まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『ハンムラビ法廷~初恋はツンデレ判事!?~』TV放送版 11話まで

2019-06-25 22:12:30 | 韓国ドラマのエトセトラ
ハンムラビ法廷~初恋はツンデレ判事!?~ DVD-SET1
エル(INFINITE),Ara,ソン・ドンイル,リュ・ドクファン,イ・エリヤ
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

レビュー一覧は、こちらから。

 

チャオルムは、ダインの言葉で少しは気持ちが軽くなったようです。

だからと言って、図々しく罰を逃れ、反省もせず、何の罪の意識も無い輩に対して、どう立ち向かえば良いのだろうかという思いが消えたわけではありません。卑劣にならずに戦う術は無いのだろかと悩んでいました。

そんなチャオルムに、祖母は言いました。

「80年以上生きてきた経験から言うと、最も醜いもの、最も美しいもの、最も悪いもの、最も善いもの、最も残忍なもの、最も同情心があるもの、それはすべて人間だった。人がこの世に生まれて来た理由は、忍耐力を学ぶためなんだと思う。だから、どんな事でも簡単に諦めちゃダメだ。」

この作品、人の犯した罪を公平に裁こうと悩み、苦しむ判事たちの姿を描いているせいか、心に沁みる台詞が数多く出て来ます。

これまでも、何度も“なるほど・・・そういうことか”と思わせてくれた台詞がありました。このチャオルムの祖母の言葉にも、私は新しい考え方を教えられた気がしました。

 

次にチャオルムを担当したのは、ある非行少年の事件。

母親にゲームセンターに置き去りにされた過去を持つ少年ガオン。

元々は、知能指数も非常に高くて問題の無い子だったのですが、ある時ボンドを吸引することを覚えてしまい、生活が激変してしまったのです。

ボンドを買う資金欲しさに古物商から何度も商品を盗んだりして、何度も捕まっていました。今回も、保護観察中なのに、同じような事件を起こしてしまったのです。

心優しく親切な牧師が保護者として育てて来たのですが、以前はとても良い子だったガオンが、ボンドに含まれる有害物質のせいで、知能低下を引き起こしただけでなく、彼を壊してしまったと言える状況でした。

天使のような子だった・・・と、牧師は言いました。

でも今は、牧師自身、どうすれば良いのか、わからない状況でした。

 

チャオルムは、ガオンや仲間に会いに行きました。

そこで彼女が見たのは、行き場の無い少年たちがボンドの吸引で朦朧としてる姿。

そして、教会には、ガオン以外にももっと幼い子も保護されているのを知ったのです。

知れば知るほど、心が痛む現実がそこにはありました。

何とかしなくてはいけないとチャオルムは思いました。

まずは、簡単にボンドが手に入ることを止めようと、バルンと一緒に文房具店を回り、使用目的が疑われる場合は、決して売らないよう説得して歩きました。

ボンド吸引が心身に与える影響を訴えるビラも配りました。

その様子が、ニュースになったので、ハン部長判事はまた問題が起こるのではないかと心配しました。

何故止めなかった!と、バルンを責めたハン部長判事。

すると、

「約束したんです、手伝うと。失敗できるようにと。」

と、バルン。

その言葉を聞いて、ハン部長判事は二人の関係を察しました。

バルンは既にチャオルムに一度告白してますから明白ですが、その時点で特別な感情を持っていないと言ったチャオルムですが、今は、確実にバルンに惹かれてます。それを自分で気づいているのか、いないのか・・・。

 

バルンは、活動が公になったのを幸いと考え、もっと仲間を増やすことを提案。

首席部長判事にも、問題解決型裁判所を目指してはどうかと提案しました。

国民が喜ぶスローガンではないかとね。

許可を得た二人は、青少年問題対策会議を開きました。検察庁、市民団体、青少年相談所、法務省等と手を携えて考えていこうとしたのです。

今後への対策は着実にとれそうですが、今現在症状が表れているガオンのような子は救えないかもしれないと、保護監察官が言いました。

難しいでしょう。

でも、簡単に諦めないでくださいとチャオルムは頼みました。

 

