まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『浪漫ドクターキム・サブ2』6話まで

2021-11-17 16:18:42 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

会見の中、一人の記者が、執刀医を変える理由を聞きました。

パク医師が次の手術は担当すると発表したからです。

そして、キム・サブは以前にも無謀な手術を行い患者を危険な目に遭わせたことがあるからかと、具体的に聞いたのです。

それに対して、パク医師は何も答えませんでした。

この記者、ト理事長の息がかかってます。だから、敢えてそんなキム・サブを貶めるような質問をしたんです

 

オ看護師長は、パク医師に直接抗議しましたが、あっさりとかわされてしまい、余計に腹が立ってしまいました。

で、スタッフを集めて対抗策を宣言したのです。

国防長官をはじめとした全ての患者の記録は彼らには見せない・・・と。手術記録、カルテの全てです。

スタッフたちは、同意しました。

 

ところで、アルムはああ見えて、情報通と言うか、人の感情を察するのが得意です。

看護師の中で誰が誰を好きとか、私生活で悩んでいるようだ・・・とか。

 

オ看護師長があれほど厳重に情報統制していたにもかかわらず、思わぬところから長官の情報が洩れました。

ぺ・ムンジョンです。

なんと、ヤン医師と知り合いだったのです。

情報統制を知らなかったぺ・ムンジョンから、まんまと手に入れたってわけ。

しかし、ぺ・ムンジョンが迂闊だったわけじゃありません。ちゃんと、キム・サブに問い合わせていたのです。

すると、キム・サブがそれらのすべての資料を渡すよう指示したのです。

 

オ看護師長は、理由をキム・サブに聞きました。

自分が救った患者をこんなに簡単に諦めるのですかと。ト理事長に負けを認めるんですかと。

「私だけじゃありません。皆で救ったんです。それに、まだ諦めていません。」

しかし、オ看護師長は悔しくてたまりません。

ト理事長は、キム・サブやこのトルダム病院の事を熟知しています。だから、良いようにされてしまうと不安なのです、オ看護師長は。

「ヤツの頭に無いことを動かすんです。知らない事もありますよ。」

オ看護師長、“???”です。

 

パク医師は、ウンジュも利用しようとしていました。

ウンジュが長官の手術に立ち会ったと聞いたからです。2次手術をする際、1次手術に関わった医師がいた方が役立ちますもんね。

ウンジュは良い手を思いつきました。

実際に助手を務めたウジンと2人で2次手術に入る条件として、本院に戻る事を挙げてはどうかと。

で、ウジンに協力しようと言ったのですが、ウジンはあっさりと拒否。

何と言われようと、ウジンはあんな奴らのいる本院に戻る気にはならなかったでしょうね。

本院の方がお給料が良いのに?と、ウンジュ。

「お前、自分がバカだと分かってないだろ。」

と、ウジン。

私ほど賢いバカがいる?と、ウンジュ。

「お前みたいなバカは山ほどいる。世間知らずのくせに勉強は出来るから自分は賢いと思ってる。友達からの忠告だ。」

私たちがいつから友達なの?と、ウンジュ。友達だなんて思った事無いくせにと。

 

秘書の容体が急変しました。

キム・サブの執刀で即、手術と言うことになりました。

ここで、あの随行員の正体が判明。秘書の実の兄だったのです。同意書にサインしました。

だから、心から心配していたのです。

 

ウンジュは、ウジン抜きで長官の2次手術に入る決心をしました。

準備をしている時、ウジンが言いました。

キム・サブは、少し怖い人かもしれない・・・と。

「本物みたいで怖いんだ。」

私が一番怖いのは、私を必要としない人・・・とウンジュ。何も知らないくせに決めつける人・・・と。

キム・サブに言われたことが心に刺さっていたのです。

パク医師には必要とされているのか?と、ウジンが聞きました。

「少なくとも、名前は憶えてた。」

 

期待して、手術室に行ったウンジュ。

ところがです。

手術恐怖症だろとヤン医師が言いました。1次手術の途中で逃げ出したことも知っていました。

そんな医師に、パク医師の手術に入ってもらいたくないと、ヤン医師は言いました。他の医師に手伝ってもらうと。

そこで姿を見せたのは、なんと、ウジン。

あれほどきっぱりとウンジュの誘いを断った筈なのに

 

裏切られた気分のウンジュ。

こいつは裏切ることが得意なんだ・・・と、またもヤン医師

ウンジュは、一人手術室を出て行きました。

 

実は、これもキム・サブの指示だったんです。

ウジンはキッパリと断りました。

しかし、ウンジュを行かせて、また吐いて倒れる姿を見たいのか?と言われると、指示に従うしかありませんでした。

 

長官と秘書の手術が、向かい合った手術室でほぼ同時に始まりました。

 

ウンジュは、悔しくて涙も出ませんでした。

 

ウンジュとウジンの出会いは、学生の頃。

多分初対面の時から、ウジンはウンジュの事が気になっていたのでしょう。

何度も何度もウンジュはウジンに助けられていました。気づいていない場合も多々あるようですが。

ウンジュは、ウジンがテストで満点をとった時、初めて意識したのでしょう、ライバルとして。

で、今回と同じように、協力し合おうと提案したんです、ウンジュから。

実技の苦手なウンジュは得意なウジンに教えてもらい、ウジンには、自分の得意な筆記について要点をまとめたノートを渡したのです。

 

