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オ・ヒョンジェは、スヨンが倉庫のどこかに連れて行かれたことを察していました。
イヤホンはスヨンが倒れた時、外れてしまっていましたが、音は拾えていましたから。
それをファンチーム長に連絡。
すぐに1チームの面々がその倉庫に向かいました。
で、やっとのことでスヨンを発見出来たのですが、その時は、既にチョン・チャングの姿はありませんでした。
逃走した後だと誰もが思いました。
しかし、実は、チョン・チャング、何者かに殺されていたのです。
逃げろとメールを送ってきた人物のようです。
遺体は氷の中から発見されました。
殺されて製氷機の中に落とされていたのが、裁断されてしまったので、そりゃぁ目を覆いたくなるほどの凄惨さです
ハッカ飴が発見されなかったので、“ヤツ”とは違うとみなされました。
でもね、チェ課長が、密かに持ち出していたのです。口の中のハッカ飴を。
ここまで隠し通す理由はいったい何なんでしょうね。昔の判断ミスが公になるのを防ぎたいってだけ
オ・ヒョンジェは、ハッカ飴が出なかったと聞くと、不審を抱きました。
現場では、誰かがチョン・チャングを待ち構えていたと思われました。そんな音が聞こえていたのです。
チョン・チャングと言う容疑者が死亡したことで、今回の連続殺人事件は幕引きとなりました。
事故死だとされてしまったのです。
チェ課長とパク次長は、総長にその旨報告しました。
しかし、ファンチーム長は、連続殺人事件の可能性があると遮りました。
チェ課長とパク次長が、抑えようとするのを、総長が止め、ファンチーム長に意見を求めました。
現場に第三者がいたと思われるとファンチーム長は言いました。
「昔、総長は私に、どんな可能性も決して排除するなと仰いました。捜査継続のご許可を与えてください。」
総長は了承しました。
ファンチーム長は、もう一つ総長に許可を求めました。スヨンの広域捜査隊への正式配属です。
これも了承されました。
スヨンは晴れて広域捜査隊の一員となったのです。夢が一つ叶いました。
チェ課長はパク次長を料亭に呼び確かな出しました。
携帯を切って、話を始めました。それほどに漏れてはいけない話でした。
チョン・チャングの口の中から採ったハッカ飴を見せました。パク次長の指示があったわけじゃなく、独断だったってことですね。
これが“ヤツ”の仕業なのか、何もかもが5年前と同じように確証を持てる物が無いとチェ課長は言いました。
隠し通せるのか?と、パク次長が不安げに聞きました。
「私にすべて任せてください。」
と、チェ課長は言いました。
スヨン母は、娘の目の記憶能力に気づき、医者の診察を受けさせていました。
IQと暗記力は至って普通でした。しかし、視神経をつかさどる領域が発達していると分かりました。人の脳は何かが発達すると、相対的に何かが衰える傾向にあると言われています。
スヨン母は、普通の人とは違う娘の事が本当に心配だったようです。
スヨンは、そんな母の思いをちゃんと理解していました。
必ず犯人を捕まえるわ・・・と、スヨンは母に誓いました。
“ヤツ”は生きていそうです。
5年前と同じ人物なのかどうかは定かじゃありませんが、確かに存在しています。
そして、“ヤツ”の次のターゲットは、プロファイラーのナ・ジュンソク。
元刑事のようですね。オ・ヒョンジェにライバル心を勝手に抱き続けて来たようですが、負けてばかりだったようです。
オ・ヒョンジェが姿を消した今は、プロファイラーとして地位を築いています。
ファンチーム長にも、すっかり上から目線ですわ。
ナ・ジュンソクは、誰かに付け狙われていることを察していました。
車にハッカ飴が置かれていたりしましたので不安になって、チェ課長に身辺保護を頼みました。
すると、嫌がらせのようにチェ課長は、広域捜査隊の1チームに指示して来ましたよ。
ある日、ナ・ジュンソクにナイフを持った男が襲い掛かって来ました。
一度は逃げられましたが、またスヨンの記憶力が役に立ちました。犯人が着ていた上着を脱ぎ棄てた時に落としたボタンと同じボタンの付いた人物を発見したのです。
あっという間に逮捕しました。
犯人は、ナ・ジュンソクによって無実にもかかわらず殺人犯と言う汚名を着せられ、そのせいで妹は自殺してしまったと言いました。
ハッカ飴は、単なる嫌がらせだと。
ナ・ジュンソクの著書のサイン会が開かれました。
一人の男がナ・ジュンソクに聞きました。若い好青年のようです。
「本気ですか?“ヤツ”の死亡説に命を懸けると。」
一瞬表情が強張ったナ・ジュンソクですが、公衆の面前と言う事もあって、強気な態度を見せました。
「私の見立てはいつも確かだよ。」
絶対に、“ヤツ”だわ
広域捜査隊に荷物が届きました。
入っていたのは、ナ・ジュンソクのサイン入り著書。でも、サインの日付が翌日になっていました。
これは、予告でした。
オ・ヒョンジェは、ファンチーム長とスヨンを呼び自分の見解を話しました。
今回の2件の事件はいずれも殺人事件で、“ヤツ”の仕業だと。ハッカ飴は必ずあった筈だと。
チェ課長がハッカ飴を隠蔽したに違いないと。
そして、動機は誇示だと言いました。模倣犯の2人より自分は優れた人間だと誇示するためだと。
誰に向けて誇示を?と、ファンチーム長。
オ・ヒョンジェに向けて・・・でしたね。それを、オ・ヒョンジェも感じていました。
オ・ジュンソクは次のターゲットも予測していました。
「ナ・ジュンソクだ。」
狙うのがいつか・・・と考えた時、スヨンが思い出しました。
宅配で届いたナ・ジュンソクの著書に書かれていた日付が今日だということを。
ファンチーム長は、ただちに1チームの面々に警護するよう連絡を入れました。
ナ・ジュンソクは、生放送に出演することになっていたのです。
本人にも知らせようとしましたが、ナ・ジュンソクは電話を無視。
放送局も、ファンチーム長の中止要請を聞き入れませんでした。
そして、ナ・ジュンソクは、大勢の客やスタッフ、そして1チームの面々の目の前で、殺されてしまったのです、生放送中に。
ショッキングな映像が流れてしまいました。
必ず局内に犯人がいる筈だと、逃げる人たちを阻止しようとしましたが、パニックになってしまい、上手く行きません。
スヨンが天井裏に人影を発見。
追跡しました。
追い詰めたと思ったのに、犯人は大勢の人波の中に消えてしまったのです。
「ヤツが現れた。」
オ・ヒョンジェが呟きました。
ナ・ジュンソクが使ったテーブルに、ハッカ飴が一つ置かれていました。