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コチーム長は、ソニョン亡き後、ジンギョムの親代わりをして来ました。
高校の卒業式には、誰も祝ってくれる人がいないジンギョムのために花束を持って駆け付けました。
コチーム長には息子がいました。しかし、生まれつき心臓が悪くて亡くなってしまったのです。
感情の無いジンギョムが一人ぼっちになってしまったのを見ると、とても放ってはおけなかったのでしょうね。
折に触れ、人としての感情を、相手に対する思いやりを教えました。
コチーム長が逮捕した男に逆恨みされ刺された時、ジンギョムは必死に助けました。
警察大学を首席で卒業したジンギョム。式場の家族席にはコチーム長夫婦が座っていました。本当の息子を見るような喜びに満ちた表情でした。
そんな、大切な存在なのに、ジンギョムは、今、悲しいのか辛いのか分からないのです。感じられないのです。その方が、ショックだったのでしょう。
しかし、テイの顔を見た途端、堰が切れたように涙があふれたのです。
テイは例のカードを取り出し、聞きました。本当に母親の遺品なのかと。
平凡な主婦だったと聞き、テイは、そうじゃなかった筈だと言いました。
「このカードは今の技術では決して作れないモノです。このようなチップは初めて見ます。平凡な人だと言ったけど、現在作れないモノを10年前に持っていた人です。」
何故亡くなったんですか?とテイが聞きました。
一瞬躊躇したジンギョムですが、決心したように打ち明けました。
「殺されました。」
他の遺品も見てみたいと言うテイ。ジンギョムはコチーム長の家に案内しました。遺品はそこに置いてあるのです。
しかし、ジンギョムはテイの遺品の扱い方を見て、怒りがこみ上げて来ました。
乱暴に扱ったのです。
とうとう、ネックレスの糸を切ってしまいました。
「やめましょう。」
と、ジンギョム。
母と似た人なので、性格とかも似ているかもしれないと知らず知らずのうちに期待していたのです。
でも、別人だとはっきり分かりました。母はこんな無礼な人じゃなかったから。
母親が生きているあなたには分かりません・・・と、ジンギョムは言いました。
テイには、もう一人“オンマ”と呼ぶ人がいます。
施設のシスターです。
えもしかしたら、テイって、『予言書』を持ってて殺された男性の娘父親の殺される場面を目撃してしまった・・・。
ウンス母の行き先が判明しました。
ホテルにウンスを連れて入って行くのが監視カメラに写っていたのです。
ジンギョムが駆け付けた時、ホテルの部屋にはウンスが一人残されていました。まだ意識不明です。
でも、ジンギョムがいる間に、ウンスは容体が回復していきました。
“アリス”のミンヒョクたちが薬を飲ませたのです。未来から来たウンス母から感染した病気のようですね。
ウンス母は、ミンヒョクたちと屋上にいました。
ミンヒョクは、ブローカーの黒幕を捕まえるため、ウンス母を泳がせていたってことのようです。
ブローカーがホテルの部屋にやって来ました。
ジンギョムが部屋に落ちていた携帯の通話履歴にある番号にかけると、丁度やって来た男の携帯が鳴りました。
ジンギョムが呼び止め、尋問しようとしたとき、ウンスが起きて来てしまい、気を取られている隙に男に逃げられてしまいました。
でもそれはアリスが把握していました。
駐車場に逃げた男を捕まえたのは、ミンヒョク。
ブローカーの男はミンヒョクの知る人物でした。これまでも顔を合わせていたようです。
ボスを聞き出そうとしたとき、割って入ったのは、ジンギョム。
ジンギョムとミンヒョクが争っている間に、ブローカーの男には逃走されてしまいました。
互角に見えましたが、少しだけミンヒョクの方が腕が上のようで。
銃を奪われ、突きつけられてしまいました。
しかし、そこに助っ人が。ミンヒョクに撃たれて入院していたキム刑事です。
不意を突かれたミンヒョクは、手錠をかけられてしまいましたよ。
どうなるかと思ったら。ちょっと目を離した隙に、ミンヒョクが手錠を残して消えちゃった。
キム刑事、あっけにとられてしまいました。
そして、ウンス母も、消えてしまったのです。
アリスに戻ったと言う事ですね。
屋上の上空には、あのドローンが浮かんでいました。
アリスに戻ったウンス母は、キ本部長にブローカーについての情報を・・・と言われました。
しかし、もし捕まっても口外してはならないと、ブローカーの男に言われていましてね。ウンスが危険になるからと。
ウンス母は、不法滞在をするほど娘を愛していたと言うだけでした。
