ボイス2 ~112の奇跡~ DVD-BOX2 | |
イ・ジヌク,イ・ハナ,クォン・ユル,アン・セハ,ソン・ウンソ | |
エスピーオー |
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ト刑事は、燃え盛る火を消そうと奮闘。そして、車の中からチャン・スボクを引きずり出しました。
瀕死のスボクに、黒幕を吐かせようとしました。
何か言おうとしたけど、弱々しいスボクの声を聞き取れる人はグォンジュしかいませんでした。
“友達が来た。狩りが始まる”
スボクが呟きました。
その時、グォンジュは、何かの音を耳にしました。近くで聞こえました。
後になって、それがゴム手袋を弾く音だと気づきましたけどね。
共犯者がいる!
グォンジュは察しました。
結局、スボクはその場で息を引き取りました。
そして、真犯人は確かにその場近くにいたのです。
グォンジュは、ト刑事について調べさせました。
すると、彼も特異な能力を持っているような情報が上がってきたのです。
それは、犯罪者の心理が読めること。
だから、周囲からはサイコパスと噂されているそうです。そのせいか何かはわかりませんが、かなり検挙率は高いようですね。
3年前の事件で容疑者とされた理由の一つが収賄疑惑。ト刑事名義の口座に大金がふりこまれた記録が残っていました。
チャンチーム長の事件の検討会が開かれました。
ナ刑事は、グォンジュが一度チャンチーム長と通話して異変に気づいたにも関わらず、何の手も打たなかったために、その後の事件が起こってしまったと言いました。
グォンジュは共犯者がいる可能性を主張。その根拠に、ト刑事の意見とスボクは機械音痴という記録があることから、チャンチーム長の車に取り付けられていた複雑な遠隔装置を作るのは無理だと言うことを挙げました。
しかし、ト刑事に対する恨みや反感から、ナ刑事は彼の意見だと言うことだけで全て嘘だと、怪しいと決めつけるのです。
共犯者がいたら、今後被害者は増え続けるとグォンジュは言いましたが、他人の縄張りで捜査結果を否定するのかとナ刑事は激怒。
冷静な討論など、できる状況じゃありません。
プンサン警察庁長はやはり身内贔屓をしました。言葉を慎むようグォンジュに言いました。今回は、証拠が全てを物語っているとね。
確かに、3年前の事件では、たくさんの証拠がト刑事犯人説を示していたようですが・・・。
チャンチーム長の葬儀が行われました。
チャンチーム長の妻は、グォンジュに言いました。夫はゴールデンタイムチームに復帰できたことを、心から喜んでいたと。
「薬物を注射され、体も自由に動かない状態にも関わらず、全身の血管が破裂するほどに力を込めてハンドルを切ったようね。登山客を助けたい一心で必死だったみたい。グォンジュさん、絶対に怪我をせず、ゴールデンタイムチームを守って。真犯人がいるそうね。捕まえて、必ず。」
遺影を見ながら、グォンジュは絶対に犯人を捕まえてみせると心に誓いました。
ト刑事の口座を調べていた部下から連絡が入りました。
口座を開設したのは、死んだナ刑事かもしれないと。彼には難病の息子がいて、お金を引き出した日は、彼の息子の手術日だったと言うのです。
グォンジュは、ト刑事が同僚の名誉を守るために意識的にこの事を隠蔽し、疑惑を否定しなかったのでは?と考えました。
だとしたら、真実を知る唯一の人物ト刑事と手を組むことが、事件解決に至る方法だと。
その頃、ト刑事はスボクのところによく出前を届けていたという男に話を聞いていました。
警察官の友達と電話で話すのを聞いたと言います。パトロール中だとも言っていたと。
ところが、店から出てきたら、プンサン署の同僚たちによって逮捕されてしまったのです。公務員法違反容疑ですって。
ドッキも一緒です。
ト刑事が緊急逮捕されたのは、ナ刑事があらゆる罪を着せたためで、逮捕令状を請求したハ検事は、3年前の事件の担当で、ト刑事を目の敵にしてる人物なんだとか。
ト刑事が不起訴となったことで出世街道から外れてしまったらしく、焦っているようです。
グォンジュは、ト刑事と取引をすることにしました。
でも、ト刑事はグォンジュを信用してもいないし、手を組むなんてこと、考えたこともありません。自分を理解してくれる人間だとは思えないのでしょう。
グォンジュは、3年前ト刑事が見た主犯の男について尋ねました。
「その男は、ゴム手袋を引っ張ってこんな音を?」
パチン、パチンと音を立てたグォンジュ。
ト刑事、思い出しました。陳述書にも載ってない事が何故分かった?・・・と思いました。
グォンジュの話を聞くことにしました。興味が湧いたのでしょう。
グォンジュは、自分が人並外れた聴覚を持っていると言いました。
スボクが死ぬとき、近くでその音を聞いたと。
ト刑事は、信じられません。
なので、グォンジュはト刑事のポケットの中身を当てて見せたのです。
ト刑事は、驚きました。完全に信じたわけじゃないけど、嘘じゃないと思ったようです。
グォンジュは、プンサン市に臨時で入るゴールデンタイムチームで秘密捜査をすると言いました。復職させる代わりに犯人の特徴を教えてほしいと。
そして、裏金を受け取ったのはト刑事ではなく、死んだナ刑事だと知ってる・・・とも。
これを公表したら、ナ刑事の殉職処理と特進も取り消されると。
グォンジュは、敢えてト刑事を起こらせるような言い方をしたのかな?
