まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『哲仁王后(原題)』16話まで

2021-09-05 21:53:40 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

やけにあっさりと認めるなぁと思ったら、やっぱり違いました。

ソヨンは、最近哲宗が井戸に落ちた時の事だと言いました。本当は、幼い頃の事を哲宗が言ってると分かってはいたのでしょうが、敢えて勘違いして見せたんだと思います。

哲宗は、一瞬やっぱり・・・と感動の表情を見せましたが、ソヨンが最近の話をしてると分かると、がっくり。

 

今でも無能の王として死ぬ悪夢を見ると言う哲宗。

歴史を知っているソヨンとすると、それは違うとは言えません。

それでも、彼女なりに真剣に哲宗を励まそうとしました。

「仮にそうなったとしても、無能だからじゃない。歴史の流れのせいだ。亡国への流れの中にお前がいただけだ。だから、もがいて苦しむことはない。運命ならどうせ変えられない。」

哲宗は言いました。時々今が過去で、夢が現実かもしれないと思うことがある・・・と。自分は無能な王として死ぬ間際で、まだ機会があった、足掻くことが出来た今を思い出している・・・と。

「もしかしたら私は自分の運命と闘うために生きてるのやも。」

ソヨンは思いました。負ける筈のこの男に全てを懸けたくなった・・・と。

 

お前はその闘いに勝つ。私は勝つ方の味方だ。私が味方になった以上、お前は勝つ・・・とソヨン。

哲宗は、ソヨンをノー天気に強気だ・・・と感じたようです。でも悪い気はしません。

「私には秘蔵の武器がある。未来を知ってるんだ。言っただろ?200年後の国から来た男だって。もしそれが事実で、私が未来の知識を教えたら?」

勿論、哲宗は鼻で笑いました。信じる人はいませんよね、そんな話。

だったら、私が未来の夢を見て来たと思えばいい・・・とソヨン。

そして、哲宗に未来の話をしてあげたのです。

もう“朝鮮”とは呼ばない、“大韓民国”と呼ぶんだ・・・と言う事から始まる話を哲宗は楽しげに、また興味深く聞きました。

結局、そのまま机にもたれて眠り込んでしまった二人でした。

目が覚めた時、ソヨンは思いました。

哲宗が勝ったら、歴史が変わると。それは自分自身のためだと思いました。それが本来の自分ファーストのボンファンのやり方だと。でも本当は哲宗自身のためなんです。哲宗に惹かれる自分を誤魔化そうとしているように思えます。

 

ソヨン父が倒れました。

慌てて実家に戻ったソヨン。

ソヨン父は、ビョンインからソヨンが命を狙われたと聞いて激怒し、倒れたのです。

自分が帳簿を失くしてしまったがために、娘を危険な目に遭わせてしまったと言う自責の念にも苛まれていました。

「もう王妃の座を降りなさい。そなたの母の最後の夢はそなたが良い人生を歩むことだった。このままでは母さんに合わせる顔が無い。」

ソヨンは父の手を力強く握りしめ、その母の期待通りの人生を歩むと約束しました。

「あの者たちにも倍の復讐をしてやります。」

そして、ソヨンは父に提案しました。不正から手を引き、名声と人望を得てくれと。つまり、貯め込んだ資産を民に配布すると言う事です。

父はその言葉に従いました。

 

おまけに、ソヨン父は見かけによらず記憶力が良くてね。

奪われた帳簿の内容を、正確に記憶していたのです。

それを書き記して哲宗に渡しました。

ソヨンは、これで父の不正を許してもらいたかったのですが、哲宗はそうはいかないと言いました。この内容だけで罰することは出来ません。

だから、証拠を集めてくれれば、許す・・・と。ソヨンの唯一の肉親だしってね。

 

ソヨンは朝廷の状況を把握するために、内官の格好をして朝議に潜り込みました。

そこで見たのです。哲宗が孤軍奮闘する姿を。

味方は誰もいません。

垂簾聴政が終わったと言え、周囲にいるのは全員敵。かなり強引に朝議を進めるようになった哲宗ですが、なかなかすんなりとは決まりません。その上、備辺司なんぞという勝手なやり方で勝手に決められてしまうことも多くてね。

ソヨンはムカつきました。

 

ムカついたら、すぐに仕返しをしなくちゃ気が済まないソヨン。キム氏一族を茶会に呼び出しました。

が、準備したのはお酒。禁止されている昼酒・・・ですな。

怒ったお歴々に、ソヨンは思いっきり言いたい放題。

「朝鮮時代の癌だな。」

そして、宣言しました。

「王様の行く手を遮るな。今後、王様の前で“なりません”と合唱するたびに後ろから一人また一人と順番に消えると思って。今後朝議にキム氏一族の姿を残したければ、ほどほどにしろってことだ。」