「しかし、娘さんはあなたのせいで母親を失った。」
と、キ本部長。
結局、ウンス母は、夫と娘を不幸にしただけでした。
余談ですが。テイと妹のテヨンが住んでる家、「輝く星のターミナル」で、イ・ジェフンssiやチェ・スビンさんが住んでた社宅ですよね。外観だけですが。
ブローカーの男の死体が発見されました。現代で・・・です。
携帯の最後の発信地が判明しました。
カイバー先端科学研究所でした。
ジンギョムが向かいました。
すると、偶然そこでテイに再会したのです。
テイがカードの分析を頼んだ知人がそこの研究員だったのです。
その日も、カードについて相談に来ていたのです。まぁ、結論とすると、カード本体が無いと分析は無理だと分かっただけでしたけどね。
テイはカードが気になって仕方がありません。
そんな時、ジンギョムに会ったものだから、チャンスとばかり、ジンギョムの後を追いました。
分析させてと、テイはジンギョムに頼みましたが、あっさり断られました。
でも、すぐに引き下がるテイではありません。
そこに研究所所長が現れました。ソク・オウォンと言う人物です。
テイは以前から知っているようです。親しげに挨拶をしました。
しかし、ジンギョムはソク所長の顔を見た途端、ある顔を思い出したのです。
母が殺された時、容疑者としてモンタージュが作られたのですが、それがソク所長と瓜二つだったからです。
母は、殺される前、モンタージュの男と一緒にいた所を目撃されていたのです。
ジンギョム、何も言わずにつかみかかり、首を絞めました。
警察署で尋問しました。何故かテイも一緒です。
テイは、ソク所長は人を殺すような人じゃないとジンギョムの無謀なやり方を怒りました。
しかし、ソク所長は、モンタージュが自分に似ている事を認めました。誤解しても仕方ないと。
それに、10年前のモンタージュで拘束は出来ないと言う判断が出されたので、釈放するしかありませんでした。
ジンギョムは、ソク所長とテイが親しい事の方が気にかかりました。
母と同じ顔をしたテイですから。
ジンギョムはソク所長の講演会に出席しました。
タイムトラベルやパラレルワールド等についての講演でした。ジンギョムにとっては今起こっている妙な事の解明に役立つ気がしたかもね。
しかし、本来の目的は、死んだブローカーの男との関わりを探ること。
チョン・ギフンと言うその男は、この研究所に来た可能性がありました。しかし、ソク所長は知らないと言いました。
実際、訪問した記録はありませんでした。
ジンギョムには、もう一つ目的がありました。
「ここでドローンも研究していますか?」
機密は話せません・・・と、ソク所長。
もう一つ・・・とジンギョムは、タイムトラベルについてどう思うかと問いました。
「可能だとは思いますが、実行してはいけません。クローン人間と同じで、許されないことだ。生命や時間は神の領域です。」
と、ソク所長は答えました。
ジンギョムは、テイに聞きました。
ソク所長から、誰かに似ていると言われたことはないかと。
「質問の意味が分かりません。」
と、テイ。
ジンギョムは、テイにこれ以上ソク所長と関わってほしくありませんでした。カードの事にも。
しかし、テイは諦められません。しつこくジンギョムに頼みました。
が、ジンギョムは無視。
とうとう職場にまで行っちゃったもんだから、丁度来てたドヨンとジンギョムを挟んで大喧嘩。
まるで三角関係ですわ。
ソク所長がテイに会いに来ました。
テイとジンギョムの関係を聞きました。
で、テイがカードの事を話したのです。
ソク所長の態度が変わりました。
テイがまたカードを分析させてくれと電話してきました。
通話中、テイが急に窓の外を覗いて言いました。
「窓の外にドローンが飛んでいます。」
ジンギョムは警察署を飛び出しました。ドローンが飛んだ時、事件が起こっているからです。
「すぐ行きます。電話を切らず、そこにいてください」
ジンギョムがテイの大学近くに来た時、横からトラックが突っ込んで来ました
ジンギョムの車は横転。
その音を、テイは聞きました。
トラックはそのまま逃げました。
人が集まってきて、車のドアを開けたら、なんと、誰も乗っていないのです。
ジンギョムが消えた
ジンギョムは、道に倒れた状態で意識が戻りました。
車は無く、辺りは何事も無かったかのように静かです。
カードを入れていた財布が変質していました。熱でも当てられたように。
携帯は通じません。
彼が立ってたのは、2010年。10年前に戻っていたのです。タイムトラベルしちゃってた
予言書、ソク所長が持っています。