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チャン先生は、指示に従うフリをし、時間を稼ぎました。
その間に、チョチーム長たち出動チームが現場に駆け付けたのです。
ところが、何者かが、それをビッグディスに知らせました。
チョチーム長たちが駆けこんだ時、既にビッグディスは逃走したあと。
残されていたのは、セッビョルだけでした。チャン先生は拉致されていたのです。
ビッグディスは、逃げ回りましたが、結局、捕まりました。
が、チャン先生は一緒ではありませんでした。
チャン先生を拉致したのは、チャン先生のストーカー、ミン・へリンと言う女性だったのです。
チャン先生に執着するあまり、もう常軌を逸していました。
ミン・へリンは歯科医。
逮捕しようと迫ったチョチーム長の不意を突いて、麻酔薬を注射。
意識がもうろうとし、倒れ掛かったチョチーム長を救ったのは、シム刑事。
何とか、ミン・へリンを取り押さえる事が出来ました。
セッビョルも保護されました。
でもまだ問題が残されていました。彼女と養父母の関係です。
実際、養父母から虐待を受けているセッビョルは、解放されたと知らされた養父母が駆け付けても、激しい拒否反応を見せました。
養父母は、セッビョルがチャン先生から悪い影響を受けていると言い張り、泣きじゃくるセッビョルを無理やり連れ帰ろうとしました。
それを止めたのは、チョチーム長。
他人事とは思えなかったのでしょう。
チョチーム長は、養父を虐待の罪で訴えた過去がありました。
しかし、嫌疑不十分となって、何の処罰も受けなかったようです。
養父は、虐待をしている様子を動画に撮っていて、それが証拠となったのですが、その動画には、チョチーム長が養父の部屋に妹を連れて行く様子も写っていたのです。
チョチーム長はそのために誤解を持たれ、結局、養父を処罰出来なかったようです。
セッビョルは、もう我慢せずに養父母と闘う事を決心しました。
家庭内暴力の罪で養父母を訴える覚悟を決めました。
でも簡単じゃありません。
しばらくは保護シェルターに入所し、高校生としての生活を送っていくことになります。
不安を見せるセッビョルに、チョチーム長が言いました。
「家族は選べない。養父母が全員虐待するわけでもない。人生は自分で選ぶんだ。自分を大切にしろ。」
セッビョルが一つ思いだしたことがあると言いました。
サーカスマンに殺された少年と仲の良かった人がいると。
その人が言うには、いじめられっ子だったその少年は、サーカスマンという女性警官と仲良くなったと言っていたらしいのです。
そして、その女性警官の故郷で暮らすと言っていたようです。
虐めっ子のいない、家族のように暮らす村だと。
ソナン村だと、チョチーム長は思ったようです。
ウジュは迷った挙句、『CCマン』と言うIDの人物の事を、グォンジュに報告しました。
会う事になったのですが、一人では少々不安だったようです。
グォンジュは、シム刑事と共に、指定された場所に向かいました。
指定されたビルの駐車場で、ウジュはトランクから人間の髪がはみ出している車に気が付きました。
血痕のようなモノもあります。
思わず叫び声を挙げました。
シム刑事が駆け付け、トランクを開けようとしましたが、全く開きません。
その頃、グォンジュは、チョチーム長からの無線が入ったのに、イマイチ電波の状態が良く無くて、話が聞き取れないので、階上に上がろうとしていました。
そこで出会ったのが、トンバン・ミン
その声が、以前聞いたサーカスマンの声紋と一致すると、グォンジュは気づきました。
「動くな」
グォンジュは、トンバン・ミンに銃を向けました。
その時、チョチーム長からの無線が入りました。
“サーカスマンはトンバン・ミンだ!女の人格のホルモンで体が変化したんだ。特殊メイクも使った。解離性同一症がここまで厄介だとは!”
一瞬、トンバン・ミンから意識が離れたグォンジュ。
その瞬間、トンバン・ミンがグォンジュの銃を奪い、首を押さえつけたのです。ナイフを首筋に充てました。
殺されるのを覚悟したグォンジュの前で、トンバン・ミンの人格が変化しました。
その過程を、グォンジュは目の当たりにしたのです。