そんなとき、ガオンがいなくなりました。

必死に探すチャオルムと牧師。

見つけました。ガオンは、ゲームセンターにいました。自分が捨てられた場所でした。

駆けつけたチャオルムを見て、ガオンは泣きながらしがみついて来ました。

オンマ・・・と。

ガオンが発した言葉を聞いたのは、初めてでした。

ガオンは、チャオルムに心を開きました。まっすぐに目を合わせました。

 

もしかしたら、またボンドに手を出すかもしれません。

でも、チャオルムはガオンに約束したのです。絶対に諦めないと。見捨て無いと。

 

チャオルムの活動を知ったヨンジュンが、子供たちをカンボジアで行う予定の慈善イベントに参加させたいと提案してきました。

飛行機に乘った事が無いと聞いたからです。

チャオルムも同行することになりました。

気に入らないのはバルン。勿論、ヨンジュン絡みだということと、2日間も休みを取ったと聞いたからです。

以前ヨンジュンが言ってた言葉が頭を過りました。チャオルムは財閥の中でいる方が似合っているという言葉です。

 

チャオルムがいない部屋が、どれほど寂しいか、バルンは嫌というほど感じることになってしまいました。

 

ところが、チャオルムが予定より早く帰って来たじゃありませんか。

機体の不具合で引き返してしまったのです。

子供たちは、別の便で改めて出発したので、本来ならば、チャオルムも一緒に行く筈だったでしょうね。

でも、チャオルムは、ヨンジュンと一緒にいたくなかったのかもしれません。

飛行機や空港で我が儘だったり無作法だったりする人たちを目にした時、ヨンジュンが言ったのです。

「庶民は皆善良で金持ちは極悪だと見なす韓国人、滑稽じゃないか?人間は貧富に関係無く利己的で卑しい。ただし、金があれば寛大になれる。慈善活動もできる。力があるって、良いぞ。」

チャオルムは、皮肉っぽく言いました。

「あなたの家族の保有株式は5%未満でしょ?たとえ支配株主であっても会社資産の所有者じゃないわ。飛行機も会社の所有だわ。“うちの・・・”じゃない。」

創業者一族は優遇されるものだとヨンジュン。すると、チャオルムは続けました。

「あなたが言う“力”って、卑劣な方法で得たものじゃ?」

流石にヨンジュンも気分を害しました。

 

理由が何であれ、バルンは嬉しくて笑顔を我慢出来ませんでした。

人気ブログランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ハンムラビ法廷~初恋はツンデレ判事!?~』TV放送版 10話まで

2019-06-25 15:19:21 | 韓国ドラマのエトセトラ
ハンムラビ法廷~初恋はツンデレ判事!?~ DVD-SET2
エル(INFINITE),Ara,ソン・ドンイル,リュ・ドクファン,イ・エリヤ
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

レビュー一覧は、こちらから。

 

カム部長判事の件は、チャオルムに大きなショックを与えました。

でも、正義を貫くためには、自分のしたことは間違っていなかったと思おうとしていました。

ただ、必要以上にカム部長判事を追い詰めるつもりでは無かったのです。

検察から、参考人として召喚された時も、検事が事実を都合の良いように解釈しようとするのを遮り、事実を事実のまま記録するよう求めました。

検察とすると、現職判事の事件ということで、鬼の首を取ったかのような高飛車な言い方でした。チャオルムは、それでも、カム部長判事の言葉を正確に証言し続けました。

 

裁判所の中では、やり過ぎだという意見が大多数を占めていました。

カム部長判事の性格をよく知る周囲の者たちは、チャオルムに怒りをぶつけました。

首席部長判事も、チャオルムに釘を刺しました。

チャオルムは、一歩も引きませんでしたが。

でも、ホン判事までもが事情聴取を受けたと聞き、自分の投げた石の波紋がどこまで広がるのか、不安になったのも確かです。

 