現代の言葉遣いがより威力を増してキム氏一族に響きました。

すっきりしましたね

 

大王大妃は相変わらずソヨンを許してはいません。何せ、敵である哲宗と想いあってるわけですから。

ビョンインは大王大妃からそう聞かされ、動揺を見せました。

彼はソヨンが本心を隠すのが上手い哲宗に騙されていると思っています。いつか捨てられる時が来るに違いないと。

哲宗の本当の姿を一刻も早く分からせて、昔のソヨンに戻ってほしいと思っているのです。目を覚まさせたいと。

大王大妃は流石です。ビョンインの表情から、その隠してる想いを察したようです。

 

ソヨンがキム氏一族を集めて脅したことが、すぐにビョンインに報告されました。

ビョンインはすぐにソヨンに会いに行きました。本心を確かめたかったのでしょう。

保身のためには一族の力が必要なのに、何故敵に回すのか・・・とビョンインが聞きました。

その一族が私を殺そうとした・・・とソヨン。

「王妃様が戻れるよう私が道を作っています。」

と、ビョンイン。

しかし、ソヨンは戻りたくないと言いました。大王大妃に好かれようと頑張った挙句が毒入りの氷だ・・・と。

「私が守ると言ったではないですか。」

と、必死にビョンインが言いました。

ソヨンは冷静に・・・でも、きっぱりとビョンインの想いに答えました。

「私はあなたの想いを利用するつもりは無いし、私たちは進む道が違う。それぞれの道を行こう。」

ショックです、ビョンイン。

「私は王妃様のものです。何故王様なのですか?私を選んでくれたら何でもするのに、何故王なのだ。」

ため息をついて、ソヨンが言いました。

「王様は無関係だ。ただ、あなたではないだけ。」

ビョンインが手を差し出しました。私の手を放すな、ソヨン、お前は私の全てだ・・・と。

でも、ソヨンはそのまま行ってしまいました。

ビョンインの長年の想いは、報われることは無いと、はっきり分かった瞬間です。

切ないわぁ・・・

 

ソヨン、キム・ジャグンに豪華な鞘の剣をプレゼントしました。

刃にジャグンの業績を刻んでおいたので、見てみろ・・・と。

ジャグンが剣を抜くと、なんと、物凄く短い剣じゃありませんか。鞘に比べて物凄く短いんです。

「それがあなたの今までの人生です。女人の身で何が出来ると以前言いましたよね。何が出来るか、見ていてください。これからは前だけ見て進むので。」

宣戦布告ですな。

ジャグン、こんな女性見たことなかったでしょうね。唖然とし、苦笑しました。が、悔しさも勿論見えました。

 

ファジンが哲宗に会いに来ました。

哲宗の言動は変わらず優しく穏やかですが、2人の間には隙間風が吹いているように感じます。

ファジンは傍にあったソヨン母の形見の本を手に取り、言いました。

「王様の大切な品になるなら、大事に使えば良かった。落書きなどせずに。」

これで、ファジンが8年前に自分を助けた少女ではないと、哲宗は確信が持てたようです。哲宗にとって大切なものである前に、持ち主の少女にとっては亡き母の形見ということで何物にも代えがたい物だったのですから、大切に扱ってきた筈です。

ファジンの長年の嘘が確定したってわけです。

優しい哲宗はファジンを追及することはありませんでした。でも動揺を隠すために上奏文を手に取りました。忙しい素振りを見せたのです。

ファジンはそれを察し、立ち上がりました。

哲宗はファジンをフォローするように言いました。

「私が心を寄せたのは8年前に井戸で出会ったからではない。都に戻って再会したあなたに好意を抱いた。」

誰もが望まない真実は無視するべきだと考えたのです、哲宗は。

わざわざ哲宗がそんなことを言った理由がファジンには分からなかったようです。

 

ソヨンはあれ以来、未来の話を哲宗に聞かせ続けているようです。

哲宗は斬新な話に目を輝かせて聞いています。

しかし、こんな2人の様子を、ジャグンの手下サルスが密かに窺っています。今は王妃を監視しろと命じられているんです。

 

ソヨンは永平君とホン別監たちにも未来の話をしました。

と言うか、未来の武器について・・・ですね。一応ボンファンは兵役についていましたしね。

永平君は、まだイマイチソヨンを信用できないでいるのですが、哲宗の言葉を信じることにしました。

 

