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ついつい記事が長くなってしまってます
この場面も、このセリフも大事だと思うと、書いておかなくてはと、思ってしまうんです。
上手くまとめられない私をお許しくださいませ
宴の料理を作ったのはソヨンだと確信した哲宗。
マンボクを問い詰め、はっきりしました。
哲宗は、その理由をソヨンの口から聞きたいと思い、館に向かいました。もう一つ、“裏切る”と言う意味も・・・。
哲宗は、ソヨンが呟いていたのを、聞いていたんです。寝たふりをしていたってことですね。
で、哲宗をホンヨンだと見間違えてしまうほどに酔っぱらっていたソヨンと一夜を共にした次第。
一つ気になったのが、哲宗の衣。
ソヨンに話を聞きに行っただけなのに、何故か夜着になっちゃってたってこと。龍袍だったのに・・・。
まぁ、細かいことはスルーしましょうかね
朝になって、傍にホンヨンじゃなく哲宗が寝てて、ソヨンは物凄く驚きました。
飛び起きて、布団から飛び出しました。
哲宗に、何があったと、詰めよります。
哲宗は、正直に話そうとしたのですが、皆まで言うなと言う感じで、ソヨンは部屋を飛び出しました。
外で控えるホンヨンに、昨日は何処で寝た?と聞くと、自分の部屋だと言うじゃありませんか。
じゃぁ、自分は哲宗と・・・と、パニックになっちゃいましたよ
この騒動で、哲宗は肝心な事を聞きそびれてしまいました。
で、ソヨンに再度会いに行こうとするのですが、ソヨンはもう必死に、そりゃぁ必死に哲宗から逃げるんですよね。
自分の魂はボンファンという男なのに、女性であるソヨンの体、心は哲宗を求めているのかと、大混乱に陥っているんですよ、ソヨンは。
気分は決して悪くないと言うのが、また混乱の元でした。
ボンファンは、このまま消えてしまうんだろうか・・・とね。
哲宗はソヨンが屏風の裏に隠れているのを察しましたが、敢えて気づかないフリをしました。
そして、独り言のように呟きました。ソヨンに聞こえるように。
「王妃に聞きたいことがあるのだが。避けられているようだから探すのは止めよう。私に会いたければ連絡が来るはずだ。」
大王大妃は、その日の朝議で、垂簾聴政を終わりにすると宣言。
いつものように正面の階段を使って行こうとするのを、哲宗は咳払いで注意を促しました。
大王大妃は哲宗を睨みながら、渋々脇の階段を降りて行きました。
「これより親政を宣布する。」
哲宗が宣言しました。
大王大妃は悔しくて仕方がありません。
それを慰めるのは、ジャグンではなく、ビョンインでした。
大王大妃は、ジャグンが哲宗の心を壊す手を考えていると言いました。詳細は言いませんでしたが。
それが成功したら、ビョンインは静観しているように・・・と。
もしこの時、それがソヨンを毒殺する事だと明かしていたら、ビョンインは黙ってはいなかったでしょうね。
ビョンインは父ジャグンにとって代わろうと考えているようです。だからこそ、父には内緒で大王大妃に近づいているのでしょう。でもね、ジャグンは既に気づいてます。
哲宗にソヨンから手紙が届きました。
ソヨンは混乱を鎮めようと、ボンファンの本分である女性好きを積極的に行動で示そうとしたんです。で、文通の相手の側室に充てて手紙を書いたわけ。
相手が哲宗だとは、思いもよりません。熱烈な恋文ですよ
“会いましょう”
と言う返事が来て、ソヨンは大喜びで会いに行きました。
が、現れたのは哲宗。
ようやく文通の相手が哲宗だったと言う事に、ソヨンは気づきました。
そして哲宗も自分宛の手紙じゃ無かった事を知ったのです。
宴の手伝いをしたのは何故ですか?と哲宗。私を助けて置いて“裏切る”と言って見たりするのは何故なのか・・・と。
哲宗の意識が戻っていたことを知ったソヨン。聞こえないフリをしていたことも判明しました。
「まさか、爆発も自作自演?」
正気か死ぬところだったんだぞと、ソヨンは哲宗を叩きました。
哲宗はそっとソヨンを抱きしめました。
一瞬戸惑ったソヨン。
禁止だと言った筈だ、こうやって抱き寄せるのも、笑うのも、傍で寝るのも全部・・・と言いました。
「禁止することを禁じる。」
哲宗はソヨンを放しませんでした。
「王妃が好きだ。」
王妃は高慢で乱暴で我儘で一貫性もなく欠点だらけです、それでも好きです・・・と。
「この世で一番欠点が多くても王妃が好きです。」
ソヨンの心に哲宗の言葉が沁み込んで来ました。
しかし、一方で受け入れるのを拒否する気持ちがあるのも事実。
池に飛び込んだ日に言ったことを覚えてる?とソヨンが聞きました。
哲宗に、ソヨンは、自分を愛してくださいと言いました。それは単に想いを押し付け、受け入れさせようとするための言葉ではなかったのです。
「哲宗を守れるのは私だけだと信じてた。慕ってもらえたら力になれる、お互いに生き残れると思った。だけど、あの時のキム・ソヨンはもういない。あの夜死んだんだ。」