注射の練習台になってもらったウンジュ。

しかし、ウジンもまたウンジュに救われていました。

本当は、学費が足りないことで退学しようと考えていたのです。

そんな時、借りたノートの中に、一枚の紙きれを見つけました。ウンジュも退学を考えたことがあるようで。

それに、退学した時のメリットとデメリットを書き出していたのです。

様々なメリットが書かれていました。そのほとんどが、楽しい経験についてです。

そして、デメリットに挙げていたのは一つだけ。お母さんが悲しむということ。

ウンジュもまた頑張っているのではなく、耐えているんだとこの時ウジンは知りました。

ウジンは退学届けを捨てました。

この時から、ウジンはウンジュを友達として考えていたのです。いえ、正確には好きだったのでしょうね。

“友達だなんて思ったことないくせに”と、ウンジュに言われた時、ウジンはこの時の事を思い出していました。


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『浪漫ドクターキム・サブ2』5話まで

2021-11-17 13:59:30 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ウジンはこれまでたった一人で生きて来ました。

だから、年齢以上に人生経験をしていると言えます。

考えが違うと線を引き、バカにして見下す、ひどくけなす。利己主義と二分法的思考で味方じゃなければ敵になる。白と黒しかない世界に生きている人の如何に多い事か。

そんな蔑視と嫌悪に満ちた環境で、ウジンは人に何の期待も希望も抱けなくなっていたようです。

それは、ウンジュも同じでした。

しかし、今、キム・サブという存在が彼らの人生に忽然と姿を現したわけです。これまでに出会った事の無い、別タイプの人間が。

 

突然、ト理事長の命令で国防長官の主治医としてパク医師たちがやって来ました。

ウジンは激怒しました。

執刀医の許可が無ければ、担当を変わることは出来ないと、譲りませんでした。

勿論、チャン・ギテやオ看護師長、ナム医師たちも、憤りました。

対抗策を・・・と言いあっている時、長官の容体が急変したと言う連絡が入ったのです。

 

キム・サブたちが駆け付けた時、ウジンが心臓マッサージをし続けていました。

キム・サブに状況報告をしたウジン。

パク医師は、これからは私たちが・・・と、キム・サブを遮りました。

が、キム・サブは次々に治療の指示を出します。

「万が一の事があったら責任を取れますか

と、怒鳴ったパク医師。

患者を救えますかと、直後に怒鳴ったキム・サブ。

まずそう聞くべきじゃ?・・・とね。

一本取られた格好のパク医師。キム・サブに場所を空けるしかありませんでした。

 

心停止と言う緊急事態に、キム・サブはその場で傷口を開き、自らの手で直接心臓のマッサージを始めました。

その場でいた皆が驚き言葉も出ませんでした。

随行員の一人が、ただちに止めさせてくださいと、叫びました。

しかし、チャン・ギテは言いました。キム・サブは最善を尽くしていると。必ず助けるので、信じてくれと。

息を飲んで見つめる皆。

そして、心臓が再び動き始めたのです。

皆がほっと息をつきました。

パク医師は圧倒された表情です。

 

よく頑張ったな・・・と、ナム医師がウジンに声をかけました。

オ看護師長もウジンを褒めました。キム・サブが来るまで患者を守ったことを・・・です。

ウジンは自分が本当に緊張し、疲れ切っていることを直後に感じました。

しかしそれは決して悪い感じじゃなかったようです。満足できる仕事をしたという達成感のせいだと思います。

初めてウジンの笑顔が見えました。

 

パク医師はキム・サブに言いました。流石です、感動しました・・・と。

「開胸マッサージが成功したのを初めて見ました。」

運が良かっただけだと、キム・サブ。

しかし、猶更、パク医師にはキム・サブが何故こんな田舎の名も無い病院にいるのか、理解出来なくなったようです。人並外れた実力を持っているのに・・・。

「患者がいるからです。」

と、キム・サブ。

それでもやはりパク医師はそれは本心だとは思えなかったようです。

ずっと気になっていて、会いたかった・・・とパク医師。

「会ってみて分かりました。変わり者か、或いはとんでもない嘘つきか。」

パク医師には、代償のない善意は信じられないのです。経験が無いから。

 

翌朝、トルダム病院の前に集まっていたマスコミに対して、パク医師は国防長官の容体についての会見を開きました。まるで自分たちが手術を成功させたかのように・・・です。

スタッフたちは、激怒。

特にオ看護師長は怒りを抑えることが出来ません。

 

ウジンも、激怒してキム・サブに何とかしろと詰め寄りました。

が、キム・サブは放っておけと言うだけ。

傍にいたパク看護師に同意を求めたウジン。

気持ちは分かります・・・とパク看護師。

「でも、キム・サブ先生の意思ですから。意見を言えないのではなく、尊重してるから従うんです。」

尊重・・・そんな言葉、きっとこれまでの人生でウジンは聞いたことが無かったのでしょう。心が動いたようです。

 

それにしても、ウジンの表情から、暗さが少し消えた気がします。

普通の青年になりつつあります。


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