「私はこの力を使って犯人に詰め寄ります。3年間何も出来ていないあなたより先に捕まえます、あの殺人鬼を。」
そして、付け加えるように言いました。連れの方が、あなたの悪口を言ってますよ・・・と。
かなり離れた留置所にいるドッキの会話のことです。これも当たっていたと、直後に知ったト刑事でした。
グォンジュは、次の担当都市をこのプンサン市にするとチーム員に言いました。
秘密捜査をすると。
チーム員に強制はしませんでした。でも、全員が手を挙げ賛成しました。
チャンチーム長のためにも、絶対に真犯人を捕まえる、その決意を確認しあいました。
ト刑事も合流を決心しました。
ゴールデンタイムチームの出動チーム長として復帰することになりました。期間は1ヶ月です。
その1ヶ月の間に、真犯人を捕まえるとグォンジュは言いました。ト刑事は、イマイチ信じられない感じです。
ナ刑事は、怒りのぶつけどころがありません。
ト刑事は、グォンジュたちに事件の詳細を語りました。
これまで、チャンチーム長とスボクを入れて被害者は8人。凶器は特注の木バサミ。体の一部を切らせて星の模様の箱に入れて受けとる。実行犯は被害者に恨みがある者。
「犯人はこれから1ヶ月の間人を殺して姿をくらますだろう。ヤツは人間の中にあう憎しみと怒りを悪意的に利用して人を殺す極悪人だ。今までの罪人とは質が違う。」
ト刑事の話は、グォンジュの想像を越えた残酷さでした。
グォンジュは、同僚の前では気丈な姿を見せていますが、不安が無いわけじゃありません。
チーム員に怪我をさせるなどの危険にさらす事無く犯人を逮捕できるだろうかと、やはり悩みました。
チャンチーム長の件をアメリカにいるム刑事にメールで報告しました。つい、不安を書き連ねそうになったけど、消しました。
自分を奮い立たせようと努力しました。弱気になるな、あなたは責任者なんだから!・・・と。
ト刑事も、グォンジュのことをドッキに調べさせていました。
過酷な人生を生きてきたと知りました。
そしてもう一つ。チャンチーム長の事件の時、休みだった警官を調べさせていましたが、その結果、怪しい人物が浮かんだのです。
クァク・ミンスという警官です。機械工学科出身の車オタクで、当日無断欠勤していたと言うのです。
事件が起こりました。ゴールデンタイムチームのプンサン市での初事件でした。
娘のヒジュから拉致されたというメールを受け取った父親が、パニックになって、拉致犯とされるヨム・ギテのマンションに押し掛けました。
ギテを殺すつもりで包丁を持ち出していました。
ヒジュは6年前、ギテに暴行を受けた事がありました。
そのギテが刑期を終えて1ヶ月前に出所したとのニュースが流れた直後でした。
ゴールデンタイムチームは一斉に情報を収集。
出動命令が下りました。
ト刑事にも連絡が行ったのですが。
その時、彼はクァク・ミンスを追っていました。