もう傷つけたりしない・・・と哲宗。
「私たちに“もう”はない。私は許さない。」
自分は本物のキム・ソヨンじゃない、だからダメなんだと、ソヨンは思いました。魂はボンファンだから。本物のキム・ソヨンが哀れだったのでしょう。
本物のキム・ソヨンなら、こんなに嬉しい告白はなかったでしょうけどね。
ジャグンはキム氏一族を集め、例の帳簿を見せました。
自分を守ってくれれば皆を守ろう・・・と。
しかし、哲宗は、ジャグンを下手に庇いだてして弾劾しなければ、大臣たちを皆罷免すると宣言しています。
ここでジャグンは“備辺司”と言う機関を持ち出しました。臨時の合議をする機関だそうです。
哲宗の親政は国を危機に陥らせる。だから、今後すべての政策決定は備辺司で行おうとジャグンは考えているのです。
ジャグンはヒ素の準備も進めていました。
ソヨンを殺せば、哲宗とビョンインの二人が潰れると見ています。ジャグンの座を脅かす二人が。
大王大妃とジャグンの企みを伝えに哲宗の元を盲目の女性が訪ねて来ました。
ソヨンが危ない
哲宗は駆け出しました。
ソヨンにお茶の誘いが大王大妃から届きました。
何の疑いもなく、ソヨンは赴きました。
ヒ素は氷に入れられていました。お茶を一杯飲む間に溶けてくるという仕掛けです。
お茶の準備をする女官の一人が、ジャグンに抱き込まれていました。
お金につられて承諾したものの、女官は流石に恐怖におののきました。後で自分も殺されてしまうんじゃないかと思ったのでしょう。
で、大妃に守ってほしいと訴えていました。
大妃は、ほくそ笑みました。労せずソヨンを始末することが出来るんですもんね。
当時、氷は高価なものでした。
特別に用意させたと聞くと、ソヨンもいい気分です。
茶器に口をつけようとしたとき、子供の女官タミャンが駆けて来てソヨンに話しがあると言いました。
勿論、そんな場に入って行ける立場じゃありません。
タミャンは、女官が落とした氷の欠片に群がっていたアリが死んだのを見たのです。
ソヨンが危ないと察し、駆け付けたわけです。
ソヨンが声をかけたものの、大王大妃やジャグンのいる前でそんなことを口にするのは憚られました。
言えないでいると、無理やりその場から連れ出されてしまいました。
ソヨンが一口飲みました。
が、まだ氷は解けていなかったようです。
次の一口を飲もうとしたとき、哲宗が名前を呼びました。
え?・・・と振り向いた時、石がソヨンの器に飛んできて当たりました。
器は落ち、飲み物はこぼれました。
計画、失敗です。
タミャンは、すぐに引っ立てられてしまいました。
ソヨンが必死にお咎めなしを頼みましたが、無理です。
哲宗が突然現れたことに、ジャグンは不審を抱きました。
「謀叛人が一緒だと聞いて不安だったのです。」
と、皮肉たっぷりに答えた哲宗でした。
哲宗がソヨンに言いました。今後は口にするもの全てに気を付けるように・・・と。
ジャグンと大王大妃が毒を仕込んだと聞き、ソヨンはショックを受けました。
自分が狙われる理由が分かりません。
哲宗は、帳簿がここで見つかったと言いました。
が、ソヨンは帳簿の事なんぞ、全く知りません。
哲宗は、ソヨンが知ってるものだと思っていました。
タミャンが心配になったソヨン。
助けてくれと哲宗に必死に頼みました。
「最善を尽くします。」
と、哲宗は優しく言いました。
氷を仕込んだ女官は、恐怖のあまり、王宮を抜けだそうとしました。
が、途中で永平君と会っちゃった。
大金を持っているのを見た永平君は、怪しいと感じ、問い詰めました。
ファジンのノリゲを売った女官と似ていると感じたのです。
タミャンには賜薬の刑が言い渡されました。
ことさらに事件を大きくし、抑えようとする哲宗を牽制したりしました。
そして、あっという間に処刑となってしまったのです。
ソヨンが連絡を受けて駆け付けた時、既にタミャンは筵をかぶせられていました。
自分を助けたがために身代わりになって殺されてしまった・・・とソヨンは思いました。
激怒して大臣たちに詰め寄ろうとしたソヨンの手を哲宗が取って止めました。
「この子に何の罪が」
何故助けなかった?と哲宗に詰め寄るソヨン。
「大義のためです。」
と、哲宗は言いました。
大義?自分の保身のためだろと、ソヨン。
「王妃も世の中は不公平だと言ったでしょ。私は小さな犠牲で大きな犠牲を防いだ。」
小さな犠牲だとと、ソヨンは哲宗の胸倉を掴みました。
居並ぶ大臣たち、家臣たちは王妃のそのような態度に驚きました。
「無能は罪だ。こんな小さな子供も守れぬのは罪だ」
怒りを必死に押さえて、哲宗は背を向けて歩き出しました。
怒りの収まらないソヨンは、哲宗の後姿を睨みました。
しかしその時気づいたのです。哲宗がこっそりと指を交差させてるのを。
以前、ソヨンが提案したことがあったのです。口で言えない時の合図を決めておこうと。
“今私は嘘をついている”と言う合図が、指を交差させるものだったのです。
哲宗は嘘をついている・・・。ソヨンは察しましたよね。