ファジンは、先日の哲宗の言葉が気になっていました。

よくよく考えてみると、あれは8年前に井戸で哲宗を助けたのが自分ではないと気付いたと言う意味ではないかと、思えたのです。

ソヨンの言う化け物になる前に、全てを哲宗に打ち明けようと決心しました。

そして、哲宗に、あの書物の本当の持ち主は自分ではないと言ったのです。

が、哲宗は驚きませんでした。複雑な表情を浮かべるだけ。

やっぱり・・・とファジンは思ったでしょうね。哲宗は知っていたんだと。

何故言わなかったのかとファジンが問いました。

哲宗は、一つの嘘で、2年間心を通わせた事実は変わらないからだと言いました。

ファジンを思っての事だと分かります。しかし、ファジンのプライドは傷ついたようですね。

帳簿をソヨンの実家で見つけ、大妃に渡したのは自分だとファジンは言いました。それほどソヨンが憎かったと。

 

私の夢が何かよく分かっているそなたが何故・・・と、哲宗はショックを受けました。

でもね、ファジンにとっては、哲宗の夢など二の次だったんですね。彼女の夢は哲宗その人だったから。

ショックを受けながらも哲宗はファジンを庇いました。ファジンのせいではないと。自分が悪いんだと。

「今からでも己を取り戻します。」

と、ファジンは言いました。

 

哲宗は、あの書物に名前を書きました。“キム・ソヨン”・・・と。

生きたくなったら返しに来いと言っただろ・・・と、ソヨンに渡しました。

済まなかった、気づかずにいて・・・と哲宗。

私こそ、正直になれなくて・・・とソヨン。

やっと本当の心を見せることが出来そうです。

「もう二度と王妃を誤解してすれ違うことはない。」

哲宗が優しく言いました。

 

左議政が不正蓄財で捕まりました。財産は没収され、島流しの刑を受けました。

哲宗の政策が動き始めたのです。

新しい左議政には、側室の父が哲宗によって任命されました。

チョ氏一族は、いつものように哲宗に反対しましたが、キム氏一族は沈黙を守ったままです。チョ氏一族はその態度を不審に思いました。

ソヨンの脅しが効いたってことですね。

 

大王大妃の耳に、ソヨンが毎夜哲宗に良からぬ思想を教えていると言う噂が入って来ました。

サルスからの情報でしょうかね。まぁ、女官たちの噂ってこともありますけどね。

ビョンインは、その話を聞き、ソヨンの部屋を探りました。

で、あの哲宗から返してもらった書物を見つけたのです。ビョンインも、その本の事を知っていました。

パラパラとページをめくったビョンインは、書き込まれている一文に目が留まりました。あれは、ファジンが書き込んだものかも。

そのページを破り取りました。

調べてみると、その文字は、東匪が使う暗号だと判明。東匪と言うのは、反政府団体のことかな

ビョンイン、どーするつもりでしょう。

 

そしてそして、ソヨンが懐妊しました

周囲の大喜びをよそに、ソヨン本人は戸惑ってる表情です。

まぁ、そーでしょ。意識はまだまだボンファンと言う男性のままですからね。


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『哲仁王后(原題)』15話まで

2021-09-05 01:22:36 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

哲宗、ソヨンとの約束を守りました。

タミャンが飲んだのは、毒ではなく、麻酔薬のようなモノでした。

哲宗は、永平君とホン別監の協力でタミャンを救いだし、生き別れになっている母親の元に送り届けたのです。

永平君は、女官一人のために危険を冒すのは無謀だったと注意しました。

しかし、哲宗は言いました。

「あの子を救うことは、今後10人、100人、全ての民を救う事です。」

哲宗は、間抜けだという評価を現代では受けていますが、本当に間抜けだな・・・とソヨンは思いました。

でもそれはソヨンなりの褒め言葉です。

 

王妃というものは、これほどまでに危険な地位なのか?とソヨンは思いました。

哲宗にそう言うと、今後は二度と起きないよう防ぐと言いました。

が、ソヨンは自分の事は自分で守ると意気が上がっています。

「最善の防御は攻撃だ。」

今日から宮中のイカレタ女になってやる・・・と決心しましたよ。

哲宗は、雄たけびを上げるソヨンに面食らいました。まだまだ慣れません。

 

ビョンインは、父キム・ジャグンに、怒りを示しました。ソヨンを殺そうとしたことについてです。

ソヨンは既に哲宗側についていると、ジャグンは言いました。裏切り者だと。

でも、ビョンインは信じられません。

父がソヨンを貶める言い方をすればするほど、頑なになりました。

そして、親子の縁を切ると言い切ったのです。

「王妃様を脅かす者は誰であれ私が首をはねます。」

ビョンインはジャグンの養子です。口では息子として愛しているような事を言いますが、どこまでが本心なのか、イマイチ分かりません。

 

