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原告の父親は、子供たちと環境の良い田舎で暮らすつもりだと言いました。
都会の狭いアパートで暮らすしかない母親と比べると、格段に良い生活環境だと思われました。
シングルマザーのユン実務官は、どこで暮らすにしても、大勢の人に愛されながら生活するのが、子供にとっては一番良いことだと思うと言いました。
ここで、父親が孤児だと判明。叔母だと言ってた人とは血の繋がりが無いのです。
施設を逃げ出した父親を、親代わりとなって面倒を見てくれた人だったのです。
父親は、そんな事から、人一倍家族に飢えていました。
ハン部長判事は、さらに悩みました。
彼も二人の娘の父親です。成長して昔のようには自分と接してくれなくなっていますが、父親として娘を愛する気持ちは変わりません。だから、原告の父親の気持ちが痛いほど分かりました。
法律や全ての状況を鑑みると、結論はひとつでした。
子供には子供の世界があるわけで。父親が夢見る田舎の家は美しいけれど、子供たちの夢は違うのです。
残念です・・・と、ハン部長判事は言いました。
法の力では、父親になにも出来ません・・・と。
辛い判断でした。その場にいる皆が、その気持ちを共有しました。
チャオルムは、そこまで愛してくれる父親がいることを、羨ましく感じていました。
ユン実務官のような母親を持つ子供も羨ましく思いました。
君にも母親がいるじゃないかとバルンが言いました。
います・・・と、チャオルム。
「でも、その方が辛いです。そばにいる母を日々失っていくから。私という存在が母の記憶から忘れ去られています。」
その時、チャオルムの携帯にメールが。おそらく母の変調を知らせるものだったのでしょう。
お先に失礼します・・・と、帰ろうとしました。
僕も行きます!・・・と、バルン。何か手伝えるかもしれないと。
断ろうとしたチャオルムですが、半ば強引について行きました。
先生と話をしなくちゃいけないと席を外したチャオルム。
バルンは、病室でチャオルムの母と向き合うことに。
チャオルム母の反応は無いけど、バルンはちゃんと自己紹介し、職場でのチャオルムの様子を問わず語りに聞かせました。
そして、そばにあったギターを弾いて聞かせたのです。
チャオルム母は、元々音楽が好きでしたから、ギターの音色にうっとりとし、曲を口ずさみました。
チャオルムは、バルンのギターを嬉しそうな表情で聞いている母を見て、涙がこぼれそうでした。そんな表情の母は、久しぶりだったのでしょう。昔、自分を寝かしつける時、歌を口ずさんでくれた母を思い出しました。
そして、一方で、バルンの気持ちが分からなくなりました。
自分を好きだと言ってくれはしたけど、その後、無かった事になってるような状態です。
だとしたら、何故母に会いに行き、優しくしてくれたのか・・・。男心が分かりませんでした。
で、こういう事に詳しそうなイ実務官に聞いてみました。韓国ドラマお決まりの“友達の話”として。ところが、肝心な時にハン部長判事のお呼びがかかってしまって、聞けず仕舞い。
次は、弁護士紹介業者が絡んだ事件。
何やら胡散臭げな業者が一人の原告男性を騙そうとしてるのかな?
ファン弁護士を紹介されました。元検事だからと高い報酬で。
その上、ハン部長判事とは親しい友人だという触れ込みです。
でもね、実際は、ハン部長判事はファン弁護士を物凄く嫌っているんです。顔を見るのも、名前を聞くのも嫌だと言うくらいに。
ハン部長判事がキレても不思議は無いくらい、いい加減な力量ですけどね、ファン弁護士は。こんな人が司法試験に受かったのかと不思議になるほどです。
流石に原告も不安になって紹介業者に抗議しました。
ところが、紹介業者は、あー言えばこー言うで。
言葉巧みに原告を信じこませ、どんどんお金を出させてます。
被告側も、そんな頼りない原告弁護士なのに、判事が怒らなかったのを怪しく感じていました。
ハン部長判事は、それまでなら激怒していたのですが、最高裁からの注意があったとかで、怒りを必死に押さえていたのです。それを怪しいと受け取られてしまったてわけ。
一旦、怪しいと思うと、何でもかんでも怪しく見えてしまうのが人間の常。
バルンが寝違えた首が痛いので動かしていたのを、頷いたと受け取られてしまったし。ふと苦笑したチャオルムも、何かバカにしたのでは?・・・と、勘違いされてしまったし。
原告弁護士と判事とが繋がっているのなら、このまま社内弁護士では、勝てないかもれないと思い込んでしまったのです。
で、外部の大手弁護士事務所に依頼しようと決断しました。
何か、嫌な予感・・・。
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