事件がマスコミで報道されるに至り、ますますチャオルムは矢面に立たされる状況になりました。

そんなとき、ハン部長判事だけは、気にするなとチャオルムに言いました。初めての味方の言葉でした。

皮肉屋のバルンですら、感動したようです。

 

このタイミングで悪縁とも言える事件が持ち込まれたのです。

インターンへのセクハラ事件で、無実を訴える上司や会社の圧力に屈せず証言した女性社員がその後解雇されたことを訴えた事件でした。

会社側は、解雇理由は正当だとあれこれ証拠を挙げて主張。

原告のキム・ダインは、証言した事が本当の理由だと主張。

どう考えても、心証では会社側の意図はダインの主張通りだと思われました。でも、それを証明する証拠がありません。

 

チャオルムは悔しくて仕方がありませんでした。

力の無い弱者は泣き寝入りするしかなくて、力を持つ汚い奴らは野放しだなんて!と、チャオルム。

「悪党にとっては天国よね!」

バルンが落ち着けと言っても、チャオルムの怒りは収まりません。

そこに、ニュースが。

ソン部長判事が高等裁判所の部長として栄転が決定したと言うじゃありませんか。

また一人、悪党といえる人間が力を持ってしまいましたよ。

 

ソン部長判事は、途端に態度が変わりましたよ。

あれほどへいこらしていた首席部長判事や他の部長判事たちに対して、横柄な態度を取るようになったのです。

やっぱり、地裁よりは高裁・・・って事ですね。

同僚たちは、なぜあいつが?・・・と不思議に思いました。エリートの自分たちを差し置いて・・・ですからね。

要領が良いということですかしらね。

 

チャオルムは、ダインの一件をこのまま諦めることは出来ませんでした。

法で救えないなら、別の方法を・・・と、マスコミに情報を流すことを考えました。事実を明かすことができなくても、証拠が不十分でも、TVで流れたら既成事実になると言うのです。

バルンは反対しました。それは正義じゃない!・・・と。

でも、チャオルムは言いました。正義に与した代償を求める相手には復讐しなければ!・・・と。

その言葉を聞いたバルンは、冷たい怒りの目になりました。

「復讐をするのは、法服を脱いでからだ。判事としてやるなら、許さない。」

偽善だわ・・・と、チャオルム。

 

人間嫌いなのに、なぜ聖人君子のフリを?と、チャオルム。人間は愚かだと言ってたのに・・・と。

「愚かになりたくないから。僕は醜悪な人間になりたくない。世の中を変えられないとしても、自分だけは守りたいんだ。」

これがバルンの根っこなんですね。

 

ミン・ヨンジュンから連絡が入りました。

ヨンジュンは、チャオルムの周辺、正確に言うと裁判所の中の事情を詳細につかんでいました。

チャオルムが苦しんでいることを知っていました。だから、自分を利用しろと言いました。彼には生まれ持つ富と力があります。

なぜ?と聞いたチャオルムに、ヨンジュンは言いました。

「人は他人のためには動かない。身内のためだ。」

要するに、これはプロポーズですね。

ヨンジュンを利用しても良いから、一生そばにいてほしいと言うことです。

断ろうとしたチャオルムを、ヨンジュンは遮りました。

 

苛立ちながら仕事をこなすチャオルムを、バルンは心配そうに見つめていました。

その眼差しすらチャオルムは気づきません。

 

ヨンジュンがバルンを呼び出しました。

きっと釘を刺しておきたかったのでしょうね。

チャオルムに判事は似合わないと言いました。自分のそばで財閥グループを率いる方が似合っていると。

バルンもちゃんとヨンジュンの言いたいことを察していました。

そして、受けて立ったのです。

「資格があるか無いかは別として。過ちは阻止しなければ。例えは、無謀な挑戦が好きな人を操り人形にしようとすること・・・なんて。」

穏やかな会話ですが、二人の目は笑っていません。

 

相変わらず裁判所の中でチャオルムは浮いていました。

上司は皮肉を聞こえよがしに言い、同僚は彼女を避けていました。

そんな時、女性判事として誰からも一目置かれる存在のオ部長判事が声をかけてくれたのです。

判事の資格は無いと言うチャオルムに、自分の心の内を話してくれました。自分も同じだと。仮面を被っているだけだと。

 