ソヨンは自分の館に帳簿を隠した人物が誰か、考えました

一番有力な容疑者は大妃です。最近大した用事も無いのに、来ることがありましたから。

それにしても、帳簿がどうやって大妃の手に入ったのか、そしてその帳簿には何が記されているのか・・・。

 

ビョンインは大妃を通じて、キム氏一族とチョ氏一族の面々を集め、和合を提案しました。

手始めに、大赦令を出し、些細な罪で官職を失った人材を取り戻そうと言いました。

どちらも異存はありません。ビョンインの知名度は格段に上がりました。

 

ソヨン、戦闘開始です。

まずは、帳簿のことを父に聞きました。

キム氏一族の不正を記したものだと聞き、哲宗が手に入れようと必死だった理由が分かりました。

それと同時に、帳簿を盗んだのが、ファジンだと言う事も判明。

これで流れが分かりました。復讐のターゲットは大王大妃、大妃、ファジンの3人です。

 

ソヨンはこれまでとは違う衣装、化粧をしました。豪華で華麗な姿になったのです。

で、第一ラウンドは大王大妃。

自分に出したのと同じような氷を浮かべた冷たい飲み物を大王大妃の前に差し出しました。勿論、氷に毒など入っていません。

大王大妃は嫌な顔をして、口をつけようとしません。

ソヨンは、じゃぁ、私が・・・とそれをごくごくと飲み干し、氷をかみ砕いて見せました。

そして、今後も食事と化粧品を届けると。

「飲食物と塗るものに疑念が生じると人生は地獄ですよ。」

大王大妃も負けていません。家門を裏切ってこのまま安泰でいられると?と言いました。

「私は家門でも父でもなく、自分を信じて図に乗ってます。」

ソヨンの表情、凄みがあります

 

第2ラウンドは大妃。

ソヨンは最初から高飛車な態度で相対しました。見下ろすような目つきです。

帳簿を隠しに来たことを知っていると言いました。

大妃はソヨンが母親のいない家庭で育ったので無礼なのかと言いました。

その言葉で、切れたソヨン。

「そう言うオバサンは、子供がいないから無礼なのか?」

と、言い返しました。

王妃、どうかしてますと、大妃が叫びました。

「ええ、かなりね。私以上におかしなヤツはいない。お気をつけて。」

そう言って背を向けたソヨンの髪を掴もうとした大妃。

その瞬間、ソヨンが大声で言いました。

「髪一本でも不用意に触れば二度と息子の顔は見られない

振り上げた手を降ろせないほど、大妃はビビりました。

 

その様子を哲宗が見ていました。

本当はソヨンを心配して様子を見に来たようですが、その必要は無いと分かりました。

ソヨンの行動に意識改革をさせられたようです。

 

そして第3ラウンドはファジン。

帳簿を盗んだことを知っていると言いました。

ファジンは相変わらずオウォルを殺したのはソヨンだと思っています。永平君に違う可能性が高いと言われても、その考えを変えることが出来ないのです。

ソヨンは呆れました。

「お前は自分に都合よく解釈する。“王妃が王様を奪いオウォルを殺した”“王妃は殺すべき悪女で自分は哀れな被害者だ”と。被害者ぶってると知らぬ間に化け物になるぞ。毎日少しずつ。自分の醜さを鏡で確かめてみろ。」

ソヨンの勢いに押され、池に落ちそうになったファジンを、ソヨンが助けました。

「これで私がお前よりまともな人間だと証明された。」

ファジンは、ソヨンが池に飛び込んだのを助けようとしませんでした。それを指しているのです。

 

キム・ジャグンが辞表を提出しました。哲宗は満足でした。

哲宗は、新しい法を制定し、地方官による税の収奪は国を亡ぼす行為とみなし、厳しく罰することにすると言いました。

すると、いつものように、大臣たちが反対意見を述べました。

哲宗は怯まず言いました。

「正しいことに妥協はせぬ。もはや大臣の顔色を窺うことはない。」

 

すると、大臣から新兵曹判書の任命をすると言う意見が出ました。王に何の相談もなく、備辺司を通じて任命したのです。

入って来たのは、なんと、ビョンイン。

哲宗は、警戒を新たにしました。手ごわい相手です。

 

ソヨンが哲宗をお茶の席に呼びだしました。

握手を求めました。

「同盟を結ぼう。」

キム氏と敵対することになるが?と哲宗。

「一族は私を捨てた。次は私が捨てる番だ。」

いいでしょう・・・と哲宗は嬉しそうにソヨンの手を取りました。

「これからは、ノータッチしません。」

「ああ。ノータッチ禁止だ。」

 

