合いではなく、食事をしたりお酒を飲んだりして親しくなりたいと言いました。
まぁ、バルンも異論はありません。
僕とどんな話がしたいの?・・・と、バルン。
まずは、謝りたい・・・と、チャオルム。今回の事件に自分を重ね合わせていたから、適度な距離を保つことができなかったと。感情を露にしてしまったということですね。
過去のトラウマがあることが理由だと聞いたバルン。仕方が無いと思いました。
でも、初日の地下鉄での騒動を見る限り、微塵もそんなことがあったとは思えません。
そう言うと、チャオルムは言いました。
「一人じゃないから。助けてくれ、目を背けない人がいたから。イム判事とか?」
そして、そんな人になりたいと言いました。努力中です・・・と。
バルンは、チャオルムが不思議でした。
誰とでも仲良くなれるし、いつでも楽しそうだし。自分とは全く違うタイプだ・・・と。
物怖じせずに近寄ってくるのに戸惑います。が、悪いきはしてないようです。
彼からすると、チャオルムは宇宙人みたいな存在でした。理解するのが難しいという意味でしょうね。
裁判所の内部も、世のサラリーマンと同じようなところがあるようです。
出世するために、なりふり構わ上司におべんちゃらを言ったり、奉ったり。そんな判事たちの姿を、チャオルムは不思議なモノを見るように見つめていました。
バルンも、そういうタイプじゃないし、だいいち、44部のハン部長判事自身がそういう言動を嫌って一線を引いてますからね。
反対に、チョン判事は、その線の最たるもので。
部長判事の受けを良くするために、飲み会なんぞにも欠かさず顔をだして名前を売っています。
部長判事の中でも、必死にあがいている人がいました。ソン部長判事です。
在学中に司法試験に合格することはできなかったし、初任地がソウル以外の地裁の勤務が最初だったとかで、今は必死にこの地位にしがみつこうとしていて、同僚から遅れをとることが無いようにあがいているわけです。
当然、出世のためなら何でもする人です。上司に媚びるなんて朝飯前。同じ部所の陪席判事に膨大な仕事を要求し続けています。
まぁ、彼自身もやってるのですけどね。
ある日、チョン判事が発見してしまいました。
ソン部長判事が、つい先日開かれた実務研究会においてバルンが述べた意見をそのままパクって雑誌に投稿したことを。
チョン判事から聞いてチェックしたバルンは呆れました。
でも、特に問題にしようとは思わなかったようです。
ところが、怒ったのはチャオルム。これは盗作と同じだと。首席部長に言うべきだと。
もし、バルンが言えないのなら、私が・・・とチャオルムが言うので、バルンは自分が言うしかなくなりました。
チャオルムは、もう一つ首席部長に伝えてほしいことがあると言いました。
ソン部長判事の陪席のホン判事のことです。膨大な仕事をさせられていて、体力的にも精神的にも追い込まれているのがチャオルムには分かったからです。
実は、ホン判事は、最近結婚したばかりでした。そして、妊娠していたのです。
でも、他の人に負担がかかると、休むことは勿論、妊娠したことを報告することもできずにいたのです。
それどころか、深夜まで仕事をすることを強要され、週末にも仕事を入れられている状況でした。
疲れきって深夜に帰宅しても、帰るのが早すぎるなんて電話が入ったりして、気の休まる時がありません。
確かに、ソン部長判事もたくさんの仕事をこなしてはいます。
でも、上司との付き合いも同じくらい重要視していたのです。
バルンは、首席部長に会いに行きました。
バルンは、ソン部長判事が自分の意見を盗用したと言いました。
再発防止のためにも・・・と言うと、首席部長は言いました。
ソン部長判事の事はよく分かっていると。エリートのバルンには理解できないだろうが、今回は譲ってほしいと。
韓国では長幼の序を重んじるので、いくらバルンが正しくても、上司であるソン部長判事を非難すると、バルン自身の評価が落ちる・・・とね。
判事といえど人間で、裁判所といえど一つの会社なんだということですね。
バルン、言葉が出ません。