チャオルムは、判事になろうと思った理由を話しました。

人々が怖くて、自分を守るために判事になりました・・・と。

幼い頃から、母に対して暴力を振るう父親に復讐心を抱いていたと。でも、その父は事業に失敗し、自殺しました。永遠に復讐のチャンスは失われてしまったわけです。

世の中から自分を守るために力が欲しかった。司法試験に受かれば力が手に入ると思っていたのに・・・。

裁判記録の中に書かれている被害者たちと自分を重ね合わせてしまって、復讐したくなるんです・・・と、チャオルムは言いました。

私は世の中に復讐したいだけなのかも・・・と。

 

オ部長判事は“傷を負った治癒者”と言う言葉をチャオルムにプレゼントしました。

誰よりも多く傷を負ったからこそ誰よりも良い判事になれる・・・と。

でも、少しだけ心を休ませてあげて・・・と言いました。あなたの傷が癒えるまで・・・と。

 

キム・ダインの訴えは棄却されました。解雇は正当だという判断が下ったのです。

釈然とせず、落ち込むチャオルムに、ダインが感謝の言葉をかけました。

最善を尽くしてくれたことをちゃんと察していました。もう、これ以上非道な相手に悩むことはやめると言い、チャオルムにもそうしてほしいと言いました。

別の道を行くと言いました。記者になるらしいです。

私の席も・・・と言いかけたチャオルムに、ダインは言いました。

あなたは裁判所に必要です。

チャオルム、少しは救われたかしら?

 

バルンも言いました。

「助けたいんだ。君が失敗出来るように。僕は正解に縛られる人間だ。でも君は失敗を恐れずに新しい答えを探す人。それが必要とされてんだから。」

人気ブログランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ハンムラビ法廷~初恋はツンデレ判事!?~』TV放送版 9話まで

2019-06-25 12:23:45 | 韓国ドラマのエトセトラ
ハンムラビ法廷~初恋はツンデレ判事!?~ DVD-SET1
エル(INFINITE),Ara,ソン・ドンイル,リュ・ドクファン,イ・エリヤ
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

レビュー一覧は、こちらから。

 レンタル版とTV放送版には、話数がやっぱりかなり違いましたね。

TV放送版では、第9話の終盤につながりました。

 

まずはハン部長判事に話そう・・・と、バルンは言いました。

カム部長判事と親しいですからね。

 

「バカ言うな!」

と、ハン部長判事は叫びました。

でも、ホン判事も同じようなことを言われたと聞き、誤解だと突っぱねる事は出来ないと察し、カム部長判事と直接話をすることにしました。

 

勿論、カム部長判事にそのつもりは無かったでしょう。誤解だと言いました。

しかし、話を聞くうちに、ハン部長判事はチャオルムの主張が間違いでは無かったと悟ったのです。

カム部長判事は、以前、今回裁判の当事者である人物から援助を受けていました。何の見返りも求めずに・・・とは言えません。要求されていなかったとしても、怪しまれても仕方が無い状況は明らかです。

判事は公平であることを疑われては存在意義が無いのですから。

もう、何を言っても言い訳にしかならないとカム部長判事も察したようです。

「君は分け隔てが無いのではなく、考えが足りないんだ。私が見誤っていたようだ。残念だよ。」

ハン部長判事は言いました。

 

その足で首席部長判事の元に行ったハン部長判事。流石に、首席部長判事の部屋のドアをノックするのに躊躇しました。

何度もためらいながらも、決心し、首席部長判事に報告したのです。

 

事はあっという間に進みました。

カム部長判事は検察に告発され、連行されていったのです。

部長判事仲間、後輩判事たちが見守る中で。

チャオルムも、知らせを受けて、裁判所玄関に駆け付けました。

呆然としたチャオルム。

まさか、こうなるとは思っていなかったような表情です。

周囲の彼女を見る目は、いっそう冷たく厳しくなりました。

人気ブログランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする