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劇中歌ではなく、タイトルバックに流れる曲を聞くと、何故か「フー・アー・ユー?」を思い出してしまいます。
切ない感情が不意に思い出されてしまいます。
「世紀のの愛は、いつだって悲劇で終わる。」
と、ホユン。
ミョンは呆れ、サムシンは泣き出してしまいました。生命を生み出す神であるサムシンとすると、辛いことですよね。
ホユンは、恋愛に関しては、全て読んだ本の受け売りなんです。読んだ本が「ロミオとジュリエット」や「マクベス」、「ハムレット」と言うのが悪かった。
ミョンが注意しても、バルムが目指すのは世界一の映画監督で、そのためには経験豊富じゃないと・・・なんて言うんですよ、ホユンは。
要するに、ホユンに人間味が無いのは、人の感情というものを、本から学んだからなんです。経験していないってことです。まぁ、神だから仕方が無いと言えばそーなのですが。
ミョンは人間味あふれる神ですけどね。
悲しむサムシンに、ミョンが言いました。
「作家によって物語の得意分野が違うように、運命の神によって物語の色が違う。だから、人生も様々だ。」
サムシンは、ミョンとホユンを足して2で割ったくらいが適当なんだけど・・・と言いました。
チェギョンは脚本を順調に書いていますが、登場人物を想像すると、何故かホユンの顔が浮かんでくることが度々出てくるようになりました。
出来はかなり良さそうですね。局長も満足しています。
バルムも、届いた脚本を読んで満足しました。
でも、ふと気づいたのです。昔読んだ“コスプレッソ”の作品と特徴が似ている事に。
チェギョンの家に非売品の“コスプレッソ”の本が何冊もあったことを思い出しました。
チェギョンのぎこちない言動も不自然でした。
コスプレッソ⇒コ・エスプレッソ⇒コ・チェギョンと想像を働かせ、もしかしたら、ヤン・ミスンが“コスプレッソ”ではないかと気づいたのです。で、それがチェギョンではないかとまで思ったかな
チェギョンはミョンに言われたように、目安箱に手紙を投函し続けていました。
内容は勿論、文集を返してくれということ。
読まれないまま溜まり続けていた手紙を、ホユンは封も切らずに廃棄。
それを目撃したチェギョンは更に気分を悪くしました。
ホユンは、もう先延ばしできないと思い、文集を返しに行きました。
チェギョンは小説を読まれたんだじゃないかと心配でした。自分が脚本家だと言う事に気づいているようなのも不安でしたし。
読んでないと言いながら、どー見ても読んでるとしか思えない事を言うホユン。
挙句の果てに、コピペしただけだと言っちゃった。発表はしない、個人的に利用するだけだ・・・なんてね。
まぁ、嘘は言ってないけど、チェギョンには意味不明です。
どんな恋愛が好きか教えてくれと、ホユン。
そう聞かれたら、たいていの女性は、自分の事を好きなのか?と思うでしょうね。
チェギョンが遠回しに“もしかして私が気に入ってる?私を見ると太陽が輝きベルが鳴る?”なんて聞いたもんだから、
「ベルとかが必要なのか。」
と、とんちんかんな事をつぶやく始末。
チェギョンはますます自分とは合わない人だと思いました。
そして、もう一つ聞かせてほしいと言ってホユンが聞いたのは、
「俺の物語は格式がある筈なのに読者の反応が悪い。俺の物語を読むと、怒り、泣き、そしてののしる。恋愛ってそんなに怖いものなのか?」
なんて事。
それはロマンスじゃなくてホラーでしょ、と、チェギョンはバッサリ。
そんな二人を見ていたミョンが呟きました。
「コ・チェギョンがホユンを歩かせた。目的も目的地も無いのに。20分も。」
ホユンも感じていました。
こんなに長く誰かと歩いたのは初めてだと。
実は、俺たちは話をしてはいけないんだ・・・とホユン。
「店子と貸主は会話禁止ですか?」
と、チェギョン。
君は今、自分の運命の神と会話をしてるんだ・・・とホユン。
「運命の神がペンネームですか?」
と、チェギョン。
全くかみ合わない会話です。ホユンは真実を話しているんだけど、あまりにも突拍子もない話なので、チェギョンとすると物語の設定かと思ってしまってます。
「人にはそれぞれ運命の神がついている。俺もその一人だ。」
って・・・おいおい、ホユンいきなりのカミングアウト
チェギョンは自分の人生を振り返りました。
15歳で父親を亡くして・・・と言うと、それは俺じゃないと、ホユン。
19歳から借金取りに追われて・・・と言うと、それも俺じゃないと言いました。つまり、別の神が書いたって意味です。
「じゃぁ、あなたは何を書いたの?」
と、チェギョンが聞きました。
俺は・・・と言いかけた時、ホユンは思い出しました。エンディングに彼が書いたのは、チェギョンの作品のラストシーン。
“幸せに浸っていた矢先に事故で彼女を失う”と言う一文。
流石のホユンも、言葉に詰まりました。
目の前のチェギョンが死ぬと言う事が初めてリアルに感じられたのでしょう。
ミョンは、その様子を見ていました。
意地悪をしてやりたくなったミョンは、チェギョンのノートに書き込みました。
“日が暮れるまで歩く、運命の神と一緒に”・・・と。
チェギョンは、もう少し歩きませんか?と言いました。
ホユンは、ミョンの仕業だと察しました。
が、それに従いました。
疲れ切って帰宅したチェギョン。返してもらった文集を開きました。
すると、ページが破り取られているじゃありませんか。
どういうこと?と、チェギョンはまた悩んでしまいました。
それにしても、ヨーグルトが食べたい・・・と思ったチェギョンは、コンビニに。
ホユンがノートに書いていたんです。
“またコンビニに行く”・・・と。
チェギョンがコンビニに行くと、店の前にホユンが立っていました。
「死ぬな。世紀の愛は止めろ。」
よ、ホユン。
チェギョンは意味が分からず、怪訝な表情です。
運命の神は、人間に余計な感情を抱けば危険にさらされるんだそうです。
ホユン・・・。