これから目指すのは王権の強化なのか?とソヨンが聞きました。

哲宗がそうだと言うと、王権と共に自分も強くなれば弄ばれることもないな・・とソヨン。

しかし、哲宗はソヨンが強がっているのではないかと考えました。

この時代、権力闘争に負けることは死に直結します。

だから、本当は怖いののでは?と哲宗が聞きました。

「私は死ぬより踏みにじられる方が嫌だ。私を踏もうとする靴をかみ砕けるなら笑いながら死ねる。」

その言葉に、哲宗は聞き覚えがありました。

昔、井戸に落ちた自分を救ってくれた少女が言っていたのです。

“私は笑いながら死ぬ”・・・と。

その少女とソヨンが被りました。ファジンだとばかり思ってきたのですが・・・。

 

ソヨン、復讐すべき人間がもう一人いたことを思い出しました。

水刺間の水瓶にお腹を壊す薬草を入れた、ハン室長の先祖だと思われるハン・シムオンです。

去勢だ

それで子孫も残せません。ハン室長も生まれてこないってことですね。

ちょいと可哀想だけど・・・。

 

ビョンインがソヨンに挨拶に来ました。新兵曹判書として。

ソヨンは、ビョンインが敵か味方か、判断できないでいました。キム氏一族は全員グルだと思っていますから。

事件を後になって知ったとビョンインが言いました。

「私を殺す計画を知らなかったと?」

私は父やキム一族とは無関係です・・・とビョンインは言いました。

 

ビョンインは大王大妃に言いました。まだソヨンを疑い続けていると気付いたのです。

「王妃様は傷ついています。ファジンの差し金で一族を裏切ったと思われた・・・と。国舅から聞きました。大王大妃様を騙したのは、王妃様ではなく、ファジンです。」

ビョンインなりに、ソヨンを守ろうとしているのですね。

 

哲宗がファジンを訪ねました。

嬉しそうに迎えたファジンですが、哲宗はファジンと過ごそうとして来たのではなく、話があったからでした。それに気づいたファジンから笑顔が消えました。

哲宗は、井戸から見つかった女官の遺体はオウォルではないと言いました。

大妃が仕組んだものだと。

それでもファジンはイマイチ納得できない様子です。大妃に騙されたと言うショックも大きかったし。

哲宗は複雑な表情でファジンを見つめていました。

ファジンが話す哲宗との出会いのエピソードは、今となってみれば井戸の中で出会った少女とは感覚が違うと分かったのでしょう。

ファジンが嘘をついてきたことに気づいたのでしょうね。

 

ファジンは混乱を鎮めようと一人矢を射ました。

自分が間違っていたと思わざるを得ない状況になったのを、認めたくない気持ちなのでしょう。

ソヨンへの憎しみの理由は、オウォルの事より嫉妬の方が大きいのだと思います。

そこに永平君が。

永平君も悩んでいました。

ファジンが大妃に帳簿を渡し、ソヨンを陥れてくれと言っているのを聞いてしまっていたのです。

しかし、哲宗には言えないでいます。

ファジンを想う気持ちが強いのでしょう。哀れに思っているのでしょうね。

目撃したことをファジンに話しました。

「一瞬道を踏み外す事は誰にでもあり得ます。」

と、永平君。

「過ちが一瞬でないなら?それでもまた元に戻れますか?」

と、ファジン。

戻れませんと、ファジンは言いました。

 

ソヨン、哲宗に惹かれている気持ちを確信し始めていました。

でも、先日の“一夜”も、お酒のせいなのか、はたまた・・・と混乱してもいました。

で、現代で言うところの“ラーメン食べて行く?”と哲宗を誘ってみたのです

当然、哲宗にはラーメンなるものが何なのか、どういう意味なのか、皆目分かりません。

まずは、食べてから・・・と、傍にあった書物を鍋敷き代わりにしてラーメンを置こうとしました。

その瞬間、書物が大切なものだと分かって・・・。

その本は、ソヨンの亡き母の形見でずっと大切にしてきたモノでした。しかし、昔、哲宗と井戸で会った日、別れ際に哲宗に渡して来たのです。生きたくなったら、返しに来て・・・と。

 

哲宗は、確信しました。

この書物が大切なものだと知っているソヨンこそが、あの日、井戸から救ってくれた少女だと。

王妃なのか?と哲宗が聞きました。

「そうだ。私だ。」

と、ソヨンが答えました。

 

チェ尚宮とホンヨン、そしてソヨンの女3人のエピソードは爆笑することが多々。

本当に良いコンビです。


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